あきない世傳 金と銀(六) の商品レビュー
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【ネタバレあり】 シリーズ6作目。 5巻のラストで智蔵が倒れたってところで終わったけど、まさかそのまま亡くなるとは思わなかった。一巻飛ばしてしまったかと思った。あまりにもあっさりすぎる退場に、もはや四代目も五代目も六代目も、幸が女店主として立つための踏み台としか思えず、物語に対する熱がちょっと冷めてしまった。作中の早すぎる時の流れと、淡々と江戸店に進出していく幸に、心がついて行けていない。 銀駒さんになんかあって智蔵の落とし胤がゆくゆくは五鈴屋の八代目に…なんて展開になったら嫌だなぁ…と思いつつ、今後もシリーズは追って行きたい。
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やっと念願の江戸 それも私の惹かれる浅草のそば。念入りな準備と知恵 なんだかうまく行きそうですが、きっとピンチもおとずれると思いました。 がんばれ 幸!
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冒頭から、あぁそうだった…!!!ショック! と思い出す悲しい幕開けだったけど、 ここから立ち上がり江戸に向かうまでの 道のりがしっかり描かれる第6巻。 今までに比べ地味と言えば地味だけど、 個人的にはすごくじーんとするいい回だった。 お竹どんのことを思うとそれだけで涙ぐめるし 甘...
冒頭から、あぁそうだった…!!!ショック! と思い出す悲しい幕開けだったけど、 ここから立ち上がり江戸に向かうまでの 道のりがしっかり描かれる第6巻。 今までに比べ地味と言えば地味だけど、 個人的にはすごくじーんとするいい回だった。 お竹どんのことを思うとそれだけで涙ぐめるし 甘えたの結もだいぶ成長してきて、 賢輔や他の奉公人たちもそれぞれ頑張って、 幸がみんなに助けられながら、大事にしながら、 買うての幸い、売っての幸せを実現していく。 その志をずっとそばで見ているような、 五鈴屋の一員であるような気持ちになって あたたかく読み終えられた1冊。
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今作も楽しく読めた。 多分、幸が一番心から寄り添った智蔵が亡くなり、幸が店を継ぐことができなくなる。 大阪では、女名前禁止という決まりがあるため。 そこで組合に掛け合い、3年だけ臨時で女名前で商うことを認めてもらい、その間に智蔵との目標であった、江戸進出の下準備をコツコツ進める...
今作も楽しく読めた。 多分、幸が一番心から寄り添った智蔵が亡くなり、幸が店を継ぐことができなくなる。 大阪では、女名前禁止という決まりがあるため。 そこで組合に掛け合い、3年だけ臨時で女名前で商うことを認めてもらい、その間に智蔵との目標であった、江戸進出の下準備をコツコツ進める。 頼るべき時には、頼る人が幸の周りにいて、更に相談すべき相手を間違えないところも、あたまがいいのだと感じる。 そして江戸に連れていくのは、なんと女衆のお竹。奥をさせておくには惜しい人材であることを見抜く幸も素晴らしいが、7代目について江戸に行くお竹も、その年代にしては、フットワーク軽くよくできる人だと思った。 忠臣蔵の仇討ちの日に開店する、事前に近くの神社の水場に屋号と鈴を染めた手ぬぐいを納める。それにより、世間の人の口に上るようになり、なんだろう、と興味を引き、そしていよいよ開店する! 店内でも、庶民にも買えないほどの価格でもなく、今までとは違う見せ方は、さぞかし江戸の女性の気持ちを釘付けにしたことだろう。 今だとディスプレイの先駆けだろう。 次作を早く読みたい! 買うてよし売ってよしの商い、そんな店、今はもう存在できないだろうけど。
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第六弾 一番理解のあった六代目店主の智蔵が病に倒れ亡くなる、「女名前禁止」の掟を克服し、夢である江戸への進出図を図り、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を
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高田郁さんの作品を読むのは、初。 名前は、かおるさんで、1959年生まれの方で、兵庫県宝塚市出身、とのことです。 したがって、この作品を書かれた時の年齢は、60歳位になります。 ●2020年8月29日、読了。 久々に時代小説を読んだ。 7月は、鬱状態で小説を読む気がしなかったの...
高田郁さんの作品を読むのは、初。 名前は、かおるさんで、1959年生まれの方で、兵庫県宝塚市出身、とのことです。 したがって、この作品を書かれた時の年齢は、60歳位になります。 ●2020年8月29日、読了。 久々に時代小説を読んだ。 7月は、鬱状態で小説を読む気がしなかったので、それを思うと、状態は良くなっているようだ。 ただ、依然として、精神安定剤の服用は続いているので、薬の効果ともいえるが。 で、今回読んだ作品は6巻(本流篇)だが、内容的に興味深いので、 1巻から読んでみようと思う。
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【読むべき本は、読むべき時にやってくる】 第4巻が、今まで以上に 「さあ、此処からが面白い! …が次号を待て!」感の溢れる幕切れ。 続きが読みたくて身悶えしていたら、友人の心遣いにより、続巻を手にすることが叶った。 気をつけないと、半日で1冊読み切ってしまう。敢えて”『金と銀』...
【読むべき本は、読むべき時にやってくる】 第4巻が、今まで以上に 「さあ、此処からが面白い! …が次号を待て!」感の溢れる幕切れ。 続きが読みたくて身悶えしていたら、友人の心遣いにより、続巻を手にすることが叶った。 気をつけないと、半日で1冊読み切ってしまう。敢えて”『金と銀』断ち”をした日もあったが、瞬く間に第8巻まで読み終えてしまった。 ▷8巻までの感想を『note』に書きました。 https://note.com/323_word_colour/n/n8d9a8b26a321?magazine_key=m49098f5eb3ca
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のっけから、「あぁ、そうだった」と大変凹みますが、右肩上がりにストーリーが展開していきます。幸の築き上げてきた、そしてまた江戸で新しく築いていく人と人の信頼と知恵。今回はじーんとするところが多かった。お竹どん。
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2020.5.25完了 ’笑って勝ちに行きましょう’ 私もお気に入りの言葉に加えたいと思います。
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いよいよ江戸に進出。 開店当日の様子には、読んでいて思わず涙がこぼれてしまった。 粋だね、幸さん。
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