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あきない世傳 金と銀(六) の商品レビュー

4.2

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2019/11/03

20191103 グローバル化に失敗した今だから読んでいて感動する。話だけど一人の人間の成長物語として読んでいる。商いとはというテーマがあるのだが何故か今と重ねて読んでしまう。

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2019/11/02
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どこまでも逆境・・・、なんだけど、前に進み続けるエネルギーがすごい。 信頼する仲間と、江戸での「新たな挑戦」が始まる。

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2019/10/30
  • ネタバレ

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あまりに呆気ない、智蔵との別れ。 病気らしい、これはただでは済まない…とは覚悟していたものの、その時の描写さえも少なく… 父、兄、夫、そして実母、義母の富久と、次々と身近な人の死を経て、さらに身ごもった我が子を失い、初めて愛情を持って連れ添った伴侶を失い… 多くの思いがけないご縁を引き寄せ、つかみ取ってきた幸だけれど、失ってきたものもあまりに多くて、ここまでくるとこの先どんなに五鈴屋が成功したとしても、ひとりの人として、本当の幸せはあるのかと思うほど。 けれどその全ての喪失感を抱えてなお「笑って勝ちに行く」幸の気概!ただただ、拳を握りしめて応援するしかない。 また、今作からお竹さんの活躍がめざましい。しっかり者の女中から、幸の右腕に大躍進。着物の着こなし、帯の合わせ方など、女中時代にはちらりとしか見せなかった才能を、大きく広げて見せてくれた。 うーん、この物語は、幸が様々な男中心のしきたりをはねのけて商売人として戦う物語、女が『女の仕事』『女の幸せ』にとどまらない才能を発揮していく物語だったんだ。 五鈴屋の成功がなければ物語にならないけれど、やっぱり幸にも、あきない以外に、もっと幸せをお願いします…

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2019/10/28

いきなり六代目が…( 。゚Д゚。)と重く始まるけれど、頑張る幸p(^-^)qそして遂に江戸へ(^o^)最後の五鈴屋オープンはお店が素敵過ぎて、わくわくしたo(*゚∀゚*)o

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2019/10/18

今回も最高だった!もう間違いなく高田郁さんの最高傑作!まぁ今後もっともっと面白い本が出る可能性大だけど。 ついに店主として江戸に支店を出す幸。 才能を見出されて女子衆から小頭という役職を拝命し、水を得た魚のようなお竹どんもステキ。 登場人物一人一人が魅力的で、幸の商売人としての類...

今回も最高だった!もう間違いなく高田郁さんの最高傑作!まぁ今後もっともっと面白い本が出る可能性大だけど。 ついに店主として江戸に支店を出す幸。 才能を見出されて女子衆から小頭という役職を拝命し、水を得た魚のようなお竹どんもステキ。 登場人物一人一人が魅力的で、幸の商売人としての類稀なセンス、アイデア、そして一心に努力する姿勢に魅了されてばかり。 早く七巻が読みたいけどね、しばらくのおやすみ。 あー待ち遠しい!

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2019/10/12

 苦労に苦労を重ねた幸が、一人でゆっくりと歩き始めた転機。  今までもどかしい思いで読んでいたところが、それをばねにしてより一層輝いている。  この物語も終わりの方向に進んでいるのだなぁと感じ、さみしくもなるけれど、作者さんの用意したラストまで読みたい。

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2019/10/02

幸の旦那や子供云々には余り興味がなく、店をどう繁盛させて行くかを楽しみにしてるので、今回は良かった。

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2019/09/24

内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の互服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何...

内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の互服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!

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2019/09/19
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病で家族を失った幸は大坂天満の呉服商の奉公人として働くようになり、やがて店主の女房として店を支えていくようになった。 しかし江戸進出へ準備を進める中、運命に翻弄されるかのようにまたしても幸は夫を失う。 大坂では「女名前禁止」の掟があり、幸たちは後継問題の対処に思案する。 はたして幸たちは江戸へ店を出すことができるのか―。 一年ぶりの新刊だったので、前巻の衝撃のラストについてすっかり忘れてました…。 このシリーズのジェットコースター展開には慣れてましたが、いやいや、トラブル起こりすぎですって、この店。 次から次へと難題が降りかかってきて、もし自分が主人公だったら精神が振り切れそうになると思います。 まあ、問題が起こらないと話が進まないのですが…。 幸は、夫を失っても悲しみに浸ることもできず、目の前のやるべきことを淡々とこなしていきます。 逆に言うと、あまりのショックに感情が麻痺して茫然自失状態なのかもしれません。 前巻の感想で、幸のことを「ビジネスサイボーグみたいで共感できない」って書いちゃったけど、幸は目の前のことを片付けることで精一杯で、感情を露わにする余裕も時間も無いのかも。 そう思うと、幸が不憫でたまらないですね…。 商売という男社会で生き抜いていくにはあまりにも過酷すぎます。 今も昔も、女性の運命は結婚という変数によって大きく左右されるんですねー。 なんか切ないですが、そんなことにもめげず前進していく幸の姿は頼もしいやら清々しいやら。 今巻では、商売上の工夫(マーケ戦略)のエピソードが少なかったので商売の醍醐味は感じられず少し残念。 商慣習も人の気質も異なる江戸で、幸がどのように「買うての幸い、売っての幸せ」の信条を実現させていくのか、次はどんな試練が待ち受けているのか、一筋縄ではいかない展開に期待大です。 次巻も楽しみ~。

Posted byブクログ

2019/09/16

ついに江戸店をオープンさせた五鈴屋の幸。 しっかりと支えてくれる小頭役の竹の存在が頼もしい。 続編が楽しみ。

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