猫のお告げは樹の下で の商品レビュー

青山美智子(著者)

2021/03/02

ちょっとファンタジー
そして一歩間違えば学校のホームルームの時間の教材になりそう…
そこをぐっと踏ん張って
読後には生きていくのも悪くないなって思わせる人生の応援本。
優しい心になれます。

2021/02/25

神社で出会った猫のミクジが、タラヨウの葉っぱに書かれた「お告げ」で悩んでいるひとを導いていく短編集。
それぞれの主人公には「それぞれに生活があって、歴史があって、想いがあって」、どのお話もほっこりとあたたかい。
宮司さんとミクジによる、一冊の物語としての縦の繋がりはもちろん、青山さんの他の作品との横の繋がりもあって、最近青山さんの作品に出会い、すっかり虜になった自分には、読書から嬉しいおまけをもらえた気分になった。未読の作品も、読んでみたいな。

2021/02/25

色んな悩みを持った人たちが、神社の猫がくれたお告げに勇気をもらっていくおはなし。
青山さんの本は優しくて心がじんわりあったかくなる本ばかりなので好きです。

私にもミクジが落ちてこないかなあ…(笑)

2021/02/24

「お探し物は図書室まで」を読んで、青山美智子さんの本をもっと読んでみたくなり、タイトルの猫にも惹かれて読み始めた。
お探し物…と同様に、オムニバス形式で描かれている。少し行き詰まって悩みを抱えた人達が訪れる小さな神社。そこで出会うミクジと呼ばれる猫からもらうタラヨウの葉。そこに書かれてある文字は本人にしか見えない。
お告げというよりは、自分で意味を見つけるということだろう。
みんなが自分の中にあった小さなことに気がついて晴々としていく。
読みながらいろんなことに気づき、温かい気持ちになる。
お探し物…を先に読んだけど、書かれた順番はこちらの作品が先のようです。

2021/02/22

青山美智子さんの本を読むのは２冊目です。

青山さんの本は、ゆっくりのんびり少しずつ読みたくなります。
ほんわか癒やされたい時にまた読もう。

2021/02/14

ミクジという神社にふっと現れるネコから葉っぱのお告げ(その人しか見えない！)を受け取る短編。この作者さんは、その言葉や大切な事を、結局自分で見つける優しいお話で、大好き。苔博士のお話もすごく良かったな。心が洗われるよ。

2021/02/14

読み終えて、心が強く揺さぶられることはないけれど、大切なことをたくさん教えてもらったような気持ちになった。

2021/02/14

また素敵な本に出会ってしまった

ここのところこういった連続短編をよく読むので
どの話だったかわからなくなりそうなのでメモ

神社にいる猫からお告げを受け取った7人の話

失恋した美容院
娘とうまくやりたい父親
将来が決められない学生
不器用な元プラモデル屋のおじいさん
学校が苦しい男の子
漫画家を諦めきれない母親
名前ばかりが先を行く占い師

後半にいくにつれて登場人物に入れ込んでしまった
小学生の男の子の話は
なかなか苦しくもあった。
子供を追い詰める親にならないようにしたい。

青山さんの作品は2作目で
どの作品も素敵でした
さらっといいことが書いてあると言うか
胸にグッとくる言葉が散りばめられてました
他のも楽しみです

2021/02/09

タラヨウの葉をつかって、お告げの言葉を伝える猫、その名はミクジ。ミクジに会えたラッキーな7人の物語。どの物語もとても愛おしく、じんわり優しい。個人的には4枚目の葉「タネマキ」のお告げが一番好きだった。

余談だが、タラヨウの葉って、どんなだろう？と思い、調べてみた。
葉っぱ自体は何の変哲もない、子供も大人も思い描く「葉」の代表みたいな姿。
葉の縁はギザギザしている。硬そうな葉っぱ。

私たちが当たり前に知っているハガキは「葉書」と書く。昔々、想いを伝えるために葉を使い、相手に送った。その「葉」がタラヨウ（多羅葉）の葉らしい。なんと、ビックリ。そういうことなのか。知らないことって想像しているよりずっとずっと多いな。ためになった。

2021/02/08

さまざまな悩める人たちと
いろんな神社にふらりと現れる猫のお告げ

ファンタジーな場面でも
登場人物が鵜呑みにせず
疑ったり、拒絶するところがちょうどいい（笑）

ほっこりしながら
自分へのメッセージも掴みたい