坂の途中の家 の商品レビュー
子育てしている身としては、深く共感する部分が多すぎて本当に辛かった。 ただ、視点が変わっても同じような話が繰り返されている気がして、読み進めるのには時間がかかってしまった。
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幼い娘を殺してしまった母親。その裁判の補充裁判員になった主人公が、証言を聞くうち被告と自分を重ね精神的にダメージを受けていく。 母親になって子供を育てた経験のある人のほとんどが自分のことを描いているのか?と錯覚してしまうくらい同調してしまうだろう。忘れていた自分自身の子育てや家族...
幼い娘を殺してしまった母親。その裁判の補充裁判員になった主人公が、証言を聞くうち被告と自分を重ね精神的にダメージを受けていく。 母親になって子供を育てた経験のある人のほとんどが自分のことを描いているのか?と錯覚してしまうくらい同調してしまうだろう。忘れていた自分自身の子育てや家族関係の記憶が蘇ってきた。読んでいて胸が苦しくなり、自分自身もダメージを受ける作品だった。
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2か月の赤ちゃんを抱っこしながら読んでた。 “今のところ”赤ちゃんの声にノイローゼになったりもしないし、おっぱいの悩みもないし、産後うつも一瞬で終わって周りのサポートのおかげだなとしみじみ。 でもこれからイヤイヤ期になったりしたら、里沙子のようになってしまうかもと怖くはなった。 ...
2か月の赤ちゃんを抱っこしながら読んでた。 “今のところ”赤ちゃんの声にノイローゼになったりもしないし、おっぱいの悩みもないし、産後うつも一瞬で終わって周りのサポートのおかげだなとしみじみ。 でもこれからイヤイヤ期になったりしたら、里沙子のようになってしまうかもと怖くはなった。 でも、わたしは旦那の発言に我慢してニコッとか絶対にできないし里沙子が自分自身で息苦しくしてるだけな感じがして感情移入はできなかった。 500ページのほとんどが同じようなことを繰り返し言ってるので途中で飽きてきてしまった。 被告人の本当の心情は分からない(そこが話の核心ではないけど)からちょっとモヤモヤもするかな。
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隙間時間に少しずつ読んだので3ヶ月位かかったけれど、自分が子育てしている時に読んでいたら苦しかったと思った。一生懸命になればなるほど子育ては苦しい。手を抜いて、適当に、ゆるくやればいい。それを周りが許す社会になればいい。
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共感できる部分が多過ぎました。発された言葉に違和感を持つ…でも反論出来ない。これは私にとってよくある事でした。 引っかかる私の心が狭いのではないか?聞き流すべきではないか…と考え言葉を飲み込む…むしろ反論の言葉が出てくる程、上手く受け止められてないんです。よくよく考えると色んな感...
共感できる部分が多過ぎました。発された言葉に違和感を持つ…でも反論出来ない。これは私にとってよくある事でした。 引っかかる私の心が狭いのではないか?聞き流すべきではないか…と考え言葉を飲み込む…むしろ反論の言葉が出てくる程、上手く受け止められてないんです。よくよく考えると色んな感情が湧き上がってくる…言葉にできる。傷ついたんだと理解出来る。 善意に隠された悪意。解説にあったその言葉がとても胸にしみました。 そして母親と息子の関係がまた絶妙に描かれていて、リアルでした。ほんとに。 初めての角田光代さんの本でしたが、とても身に染みました。また別の本も読んでみたいと思います。
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私は主人公に自分を重ねるように読みました。 主人公の夫の発言、言動か自分の夫と被るようなところもありハッとしました。次第に追い詰められていく気持ちがわかりました。 被告の心理は分かるようなところもあれば理解できない部分もありました。
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序盤から中盤、場面転換や、誰の発言なのか、が、あえて分かりづらくしてあるのかな、と思った。 そのため、読んでいるこちら側も整理が出来ず、 主人公が被告の姿と自分の姿を重ね合わせていってしまう心理状態のような、マーブル模様のように混ざっていってしまうような、不安感を感じた。 読書感...
序盤から中盤、場面転換や、誰の発言なのか、が、あえて分かりづらくしてあるのかな、と思った。 そのため、読んでいるこちら側も整理が出来ず、 主人公が被告の姿と自分の姿を重ね合わせていってしまう心理状態のような、マーブル模様のように混ざっていってしまうような、不安感を感じた。 読書感も、前半は1ページが沼のように重たい、後半は少しずつ沼にハマるようにどんどんと進んでいく感覚。 妊娠中に読むんじゃなかったと後悔しつつ、 産後また読んでみたい、むしろ読まなければと思ってしまう。 実家、友人、恋人、結婚、義実家、妊娠、そして育児。誰もがリンクする部分があると思う。
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ドラマ盤 → 原作の順で読みました。 どうも私には主人公(里沙子)の気持ちも、被告人(瑞穂)の気持ちも分からないし、モヤモヤを通り越し、イライラする。 なんで相手の態度や言動一つで、自分の考え方や価値観がブレるのか? ・全部相手に分かって貰おうなんて無理。 ・親子だって価値観や...
ドラマ盤 → 原作の順で読みました。 どうも私には主人公(里沙子)の気持ちも、被告人(瑞穂)の気持ちも分からないし、モヤモヤを通り越し、イライラする。 なんで相手の態度や言動一つで、自分の考え方や価値観がブレるのか? ・全部相手に分かって貰おうなんて無理。 ・親子だって価値観や考え方は違う。 ・どの考え方が正しいなんてない。 (人の数だけ考え方・価値観は違うと思っている) しっかり自分の価値観を大事にして、 『あなたはそうだけど、私はこう思う』と伝えないと、相手もモラハラになるし、自分自身もずっと不幸のままになる。
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私は結婚したばかりでまだ子どもはいないけど、きっと小さな子どもがいる母親って一度はこう言う気持ちを抱くことがあるんじゃないかなと思い、感情移入して読んだ。 そしてこの作品を読んでわたしはモラハラをする人、される人の心理を垣間見たような気がする。 モラハラって手を出したり怒鳴ったり...
私は結婚したばかりでまだ子どもはいないけど、きっと小さな子どもがいる母親って一度はこう言う気持ちを抱くことがあるんじゃないかなと思い、感情移入して読んだ。 そしてこの作品を読んでわたしはモラハラをする人、される人の心理を垣間見たような気がする。 モラハラって手を出したり怒鳴ったりすることもそうだけど、無意識のうちに相手に圧力を与えて相手を洗脳する人も含まれるんだなと思った。 この本を読んで自分が体験したことのない感情を知ることができてよかった。
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主人公に共感してしまい読み進めるごとにつらさが増す。周囲の人間もいるよねこういう人、という。描写がうまい分つらい。
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