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続 横道世之介 の商品レビュー

4.3

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/05/25

最初はうーんっておもってたけど、だんだん面白くなってもう気づいたら読了。 みんなから善良と形容される世之介、いいな。 亮太に説明する強い人の定義いいな。本当にその通りだし。 隼人実は一番すきなキャラかも。 コモロンの状況がまんま自分でなんかドキドキした、いい意味で

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2024/05/23

世之介シリーズ2作目。 世之介の大学卒業後の1年の物語。 やっぱり、世之介いいよね。 みんな、思うよね。 「善良である」ってことの素晴らしさ。 そんで、この物語の醍醐味は、「偶然のつながり」だと思う。 人生の、偶然性…… 時に運命と呼ばれたり でも、そう言う、ちょっとした出...

世之介シリーズ2作目。 世之介の大学卒業後の1年の物語。 やっぱり、世之介いいよね。 みんな、思うよね。 「善良である」ってことの素晴らしさ。 そんで、この物語の醍醐味は、「偶然のつながり」だと思う。 人生の、偶然性…… 時に運命と呼ばれたり でも、そう言う、ちょっとした出会い、も、関わり合いを続けたことによって変化していく関係があったり。関わり合おうとしないと始まらない… 人を巻き込むことも、巻き込まれることも、それなりの勇気と覚悟が必要である。 引用 ただ、ダメな時期はダメなりに、それでも人生は続いていくし、もしかすると、ダメな時期だったからこそ、出会える人たちというのもいるのかもしれない。 桜子や亮太はもちろん、隼人さんに、親父さん、浜ちゃんだって、コモロンだって、もし世之介が順風満帆な人生を送っていたら、素通りしていったかもしれない。 とすれば、人生のダメな時期、万歳である。 人生のスランプ、万々歳なのである。 すごい肯定的思考… しんどい状況も、あっけらかんと、ケセラセラ。 前向きと言うより、何もかも、あるがまま、受け入れる、受け流す 飲み込む強さ 鈍感力 しなやかに、正直な世之介のように生きられるといいよなぁ ブクログさんの評価が高い、最終作「永遠の横道世之介」も楽しみです。

Posted byブクログ

2024/05/22

大学卒業後、就職も決まらず、ぷ〜太郎として生活している世之介。 シングルマザーに出会い、付き合い、一児の父のフリをしてみたり。 どん底でも生活は続く。今が底なら後は浮上するだけ。世之介は色んな人に支えられて、善良に生きていく。

Posted byブクログ

2024/05/05

前作も世之介のお母さんの手紙で終わって、今回は、隼人さんの手紙で終わっている。 「ただ善良であることの奇跡」「世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい思いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない」 っていい言葉だなぁ。 マラソン大会のレースから脱落したときに横...

前作も世之介のお母さんの手紙で終わって、今回は、隼人さんの手紙で終わっている。 「ただ善良であることの奇跡」「世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい思いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない」 っていい言葉だなぁ。 マラソン大会のレースから脱落したときに横を歩いてくれる奴。息が整うまで一緒に歩いてもらって、自分が整ったら、世之介を置いていく、と言った親友コモロンの例えは絶妙。そう、世之介は出会った人々の名伴走者。まさに善良の権化。あとはここから浮かび上がるだけ。と言った父も同じ香りがして最高。

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2024/04/27

世之介が知り合う人はみんな魅力的、ではなくてこだわりのない世之介が魅力を引き出すのかも? 前作の登場人物が出てくるのも嬉しい

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2024/04/23

10年ぐらい前に横道世之介を読んで、無茶苦茶おもしろくて共感した記憶があり、手に取りました。 前作がおもしろかった記憶はあるけど、内容を全く覚えていなくて、のっけからパチンコ三昧な世之介がいてこんな人だったかなぁと違和感。(私がパチンコ好きじゃない) でも世之介は世之介だった。...

10年ぐらい前に横道世之介を読んで、無茶苦茶おもしろくて共感した記憶があり、手に取りました。 前作がおもしろかった記憶はあるけど、内容を全く覚えていなくて、のっけからパチンコ三昧な世之介がいてこんな人だったかなぁと違和感。(私がパチンコ好きじゃない) でも世之介は世之介だった。 前作を読み返したいと思った。

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2024/04/20

大学を1年留年してバブルの売り手市場最後の1年から遅れて就職が決まらずバイトとパチンコに明け暮れている世之介…という始まり。 そんな世之介が出会った人達が2020年の東京オリンピック真っ只中にどんな人生を歩んでいるかが交互に描かれている。 コロナなんか存在していなかった時に東京オ...

大学を1年留年してバブルの売り手市場最後の1年から遅れて就職が決まらずバイトとパチンコに明け暮れている世之介…という始まり。 そんな世之介が出会った人達が2020年の東京オリンピック真っ只中にどんな人生を歩んでいるかが交互に描かれている。 コロナなんか存在していなかった時に東京オリンピックを想像しているところが今読むと逆にエモい。 善良であり続けることの意義。見習わなければと深く感銘した。

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2024/03/23

おもしろい。 こういう日常系の本で面白いの読めた時、とても満足度高い。 シリーズ最終巻も楽しみ 『永遠と〜」もまたしばらく積み本しとくんだろうな

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2024/02/24

「善良」が服を着て歩いているような男。そういうやつの周りはやっぱり、善良な人々ばかり。桜子とその家族。学生時代からの友達、コモロン。偶然知り合ってなんとなく友達の浜ちゃん。ムショ帰りらしい散髪屋のお兄さん、アメリカで善良がゆえに騙されて一文無しになっていたところを助けてくれた通り...

「善良」が服を着て歩いているような男。そういうやつの周りはやっぱり、善良な人々ばかり。桜子とその家族。学生時代からの友達、コモロン。偶然知り合ってなんとなく友達の浜ちゃん。ムショ帰りらしい散髪屋のお兄さん、アメリカで善良がゆえに騙されて一文無しになっていたところを助けてくれた通りすがりの日本人。 いいやつばかりで、本当に世の中はこんなひとばっかりなんじゃないかと、「勘違い」しそうになる。 世之介の亮太への接し方が、ものすごくナチュラルで、桜子との色っぽいシーンは出てこないから、あれ、いつの間にそんな仲になって、その子供のことそんなにかわいがることができるんだろう、って例えば深夜に桜子の仕事終わりに亮太を保育園に迎えに行っておぶって帰るシーンとかが、ちょっと不思議な感じがするけど、でも、世之介にとってみれば特別でもなんでもない。世之介の「人間」への接し方はいつだってどこだって誰にだってこんなふうなんだ。要するに、フラット。 桜子に叱られて泣きべその亮太に強い人と弱い人とは、と話しかける世之介はほんとうにかっこいい。貴虎みたいだ。 たとえば、『人間には役に立たなくてもいいから、誰かそばにいてほしい時がある』 そうそんなときに世之介はうってつけのいいやつなんだな。 前作より登場人物が多くてちょっと散漫な気がしないでもないけど、(例えば、浜ちゃんが27年後のオリンピックで亮太の応援に行くのに店の弟子?たちが桜子のことを「浜本さんの恩人」という。恩人というほどまでの付き合いが描かれていないところであったのだろうか、と少し気になっている)その分、世之介の輪郭はますますはっきりしてきて、小岩のバーに行けばふつうに座っていそうだし、スーパーで目をきらきらさせてあれこれ吟味している100人並みの容姿の(たぶん)世之介を見つけることができそうで。 早く、次を読まなくっちゃ。 P130 コモロン、が、コロモン、は誤植。文庫では直っているんだろうか?

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2024/02/23

主人公の24歳の一年間を描いたシリーズ第2作。第1作が19歳、最終の第3作が39歳の1年間。文庫版あり。 第1作〜第3作まで読み終わりました。「頼りないし、お調子物だし、聖人君子なんかじゃない。でも、そばにいるとほっと…」する主人公の「起承転結もなければ、気の利いた伏線も、その回...

主人公の24歳の一年間を描いたシリーズ第2作。第1作が19歳、最終の第3作が39歳の1年間。文庫版あり。 第1作〜第3作まで読み終わりました。「頼りないし、お調子物だし、聖人君子なんかじゃない。でも、そばにいるとほっと…」する主人公の「起承転結もなければ、気の利いた伏線も、その回収もなし」の物語です。でも、読み出したら止まらなくなる作品でした。

Posted byブクログ