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続 横道世之介 の商品レビュー

4.3

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    21

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2022/08/21

続編が出るとは思わなかったので、嬉しく思いながら楽しんだ。 期待どおりの清々しさ。 世之介は経済的には危うい状態かもしれないけど、幸せという観点ではこれ以上ないくらい幸せな人だと思う。 世之介の「善良」さが彼に幸福感をもたらしているのだと感じる。とても羨ましい。

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2022/07/03

「ただ善良であることの奇跡」。 あの横道世之介の同一人物の違う世界線の物語。 コモロン、浜ちゃん、桜、亮介、隼人、、、。なんという群像劇。ほろり、ほろりとさせられる。 今は世之介とはほど遠い自分。でも、なれそうな気がしてきた。

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2022/06/25

2022.6.25 読了 途中から引き込まれるように一気に読みきりました。 時間軸の前後に初めは?となりましたが慣れてくると一気に読めます。 面白い一冊でした。

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2022/05/29

善良である奇跡、と物語の最後に語られているが、まさしく世之介を表す一言だと思う。 正直、パチンコとかしょーもないこともやっているし共感だけではないのだけれども、1点善良というパラメータだけが抜けていて、そのために関わった人や私たちの心にも残るのだろう。人間完璧ではないけど、誰しも...

善良である奇跡、と物語の最後に語られているが、まさしく世之介を表す一言だと思う。 正直、パチンコとかしょーもないこともやっているし共感だけではないのだけれども、1点善良というパラメータだけが抜けていて、そのために関わった人や私たちの心にも残るのだろう。人間完璧ではないけど、誰しもが多少持っている善良を信じたくなるお話だった。

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2022/05/05

あれ? 前作を読んだときの記憶で、横道世之介は惜しくも世を去ったはずだけど続編があるって自分の思い違いだったろうかと思ったけど、前作は大学時代の世之介のことで世を去るまでのその後があったということか。そして、読むなかで思い出した世之介の世の去り方。いかにも彼らしかった(それを忘れ...

あれ? 前作を読んだときの記憶で、横道世之介は惜しくも世を去ったはずだけど続編があるって自分の思い違いだったろうかと思ったけど、前作は大学時代の世之介のことで世を去るまでのその後があったということか。そして、読むなかで思い出した世之介の世の去り方。いかにも彼らしかった(それを忘れてたってどうなのって感じだけど)。 前作でも思った(だろう)けど、世之介のように思うままに人の喜びを一緒に喜び、人の悲しみに一緒に寄り添える人っていいなと思う。自分のそばに1人ほしいとかいうより、自分がそういう人になれたらなと思う。 世之介は自分が大成しそうな人物でないことも、努力家でないことも、ダメダメ人間なこともそれとなく自覚しているんだろうけど、そのことを受容できているから人の気持ちに寄り添うことができるんだろう。 世之介もいい人なんだけど、コモロンとか浜ちゃんとか桜子さんとか隼人さんとか、周りの人たちもいい人。やんちゃ時代に自分が要因となって不自由な状態にさせてしまった光司さんを頻繁に見舞う隼人さんについて世之介は、我慢してやっているのでなく、ただそうしたいからやっていたんだと思うんだけど(p.402あたり)、そういうことが人としての真っ当さをもった人たちの姿に、じんわりと温かな気持ちになれるんだと思う。 そういう人たちが世之介亡き後も生きて、それなりに頑張った末の人生を送っている挿話が入るのも心憎い。世之介のように何者でもない人物でいいやと思ってしまいそうなところを、いやいややっぱりどこかで頑張り、踏ん張りすべきだとも思わされる。

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2022/05/02

「横道世之介」を読んだ時の、じわじわくる「衝撃」は流石に無かったが、久しぶりに世之介に会えたという嬉しさはあった。 少し語りが多いかなとは思った。 世之介の善良さをなんとか伝えようとするところが、そんなものいらないのになー、もう十分知ってるのになーとよき読者は思うだろうな。

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2022/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続編の続編を切望。 世之介大好きです。近くにいて欲しい。 この物語は主人公も脇役もとてもいいのだ。 大人になったコモロン、ベトナムでクエンに出会い、ずっと足をさすってあげているところで涙腺が崩壊。 離れて暮らす娘と今度牛肉のフォーの美味しいお店あるから行こうなどと呑気に話した直後で、世界の厳しい現実とのギャップに顔を覆ってしまった。 隼人と光司の関係も怖すぎるけど、厳しすぎるけどあまりに誠実すぎて葬式では一緒に泣けてくる。 一方、クスクス笑いたくなる箇所も一作目より多くなっているほどで、終始心の中はあたたかい。 桜子に叱られる亮太を慰めるシーンは秀逸。映画のシーンならいい曲を流したいところ。244ページね。 スーパーが大好きな二人が浜ちゃんにもうゴールしてんじゃんと言われるあたりは、そうだな、勝ち組なんてなんぼのもんじゃい、幸せなんてこんな感じのことなんじゃないの?と思わせてくれる。 続編はカメラマンになった世之介だとばかり思っていた…こんなに厚い本なのにまだプー太郎のままだった。 だからこの次もよろしくお願いします。

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2022/03/18

ギックリ腰になった世之介を心配して父親が上京してくるエピソードが沁みる。 前作より世之介の人物造形がしっかり定まっていて、安定安心のヒューマンドラマ。ヒロインはお嬢様から一転して元ヤン。「木更津キャッツアイ」的な世界観。 久しぶりに吉田修一を読んだが、毒や苦味がずいぶん薄くな...

ギックリ腰になった世之介を心配して父親が上京してくるエピソードが沁みる。 前作より世之介の人物造形がしっかり定まっていて、安定安心のヒューマンドラマ。ヒロインはお嬢様から一転して元ヤン。「木更津キャッツアイ」的な世界観。 久しぶりに吉田修一を読んだが、毒や苦味がずいぶん薄くなった印象。これはこれで良い。さらなる続編が求められるのも分かる。

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2022/01/13

続編は気が向いたら読めば良いかぁ(*´∇`*)とのんびりしていたら、新聞で新連載が始まりあわてて図書館で続編を借りてきて読んだtonpeiである(^^;)大学を卒業して社会に出たら少しは変わるかもと思っていたけれど、世之介は相変わらずだな~(^^)ちゃらんぽらんなのに憎めない♪で...

続編は気が向いたら読めば良いかぁ(*´∇`*)とのんびりしていたら、新聞で新連載が始まりあわてて図書館で続編を借りてきて読んだtonpeiである(^^;)大学を卒業して社会に出たら少しは変わるかもと思っていたけれど、世之介は相変わらずだな~(^^)ちゃらんぽらんなのに憎めない♪でも身近にいたらどうなんだろう…(-""-;)

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2021/12/08

面白かった。前作読んだのはもう10年前だよ。なんとも憎めない奴だよなあ世之助。愛すべき奴だよ。前作も読み返そうと思ったけど図書館で借りて読んだので本棚になかった。

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