グラスバードは還らない の商品レビュー
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【ネタバレあり】 マリア&漣シリーズ3作目。 プロローグから、硝子鳥の正体はなんとなく察しがつきましたが、セリシアがエルヤを見た時に「鳥?」と思ったところから、鳥と人間のキメラのようなものかと想像してました。チャックの日記はともかく、セリシア視点でのあの硝子鳥の描写はちょっと苦しい。 メイントリックは、そんな魔法の道具みたいなのがあったら何でもありですけど、個人的にそこはあんまり気になりませんでした。 前作もそうでしたが、面白いんだけど細かい所に違和感が残ってすっきりしないというのが正直な感想。それでも続きが楽しみなのは、マリアと漣のキャラクターが好きだから。マリアの爆破されるビルからの大脱出は映画みたいで良かった。
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相変わらず世界観とかストーリー構成は好き。 トリック事態は嫌いじゃないけど、なんだかやられたという思いよりは書き方としてはあんまりフェアじゃなくね?の方が強いのがちょっと残念。
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第3弾!舞台は1980年代。妙にリアルなのに一部の科学技術は発展している世界。初めは入りにくいけど、慣れ初めたらクセになる。今回はなんでもありのSF感が気になったけど、充分楽しめた。マリアを必死に探す漣がカッコいい!第4弾も楽しみ。
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シリーズ第3弾。 2018年のこのミス国内編第10位。 シリーズとしては、3作目だが、3作の時間経過が異様に短い。「ジェリーフィッシュ」の事件から1年も経ってないようだが、短い期間で物語を書いているので、登場人物の違和感がないのが、特徴的な気がする。 前作の「青いバラ」の事件もま...
シリーズ第3弾。 2018年のこのミス国内編第10位。 シリーズとしては、3作目だが、3作の時間経過が異様に短い。「ジェリーフィッシュ」の事件から1年も経ってないようだが、短い期間で物語を書いているので、登場人物の違和感がないのが、特徴的な気がする。 前作の「青いバラ」の事件もまだ記憶に新しい中、マリアと漣は希少動植物の密売ルートの捜査をしていた。 密売ルートの取引先である不動産王の超高層ビルに捜査に出向いたマリアと漣は、ビルの爆破事件に巻き込まれてしまう。 一方、不動産王ヒュー・サンドフォードの関係者たちは、何者かに拉致され、ガラス張りの迷宮に閉じ込められてしまう。その出口のない迷宮の中で、次から次へと殺人が起きる。 「そして誰もいなくなった」を想起させるシチュエーションと、ビル爆破テロと言う近代的な事件が、同軸で描かれているのが、新鮮。 不動産王は某大国の大統領を思わせるし、ビル爆破は9.11を想像させるが、今作の時代設定は1984年。 そうなると、少し時代設定に無理があるような気もするが、今までのシリーズの中では一番スリリングで、展開が早く、あっと言う間に読み終わってしまった。 ただ他のレビューにもあったが、今回のトリックは好き嫌いが分かれるところ。私も個人的にはトリックと動機はイマイチ。前半が面白かっただけに、少し残念。
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シリーズ第3弾。相変わらずA面B面状態で進行していく。 3作目ともなると、ある程度そこに仕掛けてあるトリックがわかってしまった。グラスバードのトリック、ガラスのトリックも同様。 まあそれでもある程度面白く読めたが、最後の謎ときはどうだろうか。無理やりどんでん返し感が半端ない。 動機もいまいちだし、この犯罪には無理があるのでは(一人で何人も運ぶなど)。 せっかく探偵役の二人がいい感じのキャラなのに相変わらず生かせていない感じ。 次はA面B面パターン以外でもう少し探偵役を引き立てること期待。でなければ読まないかも。
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そうきたかー グラスバード。 こうだろうと見せかけて実は違った~、って手法がうまいですね。 ただ犯人の動機とキャラが薄すぎるような…
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面白かったが、グラスバードは騙しすぎじゃないだろうか。シリーズ3作目ともなるとどんな凄い技術かと期待しすぎて余計に騙された。
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シリーズ三作目。新開発の「透過率可変型ガラス」の密室で、消えた硝子鳥と姿の見えない犯人。閉ざされた空間で一人ずつ殺されていく恐怖にぞくぞくさせられます。謎の不可思議さには魅了されるばかり。 そして、爆破されたタワーに閉じ込められたマリア。絶体絶命のサスペンス溢れる展開にもどきどき...
シリーズ三作目。新開発の「透過率可変型ガラス」の密室で、消えた硝子鳥と姿の見えない犯人。閉ざされた空間で一人ずつ殺されていく恐怖にぞくぞくさせられます。謎の不可思議さには魅了されるばかり。 そして、爆破されたタワーに閉じ込められたマリア。絶体絶命のサスペンス溢れる展開にもどきどき。そんな中で彼女が目にした奇妙な殺人現場は、さらなる謎を増幅させるばかりで。これっていったいどうなってるの!? トリックで使われるアレ……某ファンタジー作品に出てくるアレそのものだよねえ。いや、ミステリでそれ使っちゃダメでしょ! と思わないでもないけれど。きちんと伏線は張られているのでこれはセーフだなあ。きっちり本格でした。
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SFとミステリーの融合。すごくプロットが細かいし、ガラスの屈折理論なんか本当か嘘かの判断もつけられないくらい「描きこまれた」感があって読みごたえもあったが、非現実さは否めないし疲れた。見も蓋もない言い方をすれば、透明な空間が存在するなら何でもありよねって感じてしまえるので、構成が...
SFとミステリーの融合。すごくプロットが細かいし、ガラスの屈折理論なんか本当か嘘かの判断もつけられないくらい「描きこまれた」感があって読みごたえもあったが、非現実さは否めないし疲れた。見も蓋もない言い方をすれば、透明な空間が存在するなら何でもありよねって感じてしまえるので、構成が緻密なだけに残念な気も。
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11/15/2018 読了。 図書館から。 新刊待ってたー。 密室…毎回、かなり大掛かりなトリックだなぁ…、と 思いつつ読んでます。 驚き具合は、初めての1作目にはやっぱり物足りない気がしてしまうけれども、 今までの登場人物が出てくるのは、シリーズ物の嬉しいとこですね! 一...
11/15/2018 読了。 図書館から。 新刊待ってたー。 密室…毎回、かなり大掛かりなトリックだなぁ…、と 思いつつ読んでます。 驚き具合は、初めての1作目にはやっぱり物足りない気がしてしまうけれども、 今までの登場人物が出てくるのは、シリーズ物の嬉しいとこですね! 一回読んだらもう一回読んで、違う意味で読めるから 面白いんだよなー…。
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