さよならの夜食カフェ の商品レビュー

古内一絵(著者)

2021/01/23

このシリーズが大好きで、自分の中でおしまいにしたくなくてゆっくり読んでたんだけど、読み終わってしまった。シャールさんやみんなの人生は続いてく終わり方に、読み手を見捨てない温かさを感じてほっとした。何度でもこのシリーズを読み返したい

2021/01/17

終わってしまった。大好きな魔法使いのような物語。こんな店があったらいいのに。文章もするすると読めて無駄がない。素晴らしいです。

2021/01/17

「マカン・マラン」シリーズ4作目。ついに迎えた最終巻。

生きづらさを抱え訪れる人に安らぎと小さな希望の光を灯してくれる夜食カフェ「マカン・マラン」
シャールさんの言葉はいつも優しく心に沁みる。
「マカン・マラン」の常連さんにお針子さん。
滋味溢れる美味しいご飯。疲れた羽根を休め寛げる空間。好きなことに没頭できる幸せ。
性別も世代も違う人たちとの御縁や優しさ。
そういった１つ１つが疲れた心を包み込み、癒しとなり新たな活力へと変えていってくれる。

ずっと手元に置いて何度も読み返したいシリーズ。

『なにかを得るたびに、なにかを失いながら、明確な答えのない毎日を懸命に生きている我々は、それだけで勇敢だ』

2021/01/17

これは4部作の最終章。読む順番間違えちゃったけど、差し支えはないくらい面白かったです。私も、どこの駅のどこの小道の奥にあるかわからない、シャールさんの作る夜食を食べながら、話を聞いてもらいたい、シャールさんと友だちになりたいと思わずにはいられない、魅力的なお店のお話でした。このシリーズ全部読みたい。

2021/01/02

あとがきで、もともと４部作であることを知りました。
終わってしまったのが、残念。

奇跡を起こすのは自分。
自分を大事にできる人が奇跡を起こせる。
そのきっかけをくれる場所が、ここ。

今年は、身体に良い物を食べようかな。

2020/12/18

ちょうど年の暮れに読み終えたので第4話なんか特に時期もピッタリ！毎回毎回、「あ〜あ、また分かりやすくこの台詞で泣かせに来てるよ…」って分かってても号泣させられてしまうんだよな、悔しい。

シャールさん！また会いたいです。いつかどこかでまた、ぜひ。

2020/12/02

昼はダンスファッション専門店、夜は夜食カフェ。中庭にはハナミズキの木。小さなキジトラ猫の「にあ」に誘われ路地の奥へ。マカン・マラン！　古内一絵　著「さよならの夜食カフェ」、シリーズ№４、これで完結、2018.11発行。おかまのシャールが主人公で、悩める者をリラックスさせてゆく物語。男性の女装に関しては最後まで抵抗がありましたが、性同一性障害に対する理解も少しは生じました。なにより、苦労に苦労を重ねた人間の言葉は、温かさと同時に迫力があり、心に響きますね。著者の古内一絵さん、お疲れさまでした。有難う！

2020/11/30

とうとうマカン・マランおしまいかぁとオセンチになりながらいつも以上に丁寧に読み進めたけれどどの章もぐっと胸にくる。人それぞれ抱えている悩みがあって葛藤も逃げもみんなそれが人生。苦しくてどうしようもないときにシャールさんに出会った登場人物たちはみんなみんな愛おしかった。もう会えないなんて寂しすぎる。読み終えるのがこんなにも悲しかった本はほんと久しぶり。シャールさんが元気でラストを迎えられたことに希望を感じたのは私だけなのかな。

2020/11/28

ドラァグクィーンのシャールさんのお店。ほかの方も書いてみえたけど、私も物語が終わってしまうのが勿体なくて、なかなか手が出せないでいた。
おしまいとか書いてあるから、とうとうシャールさんの病状の悪化？！とか勝手に想像していたけど、静かな、ほのぼのとしたエンドで安心した。それぞれ悩むところがあったり、めざすものが見えたり。こういう話の展開、いいな。シャールさんのお料理はやっぱりどれもおいしそう。

2020/11/20

おしまい　表紙の左上に小さく印字されたサブタイトル一時、翼を休める止まり木は終わりを告げた。
しかし、多くの人の心には光と滋養が残ったと思う。
どう生きるか、この課題は永遠だ。
このシリーズを紹介してくれた『あくら』さんに感謝