あきない世傳 金と銀(六) の商品レビュー
2024.02.07 ★3.8 ↓↓↓内容↓↓↓ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、 江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。 その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。 女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。 「女名前...
2024.02.07 ★3.8 ↓↓↓内容↓↓↓ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、 江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。 その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。 女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。 「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。 果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、 との願いは叶えられるのか。新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!
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ようやく江戸進出 それまでの苦労が報われましたね。これからもさらなる苦労が待ち受けているのでしょうが。 江戸店開店最初の若い母親とのやり取りは五鈴屋の方向性を示すいいくだりでした
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いやあ やっと幸せな感じで話しが終わりました。 着物の色 帯の柄 結び方 目に浮かぶようです。 うちの近くに この江戸店みたいなお店があったら 入って隅々までみたいもんですね。 まあ 素敵! を連発しながら見ることになりそうです。 手拭いを神社やお寺に寄贈する話し その手拭いも ...
いやあ やっと幸せな感じで話しが終わりました。 着物の色 帯の柄 結び方 目に浮かぶようです。 うちの近くに この江戸店みたいなお店があったら 入って隅々までみたいもんですね。 まあ 素敵! を連発しながら見ることになりそうです。 手拭いを神社やお寺に寄贈する話し その手拭いも 私好きです。 やっと幸が 気のおける仲間と 伸び伸びとご商売が始められて ほんとよかったです。 次号が楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思いっきりネタバレあります。 ーー 5巻おわり、、えぇ〜?!と呼吸が止まる思いで、慌てて6巻 本流篇へ。 静かな幕開け、、ちょっと待って!!え、嘘、ヤダ、マジで?! …智蔵ぉおお、あまりにも早すぎるよ。やっと幸が恋慕う気持ちに触れることができたのに。 智蔵の急逝になにもかも追いつかない…読み手の気持ちも立ち止まったまま。 大坂では女が店や家を継ぐことは禁止されていて、、どうやって富久との約束を守るのか… 天満組呉服仲間になんとか女名前での引き継ぎの了承を得たけれど、、わずか二年。 なんと! この二年の間に、幸は江戸への出店をやってのける!! 焦らず身の丈に合った場で。白雲屋さんも伊勢の出。きっとこの出会いも今後を期待させる。 いっしょに江戸へ向かった人選がお竹どんなのにも首肯する。この時代、今以上に女が前に出るのを良しと思わぬ輩が多かっただろうに、この歳になってのお竹どんの活躍を我が事のように喜んでしまう。 今回の名披露目は地味ぃに思われたが、やはり五つの鈴は可愛い! この謎こそ江戸っ子を囃し立てるのにもってこい! 5つの鈴アイテム、私もほしいよ〜。 『あきない世伝』の巻末は不穏な空気が流れていることがおおかったけれど、今回は帆を張って追い風のなか出航する姿を連想させた。 子どもにはハレの着物を着せたい! いつの時代にも変わらない親の思いに涙する、、 良い店だなぁ〜、これからの繁栄を予感させる。
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久々に、読みたくて読みたくて時間がなくてもあとちょっとだけ、とめくる手が止められないお話に出会えた。 まさかの悲劇、それでも前に進まねばならない五鈴屋、そして幸。江戸進出はどうなるのか、奉公人と一緒にドキドキが止まらない。 そして、商いについても学べて面白い。 笑って勝ちに行こう...
久々に、読みたくて読みたくて時間がなくてもあとちょっとだけ、とめくる手が止められないお話に出会えた。 まさかの悲劇、それでも前に進まねばならない五鈴屋、そして幸。江戸進出はどうなるのか、奉公人と一緒にドキドキが止まらない。 そして、商いについても学べて面白い。 笑って勝ちに行こう、と思える本。
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不当な買収に遭いそうになった老舗企業の買収を滞りなく済ませ、五鈴屋は大きな転機を迎える。知恵を出し工夫を凝らした素材や販売方法も、ライバル店に真似されたりして、相変わらず七転八倒な経営。だが、真っ当な商売にはやはりお客と神様が微笑む。順調に、江戸進出が見えた矢先の大きな不幸、大切...
不当な買収に遭いそうになった老舗企業の買収を滞りなく済ませ、五鈴屋は大きな転機を迎える。知恵を出し工夫を凝らした素材や販売方法も、ライバル店に真似されたりして、相変わらず七転八倒な経営。だが、真っ当な商売にはやはりお客と神様が微笑む。順調に、江戸進出が見えた矢先の大きな不幸、大切なものを次々と失うが、希望を捨てず、ついに江戸進出を果たす。支えてくれたのは、仕入れ先や元丁稚ら。関わる人々の人生に大きな影響を与えながら、幸の挑戦は続く。この先も楽しみ。
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いよいよ江戸へ進出する幸と五鈴屋 なにが良いって大坂から自分の右腕として連れて行く人の人選がいいよね そりゃそうよ!幸の右腕になれるのはこの人しかおりません! そして「買うての幸い、売っての幸せ」を頑なに貫くことできっと江戸でもお客の信頼を得て行くんだろうなぁ 今の世の中で...
いよいよ江戸へ進出する幸と五鈴屋 なにが良いって大坂から自分の右腕として連れて行く人の人選がいいよね そりゃそうよ!幸の右腕になれるのはこの人しかおりません! そして「買うての幸い、売っての幸せ」を頑なに貫くことできっと江戸でもお客の信頼を得て行くんだろうなぁ 今の世の中でも似たようなスローカーブを掲げる企業は多いけど、本当に心からそう思って実践している企業はいったいどれほどあるんだろう?って思ったりしました もちろん、創業者や社長はそう思っていたとしても、それを社員一人ひとりまで徹底させることてとてつもなく難しいことだと思いますが、五鈴屋の面々を見ているとそれってゴールじゃなくてスタートなんよってことがよく分かります 商売をするものが当たり前に備えていることなんやなぁと お騒がせ企業の経営者たちよ 幸と五鈴屋に学びなさい!
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智蔵の死を嘆く暇もなく、七代目を襲名した幸は調査、分析をもとに熟慮を重ねて計画を練り遂に江戸進出を果たす。「討ち入りの日」を開店日と定めてからも入念な仕掛けを施して、集まった客を唸らせる。とりわけ貧窮の母娘に憐れみをかけることなく一人前の客とみて口上を述べるくだりは商売人の気概を...
智蔵の死を嘆く暇もなく、七代目を襲名した幸は調査、分析をもとに熟慮を重ねて計画を練り遂に江戸進出を果たす。「討ち入りの日」を開店日と定めてからも入念な仕掛けを施して、集まった客を唸らせる。とりわけ貧窮の母娘に憐れみをかけることなく一人前の客とみて口上を述べるくだりは商売人の気概を見せるとともに顧客を大切にする精神に溢れて感動する。 居抜きで買った店が木綿太物を扱っていたことから妹の結衣の出番がこれから増えそうだが、何十年も飯炊きをしていた五十過ぎの下女を江戸店の「小頭」に据える抜擢人事に現代の読者は大いに驚くべきである。
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幸の大胆ながら慎重な振る舞いは参考になります。お竹の登用も巧みです。江戸の情景は美しく描かれ、相変わらず季節のうつろいも肌に感じさせます。意思があるところに人は導かれ、神の采配を受けているが如く五十鈴の七代目は逞しく成長し、人々に幸福をもたらしています。幸の美しさが目に浮かんでき...
幸の大胆ながら慎重な振る舞いは参考になります。お竹の登用も巧みです。江戸の情景は美しく描かれ、相変わらず季節のうつろいも肌に感じさせます。意思があるところに人は導かれ、神の采配を受けているが如く五十鈴の七代目は逞しく成長し、人々に幸福をもたらしています。幸の美しさが目に浮かんできます。大好き度❤️❤️❤️
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幼かった賢吉が成長しお竹に活躍の場が設けられ、喜ばしく嬉しく感じました。幸や周りの人の誠実な人柄に心温まります。そして幸のアイデアや機転が素晴らしい。
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