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グラスバードは還らない の商品レビュー

3.6

53件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2018/11/13

SFミステリ。トリック的にこれできるならなんでもありじゃんと思えなくもないが、ちゃんとヒントはあるし、動機などもわかりやすく続きにも期待

Posted byブクログ

2021/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マリア&漣シリーズの3作目。 マリアたちがリアルタイムの事件に携わるのは初めてですね。彼女の野性味あふれるバイタリティに某ドラまた少女を重ねてしまった。ミステリ小説にキャラ萌えはしない質なのだけどマリアは別格で、彼女が出ているだけでウキウキしてしまいます。 今回も地の文が反則気味かなと思ったけど慣れてきた。それよりMI6バリの秘密道具はアリなんでしょうかアレは! ジェリーフィッシュに次ぐ未知のアイテムがまた一つ……。 前作ではついていけなかった犯人の心理だけど、今作ではそれもよし、と好ましく受け止めることができました。にしても悪い事をしていないのにひどい目にあう人が多いです、神目線のドライな文章で綴られていなければ辛い事この上ないかも。 硝子は液体というのは知っていたけど(アモルファス)、あんな風に利用されるとは思わなかった。面白い。でも地図はもう少し手を加えたほうがいいかもしれない。ポツンと無駄なスペースがあるのが目に付く、ここは絶対なんかあるなって気づいてしまう。 あとジョンにはこれにめげずに精進してほしいと願う次第。この調子で毎年1冊読めたら最高だなぁ。

Posted byブクログ

2018/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

希少生物が密輸されているとの疑惑をもとに、マリアと漣はあるタワーへ向かう。サンドフォードタワーは建設されて1年足らず。億万長者ヒュー・サンドフォードの「城」とも言える。調査を始めてすぐに、二人は爆発に巻き込まれてしまう。 一方、ヒューの娘ローナは恋人チャックを秘密の部屋へと導く。そこには「硝子鳥(グラスバード)」と呼ばれる美しい生き物のほかにも、多種多様な珍しい生物が飼育されていた。 さらに屈折率可変性ガラスの研究に勤しむイアン、その恋人のセシリア、顧問弁護士のトラヴィス、そしてチャックはある場所に軟禁されてしまう。四方の壁がガラスに変化するその透明な部屋で、おぞましき殺人事件が幕を開ける。 「ジェリーフィッシュ」「ブルーローズ」に続くマリア&漣シリーズの最新作。 「ジェリーフィッシュ」も「ブルーローズ」も「挿入されている手紙や日記が実は過去のもので、動機は復讐」という点が同じだったため「ブルーローズ」には少しがっかりした。が、「グラスバード」では日記こそ挿入されるものの時系列のずれはなく、巧みなトリックを用いて事件を完成させる。「ジェリーフィッシュ」を読んだときの感動が蘇った。この調子で次作も書いていってもらいたい。

Posted byブクログ