続 横道世之介 の商品レビュー
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横道世之介が本当にいい人すぎて泣ける。 多くの人は、自分と似た環境で生きている、自分似たような人と仲を深めるけど、横道世之介はその人としての温かさゆえ、普通は出会わないようなさまざまな人と深い仲になる。身分や肩書きで人を判断せず、誰の心の中にもすっと入り込んでいく。すごいなあ。 何か大きなことが起きてハラハラするようなストーリーではない。でも、読んだ後にすごく満たされた気持ちになるし、世之介のように生きたいと思える。 一つだけ、最後の隼人叔父さんの手紙が文才ありすぎて、キャラと違う?と違和感があった。旅に出てそのあたりも磨かれたということなのかな。
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なるほど、表紙は亮太と遊ぶ世之介だぁ~就職活動に失敗して、バーボンバーと海産物卸会社でのバイト生活。住まいは何もかも不問の池袋のアパート。友達はコモロン一人。開店と同時にパチンコ屋に足を運ぶが、眉のない海鮮居酒屋のバイトの女と出る台を争い敗れる。コモロンのベランダから覗き見た瘻付きの女性とは市民プールで再会し、3歳の亮太と仲良くなって恋仲に。パチンコ屋の吉原炎上とはムショ帰りの理容師がいる床屋で女が5分刈りにするのに付き合った。銀座の寿司屋に勤めても虐められているらしいので、時々誘って遊んでやる。証券会社を突然辞めたコモロンが費用を出して、アメリカに渡ったが、NYで別行動になって漸く帰国便に間に合ったが、海鮮卸は経理担当の嫌がらせで首になり、バーボンの立ち飲みバーは流行らず閉店。桜子の親と兄がやっている小岩の自動車修理工場の手伝いに収まるが、恋愛感情は冷める。吉原炎上は自分の店が評価され、新しいホテルに誘われ、亮太は東京オリンピックのマラソンに出場し11位。さらにパラリンピックにも伴走者として参加して、まもなく子も生まれる~続とは言っても随分時が流れている。もう新大久保で死んじゃっているのは変えられないから、その間の物語で、まだ隙間はあるか?わりと取り留めのない話で終始しているなぁ。時代を映してはいるが、東京オリンピックのマラソンが東京で開催されていることになっているが、延期になっちゃっていて、もし開催されてもマラソンは涼しい札幌だし。ハウステンボスの最初の繁盛時代だね、バブルの。コモロンはベトナムで成功?
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前回の内容を忘れてしまったので、両方読んだ。 続編だけど、関わる人物は全く変わっていた。 世之介の生活は劇的な何かが起こるわけではなくて、 私達と同じ様な日常。 でも物語になる。
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読みたかった横道世之介の続編。 ああ、どこまでいっても世之介は善良なヤツなのだ。 留年せずにそのまま行けば、最後のバブル就職に間に合ったのに、どこまでもタイミングの悪い世之介。 パチンコとバイトで食いつないでいるのだが、風に吹かれるまま気の向くままといった感じで、出会う人びと...
読みたかった横道世之介の続編。 ああ、どこまでいっても世之介は善良なヤツなのだ。 留年せずにそのまま行けば、最後のバブル就職に間に合ったのに、どこまでもタイミングの悪い世之介。 パチンコとバイトで食いつないでいるのだが、風に吹かれるまま気の向くままといった感じで、出会う人びととの縁にからめとられながら楽しそうに生きている。 どう見ても世間的には「負け組」なのだろうけれど、「勝ち組」より幸せに見える世之介。 バブル期を多少なりとも知っている世代には、懐かしい時代の色が浮かび上がる。 2020東京オリンピックにまつわる話が物語の一部をになっているのだが、この本は2019年に出版されたのだった…そこだけパラレルワールドの話のように感じられる。 2021.3.30
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前作を5年以上前に読んで それきりだったので 読み返してからこちらを読みました 読み始めた時 少し歳をとって 素朴さが無くなった世之介に なんとなく慣れずにいました でも読み進めていくと やはり世之介は世之介でした 25歳の世之介の一年の話 変わらず軽快な語り口調...
前作を5年以上前に読んで それきりだったので 読み返してからこちらを読みました 読み始めた時 少し歳をとって 素朴さが無くなった世之介に なんとなく慣れずにいました でも読み進めていくと やはり世之介は世之介でした 25歳の世之介の一年の話 変わらず軽快な語り口調で 読んでいて楽しいです そしてどこにでもいそうで なかなかいない世之介に 会いたくなったらまた読もうと思います
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前に人から借りて読んだこの話の主人公は、学生だったのかな。あの話で亡くなってたから、今回続編と言ったってどういう形で話を紡ぐんだろうかと思ったけど、なるほどそういうことかと。 読了感は、そうだ、前もこんな感じだったよなって思い出したあの感覚。 読んでてもそんなに善良なやつに思えな...
前に人から借りて読んだこの話の主人公は、学生だったのかな。あの話で亡くなってたから、今回続編と言ったってどういう形で話を紡ぐんだろうかと思ったけど、なるほどそういうことかと。 読了感は、そうだ、前もこんな感じだったよなって思い出したあの感覚。 読んでてもそんなに善良なやつに思えないんだけど、周りにはそう思わせるんだな。 バツイチの彼女の息子が、オリンピック(多分今年に延期になったこの東京だよな)のマラソンに出たり、ヤンキーだった彼女の兄貴が船乗りになってたり、でも彼女は、世之介が死んだとき、何を思ったんだろうか。 すげえ面白いっていうんじゃないんだけど、もしまた続編が出たら、また読みたくなるんだろうな。この感じを味わえるのは、この話しかないからな。
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前作と同じく過去と現在を交互に描きながら、世之介という男を鮮明に描いた作品。 読者はまるで登場人物の一部となったような感覚で、世之介と世之介が関わった人物を温かく見守るような気持ちになると思う。 作品だとはわかってはいるけど、世之介がまだ40ぐらいで亡くなったのがひどく悲しい。 隼人の最後の手紙の一節にあった 善良であることの奇跡 世之介のようには誰も生きられないが、昨日より今日は少し善良に生きようと思えた作品。 読んでよかった。
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『世界中を船で回っていると、本当にこの世界は色んな国があります。そして色んな問題があります。目を覆いたくなるようなこと。〜中略〜世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい思いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない。そう強く思うんです。』
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前作が大好き過ぎて読むのを後回しにしていたらパラレルワールドの話になってしまっていた! 早く読めば良かったなー 「そんなことあるわけないじゃん」って言って世之介の人生が変わってくれないかなぁと思いながら読んでました やっぱ世之介大好きだ これからまた前作を読み返すのだ
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無駄というのは失礼ならば、余裕と言う方が良いのか? とても良い意味での「どうでも良さ」に溢れていて、とても愛しい作品になっている。 これとこれかこうつながるのかという驚きとともに。
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