あきない世傳 金と銀(六) の商品レビュー
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亭主の智蔵が亡くなった 幸が背負うものは大きく、悲しむ暇もない 6代目徳兵衛の智蔵は、幸のことを心底愛していて、 女名前禁止の大阪では自分が死んだ後商売ができない それを気にかけて、女でも店主になれる江戸を目指していた そんな矢先だった 時間をかけて、江戸支店を準備していよいよ開店 開店してからのお客の反応、凄く感動した 涙が出てきた 幸にとっては子供と同じなんでしょうね 胸熱です!
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昔の人は達者でんな。大阪から東京まで歩いていくやなんて考えられまへんわ。途中で間接やられてもうて歩かれへんようになったり、病気や怪我、強盗なんかの災難におうてしまうような気がしますわ。着いても何日か寝込んでしまいまっせ。ほんまお竹どん元気でんな。しかし、憧木にかけられた反物は綺麗...
昔の人は達者でんな。大阪から東京まで歩いていくやなんて考えられまへんわ。途中で間接やられてもうて歩かれへんようになったり、病気や怪我、強盗なんかの災難におうてしまうような気がしますわ。着いても何日か寝込んでしまいまっせ。ほんまお竹どん元気でんな。しかし、憧木にかけられた反物は綺麗おましたなぁ。思わず息が止まりましたわ。見えてもしませんのに、脳裏に浮かんできましたで、その鮮やかさ艶やかさが、匂いまで感じられましたわ。
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五鈴屋、ついに江戸へ。の巻。 江戸に立つ前、浜羽二重の仁左衛門から、長浜のために縮緬を作りたい、との申し出を潔く了承した幸の懐の深さに唸った。自分たちだけ、目先の利益に囚われることなく、最善を考え選ぶことができる幸、すごすぎる。 主従心をひとつにして江戸店を作り上げていくさま...
五鈴屋、ついに江戸へ。の巻。 江戸に立つ前、浜羽二重の仁左衛門から、長浜のために縮緬を作りたい、との申し出を潔く了承した幸の懐の深さに唸った。自分たちだけ、目先の利益に囚われることなく、最善を考え選ぶことができる幸、すごすぎる。 主従心をひとつにして江戸店を作り上げていくさまは、読んでいてますます引き込まれた。 どんなにみすぼらしいみなりをしていても、見下すこともなく、丁寧に対応するさまも、心打たれた。
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急がず焦らず、やるべきことを着々とやる。幸のそんなところがカッコよくて羨ましくもある。そして、奉公人たちもいい人だ〜。タイムスリップして、幸たちが生きていた時代を見てみたいなー。今では当たり前に存在している物も、誰かがひらめいて工夫して出来上がっていったんだよなー。昔の人達、あり...
急がず焦らず、やるべきことを着々とやる。幸のそんなところがカッコよくて羨ましくもある。そして、奉公人たちもいい人だ〜。タイムスリップして、幸たちが生きていた時代を見てみたいなー。今では当たり前に存在している物も、誰かがひらめいて工夫して出来上がっていったんだよなー。昔の人達、ありがとうございます^_^
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前巻のラストを受けて、ある人の安否を心から案じつつページをめくったら… 冒頭から、まさかの展開。 幕間ならぬ巻間で、そのシーンは終わっていました。 感じたのは、この小説は徹頭徹尾、主人公の幸の物語なんだなということ。 たとえそれが肉親や最愛の連れ合いの最期であろうとも、幸がど...
前巻のラストを受けて、ある人の安否を心から案じつつページをめくったら… 冒頭から、まさかの展開。 幕間ならぬ巻間で、そのシーンは終わっていました。 感じたのは、この小説は徹頭徹尾、主人公の幸の物語なんだなということ。 たとえそれが肉親や最愛の連れ合いの最期であろうとも、幸がどう受け止めどう消化しどう乗り越えて、そしてどう前に進んでいくのかがこの小説の肝なんですよね。 いくらでもお涙頂戴シーンとして引っ張れそうなところを、ある種すごく潔いなと思います。 やがて、幸は一歩前に進みだします。 一時は智蔵のことを悼む暇もないほど跡取り問題に悩まされたものの、「江戸では女名前禁止ではない」という智蔵の生前の言葉どおり、江戸に移り住んで女店主になる決意をして。 江戸店開店に向けて、皆であれやこれやと知恵を出し合う展開はすごくワクワクできました。 まるで祭りの準備みたいに、早くその日が来てほしいような、でもまだまだ皆で準備するのを楽しんでいたいような、そんな雰囲気が伝わってきてこちらまで高まります。 次巻、幸が江戸でどのような「売っての幸い、買っての幸せ」を見せてくれるのか楽しみだー!
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大坂・天満の呉服商「五鈴屋」智蔵の妻となり、二人で江戸へ進出しようとしていた矢先…智蔵が急死! 女名前禁止の大坂で、主のない商家では発展することができない…ついに幸が大きな決断をする! ううっ!智蔵さん~! もう、読みながら泣いた~ そしてついに江戸へ!? そんなこんなでやっ...
大坂・天満の呉服商「五鈴屋」智蔵の妻となり、二人で江戸へ進出しようとしていた矢先…智蔵が急死! 女名前禁止の大坂で、主のない商家では発展することができない…ついに幸が大きな決断をする! ううっ!智蔵さん~! もう、読みながら泣いた~ そしてついに江戸へ!? そんなこんなでやっとこさ江戸のお店をオープンした章は、またしても私は電車の中で、涙・涙で鼻をぐずぐずさせながら読んでしまった。 も~いつも私を泣かせるわ~このシリーズ 7巻~早く読みたい!
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とってもお似合いのお二人のお別れ。忙しなく過ぎる毎日の中で、やっと悲しみ涙が出た時にはグッときました。江戸に行ってこれからどうなっていくのか、すごく楽しみです!!
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智蔵の急死。大坂では女性が店主になれない決まりを3年の限定でOKしてもらう。江戸でいい買い物があって店購入。幸もそちらに移る。着物を立てかける支えを考案作る。宣伝は名前入りの手ぬぐいをお寺にに奉納する。14日にオープンを迎える。 オープンの様子の押しが一歩あがって文章のうまいこと。
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幸の仕事はCSR調達、エシカル消費、サステナブル経営に基づいている様に思う。けど、安く提供するのは良いことだけど、その日暮らしの人達に頑張れば買える絹織を提供するというのは、欲を喚起して、マーケットを開拓する経済活動の様に思え、ちと酷薄な資本主義にも感じる。
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