天才を殺す凡人 の商品レビュー
ワンキャリア北野唯我氏の書籍。前作「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」同様、独創的なストーリー仕立てで才能の正体を解き明かす。「凡人が、天才を殺すことがある理由。」を書籍化したもの。 人間の抱えるほとんどの悩みは、自分のコントロールできないこと...
ワンキャリア北野唯我氏の書籍。前作「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」同様、独創的なストーリー仕立てで才能の正体を解き明かす。「凡人が、天才を殺すことがある理由。」を書籍化したもの。 人間の抱えるほとんどの悩みは、自分のコントロールできないことを無理やりコントロールしようとすることからうまれる。自分の才能もコントロールできないため、才能への憧れは悩みの種となる。 人の才能には3種類あるとしている。1.独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人(独創性:天才)、2.論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人(再現性:秀才)、3.感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人(共感性:凡人)。 才能といいながら、イノベーションのジレンマを主テーマに取り上げ、アート・サイエンス・クラフトなど、経営に詳しい著者ならではの作品に仕上がっている。 ー以下、メモー 前作同様、ストーリー調でさらっと読める。犬っころが主人公?に様々ご教授していく事で、まるで読者に言い聞かせているかのような錯覚を起こさせる。 自分は秀才を志向しているので、やや否定的に述べられているように感じるところあり。天才はどこにでもいる、生かすも殺すも周囲次第。 イノベーションはビジネスとして成功しそうかどうかの説明が難しいと言われる。一概に大企業がこれを受け入れられないかというと、そうとも言えない。イノベーション創出に向けた機運は高まっている。
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