猫のお告げは樹の下で の商品レビュー
小さな神社に現れる猫。 その名は“ミクジ” ミクジに出会った悩める参拝者たちは、タラヨウの葉に書かれた“お告げ”を受け取る… そんな7つのストーリーは、どれも優しい。 そう、じんわりと、心の隅々まで行き渡る… 青山美智子さんの作品は初めて。 やっと、この優しく温かい世界を知るこ...
小さな神社に現れる猫。 その名は“ミクジ” ミクジに出会った悩める参拝者たちは、タラヨウの葉に書かれた“お告げ”を受け取る… そんな7つのストーリーは、どれも優しい。 そう、じんわりと、心の隅々まで行き渡る… 青山美智子さんの作品は初めて。 やっと、この優しく温かい世界を知ることができ、感動しています。 7つの中で、どれが一番って、決められない。 全部全部、好き。 だけど… 「ポイント」の竜三さんが、お手製のポイントカードに☆を付けている。 “ありがとうって気持ちになった時、☆を付けるんだ”という。 なんか、気持ちが解ける。 「マンナカ」の和也くんが気付くこと。 “自分のいるところが真ん中。自分が本当に思うことが真ん中。自分の中の真ん中。それがこの世界の、真ん中だ” なんてのが心に残ったかな。 他にも沢山沢山、素敵な言葉がある。 よし、明日からも頑張ろう!
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青山さんの小説。 これも面白かったです! お告げをくれる猫、ミクジ。 短編なのでサクッと読めるし、心がほっこりするのがいいですね。 別の小説もまた読みたいと思います。
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最近私はこういう心に優しい本を好んでよく読むなぁと思いながら。 自分のマンナカ、心のスペース。 私も大事にしたいなぁ。
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ご近所の氏神八幡さまにハチワレ猫の姿を借りて降りた神さまが、参詣者に葉っぱを落として人生のキーワードを授けてくれる、優しい気持ちになれる短編集 迷う人への、宮司さんのさりげないアドバイスとエールが心にしみます 猫って不思議に満ち満ちていますよね? そんな猫にぴったりなとっても...
ご近所の氏神八幡さまにハチワレ猫の姿を借りて降りた神さまが、参詣者に葉っぱを落として人生のキーワードを授けてくれる、優しい気持ちになれる短編集 迷う人への、宮司さんのさりげないアドバイスとエールが心にしみます 猫って不思議に満ち満ちていますよね? そんな猫にぴったりなとっても素敵で愛らしい作品です
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この人の話は、どうしてこんなにも優しいのだろう。 一つ一つの話を読み終えるたびに、 あー良かったなと思える。 登場人物たちが一歩前にすすんだことを 一緒に喜ぶことができる。
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とても心が温まる7話でした。 短編連作の手法が本当に上手いし、どの話も前向きになれてとても読みやすいです。 「木曜日にはココアを」の登場人物もいたり、マーブルカフェも近所なのかなとニマニマしてしまいます。 猫がタラヨウに書かれたお告げをくれますが、宮司さんもとても自然体にフォ...
とても心が温まる7話でした。 短編連作の手法が本当に上手いし、どの話も前向きになれてとても読みやすいです。 「木曜日にはココアを」の登場人物もいたり、マーブルカフェも近所なのかなとニマニマしてしまいます。 猫がタラヨウに書かれたお告げをくれますが、宮司さんもとても自然体にフォローしてくれます。 ありのままを受け入れて、前向きにしてくれるそんな素敵な物語です。
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お探しものは図書室まで、から。 お告げが伏線となって各主人公が自分の人生を進んでいく。図書室ほどの印象はないかしら
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「お告げ」は、自分をちょっぴり前に進めてくれるおまじないみたいなものなのかもしれない。 読んでいて元気になる絵本だった。
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読んでいると親近感が湧く設定が多いなぁと... 作者紹介を読むと1970年生まれ愛知県出身。 私とほとんど同じ!笑 考え方次第で状況が変わらなくても心温かくなるのですね(^^)ミクジはそんなきっかけをくれる猫! もしミクジに会えたらどんなタラヨウの葉を受け取れるのかしら
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神社のタラヨウという木の葉っぱに不思議な猫ミクジがお告げならぬヒントをくれる短編集。苦手だと思ってたおばさんの「ニシムキ」の部屋に訪れ失恋が癒やされる美容師。スマホのデジタル「チケット」でコンサートに娘と行く父親。楽器の素晴らしさで就活が乗り切れそうな「ポイント」。プラモデル好きのジジイの「タネマキ」。苔好きの転校生「マンナカ」。漫画家になりたかった主婦「スペース」。占い師が同級生と出会って明るい未来が見える「タマタマ」。タラヨウは傷をつけると黒くくっきりした線が浮き出るらしい。ミクジにも会えたらいいな。
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