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さよならの夜食カフェ の商品レビュー

4.5

330件のお客様レビュー

  1. 5つ

    188

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2021/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

きれいに「おしまい」をした物語。 最終巻である本作の印象は美しい物語だった。 各々苦しみを抱えたままだけれど、ちゃんと自分の足で立って歩けてるのは実は凄く偉いんじゃないかなと思った。 大人になるって難しいよなあと改めて考えさせられた。

Posted byブクログ

2021/05/01

連作短編集 シリーズ完結 ラストはシャール視点の物語 彼女から見える世の中とは? 今年最終営業日には、常連さんにステキなプレゼントが… 体調も経過観察なれど良くなってきそうなシャール いつかまたどこかで出会えますように… 読み手の立場や時代、歳月、人生とともに永く醸してゆく...

連作短編集 シリーズ完結 ラストはシャール視点の物語 彼女から見える世の中とは? 今年最終営業日には、常連さんにステキなプレゼントが… 体調も経過観察なれど良くなってきそうなシャール いつかまたどこかで出会えますように… 読み手の立場や時代、歳月、人生とともに永く醸してゆく秀作品

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2021/04/26

マカン・マランシリーズ最後の本。 シリーズの中でいろんな人がマカン・マランを訪れて救われたけど、その後にも人生は続いていて、新しい問題も色々出てくる。 それでいいんだな、きっと、と思える。 一生懸命生きることが大切。

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2021/04/01

最後のマカンマラン 読む前から終わるのが寂しくて 読み進めたいけど 終わりたくない気持ちで読みました 最後なだけあって、心に響く言葉がたくさん わたしもシャールさんに救われて 導かれた1人になれた気分です すごく暖かくて やる気いっぱいになるというより そっと寄り添って背中...

最後のマカンマラン 読む前から終わるのが寂しくて 読み進めたいけど 終わりたくない気持ちで読みました 最後なだけあって、心に響く言葉がたくさん わたしもシャールさんに救われて 導かれた1人になれた気分です すごく暖かくて やる気いっぱいになるというより そっと寄り添って背中を摩って 優しく押してくれるこの本に出会えてよかった

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2021/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分はこうだと思いこんでいる人が、シャールの二言三言(ふたことみこと)で、別の見方をし始めるのはなぜ? シャールが命がけで生きているから。 本当は誰だって命がけで生きているのだけれど、大概の人は自分がいつか死ぬことを忘れて生きています。シャールの場合は無髪と手術跡が、生と死を意識し続けて生きていることを聞き手に伝えるから、聞き手が疎かにはできません。 もともと、シャールの宿痾は、読者にも「シャール、ただ者ではない」と思わせるしかけだったんですよね。 短編1篇ごとに主人公が変わるけど、常に物語の8割は主人公の苦境で、その8割分の苦悩をひっくり返すシャールの二言三言。 主人公の耳目は、美味しい食事でひきつけられ、さらにシャールの病気で目(耳)を離せなくなっている、その時に放たれる衝撃が、人生を変えて行きます。 ここで読者までも、救われた気がするんです。 最終巻、自分を救うのに誰に遠慮がいるだろう これが私の掌に最後に残っているメッセージ。 シャールが生きのびられますように。 幾久しく、生きられますように。

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2021/03/06

どんな人生にも悩みは尽きないものなのか? 様々なタイプ、様々な解決。 ティラミスは「私を元気にして」という意味。 人と人が付き合っていく中で仲違いとか勘違いは決してなくなることはない。人間関係は悩ましい。だからこそ思いやりが学べるのかも。 大人は自分を憐れむ暇があったら自分で自...

どんな人生にも悩みは尽きないものなのか? 様々なタイプ、様々な解決。 ティラミスは「私を元気にして」という意味。 人と人が付き合っていく中で仲違いとか勘違いは決してなくなることはない。人間関係は悩ましい。だからこそ思いやりが学べるのかも。 大人は自分を憐れむ暇があったら自分で自分の機嫌をとって元気になるもの。それが嗜み。 好きなものがある人は強いはず。 儲けって信じるものって書くそれを裏切ってしまったら、誰も戻ってこない。信頼あってこその儲け。 人に言わせる者とも言える。多くの人の口にのぼり、話題の中心となることも「儲け」の大事な要因。 誰だって不安。不安から逃げるのは簡単だけど、それでは解決にならない。自分自身で向き合うしかない。特別になりたいという思いは不安から逃れるためたったかもしれない。 本当に欲しかったのは、大好きな人から自分を1番に肯定してもらうこと。 3つの感嘆…自己暗示。 何かを食べたら「美味しかった」朝起きたら「よく寝た」スポーツ後やお風呂上がりに「気持ちよかった」最初にあぁ!と感嘆詞をつけるとより良い。 明けない夜はないというが、何一つ確かなものが見つからないまま白白と明けていった朝に押し潰されそうになることもある。行き先の分からない道を己の足だけを頼りに歩いていく事は辛く苦しい。何かを選び取っていくためには何かを失わなければいけない。人は人生の王様。誰もが後戻りのできない選択をし、明確な答えのない毎日を懸命に生きている。

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2021/02/27

終わってしまうのがもったいなくて、なかなか読むことができなかった。 真ん中に保つことって大切なんだと思う。 自分が受け入れられるかどうか、全て自分。 だから、自分のことを大切にしたいと思う。 大事な本になりました。 ありがとう、シャールさん。

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2021/02/23

終わってしまって寂しい。 出てくるキャラがみんな魅力的で、今後どうなるのか色々気になった。 何かに行き詰まった時にまた読みたい。

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2021/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◎あらすじ◎ 商店街のはずれ、狭い路地を抜けた先にひっそりとカンテラの灯りをともす夜食カフェ『マカン・マラン』。そこには悩める人々、何かにつまずいている人々がまるで導かれるようにやってくる。夜食カフェのオーナー、ドラァグクイーンのシャールはそんな彼らを迎え入れ、美味しく優しい料理でもてなす。止まり木のようなその場所でシャールの料理と言葉に勇気をもらい、彼らはまた新しい日常へと踏み出していく。 「マカン・マラン」シリーズ4作目。 ◎感想◎ 大好きな「マカン・マラン」シリーズついに読み終えてしまいました…。 ここまで、ずっと読み続けていたいと思える物語に出会えたことが幸せ。前作の中で脇役だった人物が今作では主人公として登場していて、同じ一人の人物を違う視点から知れるのもまた面白い。そして最後の作品はシャールさんが主人公。みんなの止まり木である場所を作り、時に寄り添い、時に受け止め、色々な人の心に残る言葉を残してきたシャールさん。その心の内が語られることで、シャールさん自身も人一倍痛みや辛さを経験し、それでも自分をなんとか大切にしながら毎日を懸命に積み重ねている一人の人間であることを改めて実感。最後まで本当にカッコイイ人だった。エネルギーが足りなくて元気になりたい時、誰かに自分を受け入れて欲しい時、何度もこのシリーズを読み返す予感がします。

Posted byブクログ

2021/02/19

ああ、おしまいだあ。 哀しい。 でも出会えてよかったシリーズ。 表紙の絵もやわらかく、美味しそうで素敵だし、なによりシャールさん、大好き こんなカフェあったらなあ。 明けない夜はないけれど、無慈悲に明けていく夜に、また迎えなければならない朝に押しつぶされそうになる人もいるかもしれ...

ああ、おしまいだあ。 哀しい。 でも出会えてよかったシリーズ。 表紙の絵もやわらかく、美味しそうで素敵だし、なによりシャールさん、大好き こんなカフェあったらなあ。 明けない夜はないけれど、無慈悲に明けていく夜に、また迎えなければならない朝に押しつぶされそうになる人もいるかもしれない、という一文にめっちゃ心打たれた。 試験に落ちたら夜が明けないでいてくれるならまだ心が慰められる、とかアンが言ってた気がするけど、たしかに、そ。ゆーこと、あるかも。 女の人の人間関係って難しいなあ。いや、女だけじゃないのかもしれないーけど。 無神経な部分もあった自分に気づいた希美の話は、和解の方向にいくのかと思ったけど、1人を選んだ結末に、そっちかあっとおもう。 まあ、一番大事なのは自分が幸せであるかってことだよな。無理しなくていい、逃げ出したっていい。 でも戦いたいなら真正面からぶつかってもいい。 炎上王子はそっちだよな。七万のディナーって…。 まあ何事も需要と供給のバランスだし。 どんな道を選ぶのか、それもまた、自分が決めなきゃ、なんだよな。 寛大で、誇り高い、自分の人生の王、女王、でいるために。 いつも誰かの背中を押してくれてるシャールさんだけど、 彼女を救ってくれる人は?っとちょっと不安だったけど、 最後のお話でほっとした。 1人だけど1人じゃない。 でもそれもシャールさんがつくりあげたもの。 まさに女王のなかの女王、素敵なドラァッグクイーン!! そして、どうもラストの訪問者の話が別にあるみたい。 これも読まねば!

Posted byブクログ