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猫のお告げは樹の下で の商品レビュー

4.3

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/05/26

ひとつひとつのお話がとても読みやすくて面白い。 とりわけ私に刺さったのは「スペース」。 怖いくらいに主人公と自分が重なる。 私にも諦めたけど諦めていない夢がある。そして結婚子育てを理由にもう過去のものにしなきゃ、と勝手に思ってる。でもその事をすると楽しくて自分が生き生きしているの...

ひとつひとつのお話がとても読みやすくて面白い。 とりわけ私に刺さったのは「スペース」。 怖いくらいに主人公と自分が重なる。 私にも諦めたけど諦めていない夢がある。そして結婚子育てを理由にもう過去のものにしなきゃ、と勝手に思ってる。でもその事をすると楽しくて自分が生き生きしているのがとてもわかる。さらに育児等のストレスで心の余白がなくなってるって思ってる。 –−–決まってない。何も決まってない。 この言葉にかなりいい意味で衝撃を受けた。 会ってみたいな、ミクジ。

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2021/05/25

青山美智子さんの物語のいいところが惜しみなく出されている本 主人公に共感しやすいので、自分にもまだまだできることがあるんじゃないか、人生をもうちょっと楽しんでみようと素直に思える本

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2021/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初、青山美智子作品。 神社に現れる猫「ミクジ」とお告げを受ける7人の連作短編。 ”お告げ”によって解決するわけではありません。きっと、お告げがなくても。でも、”お告げ”が、主人公と私を導きます。回答の先へ。そして、私はタラヨウの木がある神社を探している。 『ポイント』:就活は残酷です。やりたい仕事、やりたいことを卒業前に決めなければいけないから。「オレにしかできないことは、きっとない。ただ、オレだからできることは、ある。」間違ってもいいから、それを信じる主人公を私は応援することにした。 『スペース』:「スペースを作る」。断捨離も、アイデアの神様が降りてくるためにも、ネガティブな感情を追い出して、挑戦する気持ちを入れるためにも。聞いた時には、思わず目頭が熱くなる、そして主人公のその後にも。 気になったフレーズは以下: ★胸の奥が彼の形にへこんでいる気がする ★神様って、個人に何かしてくれるってことは稀だと思うんですよ。…。人間には到底かなわない、人智を超えた圧倒的で抗えない力が常にそばにあって、私たちはそこから勝手に何かを受け取ったり拒絶したり。

Posted byブクログ

2021/05/11

青山美智子氏の作品はどれもほっこりする、この本も間違いなくほっこり タラヨウの木がある神社にはミクジという猫がいる。そのネコが悩める7人へお告げをくれる、木の周りをぐるんぐるん走り出し、バターになるトラを思い出す人もいる。ステキなエピソード! フィクションと分かっていながらも...

青山美智子氏の作品はどれもほっこりする、この本も間違いなくほっこり タラヨウの木がある神社にはミクジという猫がいる。そのネコが悩める7人へお告げをくれる、木の周りをぐるんぐるん走り出し、バターになるトラを思い出す人もいる。ステキなエピソード! フィクションと分かっていながらも、現実に起きたらいいな、と思ってしまう。 「チケット」では、娘を持つ父の気持ちが溢れていて、とても愛に満ちている。父が叫ぶことでファンサが貰える、というエピソードもとてもかわいらしい! 「マンナカ」では苔好きの深見和也くん また、姫野さゆりさんがでてくる!保健室時代の話がとても嬉しい! 「スペース」では、幼稚園の子どもに拓海くん登場!この話が1番かな。拓海くんの輝也パパが言う 「神様が入るスペースを作るんです」 「神様は人を選んだりしない、みんながそれぞれ神様を招いてるんだと思う」 「タネマキ」の親子関係もとても好きな話 オレにしか弾けないギターなんてない。オレだから弾けるギターがあるって思うんだ。p.103

Posted byブクログ

2021/05/10

このちょっと不思議なあたたかい感じのショートストーリーって、「はいはい、まぁそうくるよね」ってどこか斜に構えて読んでしまうことが多かったんだけど…どれも心に染みて泣けて泣けて仕方なかった。疲れてるのかな?それともこの作者さんに私がはまったのか。他の作品も読んでみよう。

Posted byブクログ

2021/05/10

どんな世代でも辛さを抱えて生きている人がいて、ちょっと見方を変えてみると何かがかわってくる… ねこのミクジがくれるタラヨウの葉のお告げから気づくこと… ありがとうのポイントカード、★いっぱいになったら幸せがもらえる。 「道路の縁を端っこって感じるのは、人間だけじゃないか?苔は...

どんな世代でも辛さを抱えて生きている人がいて、ちょっと見方を変えてみると何かがかわってくる… ねこのミクジがくれるタラヨウの葉のお告げから気づくこと… ありがとうのポイントカード、★いっぱいになったら幸せがもらえる。 「道路の縁を端っこって感じるのは、人間だけじゃないか?苔は自分が地球の中心だって思って生きてるのかも」 『思い込みのブロックを捨てる』 『こうに決まっている』っていうのを外す 決まっていると思ってしまったときには『何も決まっていない』と上書きする。 覚えておきたい言葉がいくつもあった。 お家時間の土日で読了、気持ちがほっこり和らいだ。

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2021/05/06

なにかやってみよう、という気持ちになります。 お告げの言葉は一言だけで、 受け取り方はその人次第。 結局は自分で決めて進んでいくことになるんですが 温かな決着を見ていると自分もなにかいい方向に進んでいけそうに思えてきます。 青山さんの本、やはり好きだなぁと思いました(*´ω`*...

なにかやってみよう、という気持ちになります。 お告げの言葉は一言だけで、 受け取り方はその人次第。 結局は自分で決めて進んでいくことになるんですが 温かな決着を見ていると自分もなにかいい方向に進んでいけそうに思えてきます。 青山さんの本、やはり好きだなぁと思いました(*´ω`*)

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2021/05/04

どのお話も 読んだ後にほっこりするし 付箋をつけておきたい言葉がある。 六枚目の「スペース」で 「わたしたちは生きているかぎり 他者からの邪気をキャッチしたりネガティブな感情を抱えてしまう。そのつど あなたの中のスペースをきれいにすればいいんです」 余白。スペースがないとね。 ...

どのお話も 読んだ後にほっこりするし 付箋をつけておきたい言葉がある。 六枚目の「スペース」で 「わたしたちは生きているかぎり 他者からの邪気をキャッチしたりネガティブな感情を抱えてしまう。そのつど あなたの中のスペースをきれいにすればいいんです」 余白。スペースがないとね。 いつも心にゆとりをもっていたい

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2021/04/29

タイトルの「猫」に惹かれて手に取った本です。猫本というには猫の登場が少ないですが、物語の大切な役割を担っているのは、ミクジという不思議な猫です。 年齢も、置かれている立場も違う7人。ミクジは、そんな7人それぞれの晴れない心に寄り添い、導いてくれます。 1章ごとに、やさしい気持ち...

タイトルの「猫」に惹かれて手に取った本です。猫本というには猫の登場が少ないですが、物語の大切な役割を担っているのは、ミクジという不思議な猫です。 年齢も、置かれている立場も違う7人。ミクジは、そんな7人それぞれの晴れない心に寄り添い、導いてくれます。 1章ごとに、やさしい気持ちになれました。 気負うことなく、やわらかな空気感を楽しみながら読み進められる本だと思います。 「猫のお告げは樹の下で」を気に入られた方には、青山美智子さんの1作目「木曜日にはココアを」もおすすめです。こちらもきっと、やさしい気持ちになれると♪

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2023/03/06

青山美智子さん好きだなー養護の姫野さゆりが『お探し物は図書室まで』の小町さゆりだと知って久々の再会に超感激した何かと気分が晴れないモヤモヤした日々を送っているいま出会えて良かったなーどの登場人物も愛おしい。

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