さよならの夜食カフェ の商品レビュー
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号泣・・・ではなかったけれど、じわっと目の奥が熱くなる最後。この終わりで良かった。全てが良くなった訳ではない、でも良くなった人もいる。そしてマカン・マランは変わらず、シャールさんも変わらない。その終わりがとても似合う作品でした。エリックの登場に歓喜するラスト。とても気になっていたから嬉しかったです。「自分を憐れむのて癖になるの、だって傷付くのは楽だから」確かに・・・。私には少し青臭く感じる言葉もあったけれど、それは歳を重ねて固くなってるんだろう、と少しため息。シャールさんに会えて幸せでした。
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シャールの凜とした佇まいとその包容力の大きさが魅力のこのシリーズも完結.少し寂しいです.最後にシャール自身も迷い傷つき今も守ってきた者に守られていると感じているのがわかります.そういう関係性,空間があるということが本当に素敵です.毎回登場するまかない料理の賄いでないクォリティも楽...
シャールの凜とした佇まいとその包容力の大きさが魅力のこのシリーズも完結.少し寂しいです.最後にシャール自身も迷い傷つき今も守ってきた者に守られていると感じているのがわかります.そういう関係性,空間があるということが本当に素敵です.毎回登場するまかない料理の賄いでないクォリティも楽しみの一つでした.完結ということでシャールの死も覚悟していましたが,いい意味で裏切られて良かったです.
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うっかり間違えて借りたけど、間違えてほんと良かった。内容はもちろん、本の装丁や、登場するキャラクター達がとても魅力的で読んでてほんとに楽しかった。文庫本出たら買おうかなぁ。。あと、「銀色のマーメイド」読んでてよかった。知らずに読むと最後の章でのぐっとくる具合がずいぶん違ったかも。
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このシリーズもとうとう最後。一番起きて欲しくない結末を想像しながら、一晩に1つずつ、4話読み終わりました。 シャールのところへやってくるのは、これまで来たお客と繋がりのある人たち。最後のお客だけは、これまでのどのエピソードにも登場していません。(それは別の小説になっていました。)...
このシリーズもとうとう最後。一番起きて欲しくない結末を想像しながら、一晩に1つずつ、4話読み終わりました。 シャールのところへやってくるのは、これまで来たお客と繋がりのある人たち。最後のお客だけは、これまでのどのエピソードにも登場していません。(それは別の小説になっていました。) このままシャールが安息のうちに日々を送れるよう、またここへ来た人たちのこれからにも、エールを送りたいです。そしてまたいつか、その後のマカン・マランに、私たちも巡り会えますように・・・。
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シリーズ第4作。日常生活に行き詰まってしまった人たちが、ドラァグクイーンのシャールさんに出会い、気持ちを浄化され、一歩を踏み出していく物語。今回も読んでいる間中、ずっとシャールさんに、私も励まされ、浄化してもらった気持ちになりました。また、出てくる夜食すべてがおいしそうで、私も通...
シリーズ第4作。日常生活に行き詰まってしまった人たちが、ドラァグクイーンのシャールさんに出会い、気持ちを浄化され、一歩を踏み出していく物語。今回も読んでいる間中、ずっとシャールさんに、私も励まされ、浄化してもらった気持ちになりました。また、出てくる夜食すべてがおいしそうで、私も通いたくなる。 シャールさんの言葉はどれもシンプルで当たり前なのかもしれない。でも、どの言葉も心にずしんと響き渡ります。 連作短編集で、今回が最終巻。シャールさんやラカンマランに来る常連客と会えなくなるのは淋しい。 最終話は、シャールさん目線で話が進む。いつも人を勇気づけているシャールさんだけど、シャールさんのさまざまな部分を感じることができた。弱さや哀しさ、心に刻まれていること…。 やはりすごい人だなと思いました。 最終巻読む前に、銀色のマーメイド、読んでおくべきだったと後悔。
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あぁ、終わってしまった。 傷ついた人たちを救ってきたシャールの物語も本作で完結。前作でシャールに救ってもらった人たちの知人が、今回の主役になったりしてるのだけど、前作ほど重くはない。 シャールの「自分で自分を救う」の言葉はとてもずしんと心にきた。誰かにしてもらうのではなく、自分を...
あぁ、終わってしまった。 傷ついた人たちを救ってきたシャールの物語も本作で完結。前作でシャールに救ってもらった人たちの知人が、今回の主役になったりしてるのだけど、前作ほど重くはない。 シャールの「自分で自分を救う」の言葉はとてもずしんと心にきた。誰かにしてもらうのではなく、自分を救って幸せにするのは、自分しかいないのだと改めて感じられた。 シャールの言葉、もっと聞きたかったな。
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これまで、苦しんできた人たちを救ってきた 「マカン・マラン」の店主・シャール。 今回、シャールを訊ねてきたのは謎の美青年。 彼の決意や未来の話を聞く中で、シャールは この夜食カフェを始めたきっかけを思い出す…。
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