グラスバードは還らない の商品レビュー
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話の流れとしては前作のほうが好きかな。 娘が鳥を殺すのも、冒頭の男が弁護士さんなのもなんとなく予想してたけど、思ってた以上に複雑だった(笑) 後半のマリア解明ターンでの複雑さが私の脳にはすり抜けていって中弛みと感じてしまったけど面白いは面白い。関連人物の印象は前作のが強いけれど。まだシリーズが続きますように。
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希少動物密売ルートの捜査で不動産王のビルに乗り込んだ刑事のマリアと漣だが、爆発テロに巻き込まれてしまう。そのとき、密室の中では奇妙な連続殺人が繰り広げられていた。不動産王の秘蔵している硝子鳥が事件の鍵を握っているようなのだが。 うーん、マリアと漣にあまり魅力がない。それに事件や硝...
希少動物密売ルートの捜査で不動産王のビルに乗り込んだ刑事のマリアと漣だが、爆発テロに巻き込まれてしまう。そのとき、密室の中では奇妙な連続殺人が繰り広げられていた。不動産王の秘蔵している硝子鳥が事件の鍵を握っているようなのだが。 うーん、マリアと漣にあまり魅力がない。それに事件や硝子鳥の設定も無瑠無理感があって、現実感がないのだ。作り物(もちろん小説は作り物だが、その中に真実味がないとね)くさくて残念。硝子鳥が本当にガラスだったらよかったのに。
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「グラスバード」パートと「タワー」パートに分かれて物語が進んでいくのはこれまでと同じですが、タワーパートのハラハラが半端なかったです。マリアどうなるの!?と。 謎解きは今回もやられました。殺人者が一人じゃない、というのはうわーとなりました。 今回の中心となるモチーフはガラスで、物理はかなり苦手なのでガラスの仕組みはちょっとよく理解できなかったのですが、ラストシーンで硝子鳥が見えないのはこれのせいなのだろうな多分。 硝子鳥は狂気でした……ヒュー・サンドフォードは罪深いです。ローナも。 今回もマリアと漣は相変わらずだったけど、マリアが絶体絶命だったので漣も必死でした。そしてジョン…貴方そうなのね。。ジェリーフィッシュで颯爽と助けにきたのかっこよかったけど。 ジェリーフィッシュも翔んでるし、アイリーンも出てくるしでシリーズはこれからも読んでいこうと思いました。
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今までのマリア&漣シリーズでは1番読みやすかったです。相変わらず外人さんの名前が苦手で苦戦しましたけど笑 読みやすさの原因は、前半のハラハラ加減によるものかしら。 真相は切なかったですね。事実が出てくるたびどんどん展開していくから、ぐんぐん読めました。 このシリーズま...
今までのマリア&漣シリーズでは1番読みやすかったです。相変わらず外人さんの名前が苦手で苦戦しましたけど笑 読みやすさの原因は、前半のハラハラ加減によるものかしら。 真相は切なかったですね。事実が出てくるたびどんどん展開していくから、ぐんぐん読めました。 このシリーズまだ続きますかね。続編お待ちしてます。 あと、頑張れ軍人さん!! マリアちゃんは気がついてないぞ!!笑
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このミス2019年版10位。凝った作りの本格ミステリー。シリーズ3作目。1作目は読んだけど同じようなテイスト。どちらも、そっち系のトリックなんですが、ミスリードされている状況がいまいちクリアに理解できないのですよ。なので、実はこうでしたっていわれたときに、「うわーやられたー!」っ...
このミス2019年版10位。凝った作りの本格ミステリー。シリーズ3作目。1作目は読んだけど同じようなテイスト。どちらも、そっち系のトリックなんですが、ミスリードされている状況がいまいちクリアに理解できないのですよ。なので、実はこうでしたっていわれたときに、「うわーやられたー!」ってならないのですよ。実はこうでしたってほうも、結局どうだっけみたいなのもあるし。まあ、設定が現実離れしてて難しすぎだし、理系的説明もしんどいのかなと思います。難癖つけてばかりで申し訳ないですが、登場人物もあんまり魅力的じゃないし。全体の構想は良くできてるとは思いますが、謎解きものとしてもちょっとあれですよね。
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2020/06/13読了 #このミス作品27冊目 おそらく読む前から騙される。 多数の登場人物がそれぞれ別の対象に 怒りや憎しみを抱く構図に かなり複雑にストーリーが進むが 最後のタネ明かしでカチッと嵌るのが 気持ちいい。
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マリア&漣シリーズ第3弾。 ハウダニットについてはまぁまぁ想定の範囲内、フーダニットが今回は謎だった。 透明化するガラス壁の使いどころは今後もありそう。見通せる密室っていいね。 何より今後の展開で一番気になるのはジョンですよ!! 株を爆上げした少佐!!! このシリーズの人...
マリア&漣シリーズ第3弾。 ハウダニットについてはまぁまぁ想定の範囲内、フーダニットが今回は謎だった。 透明化するガラス壁の使いどころは今後もありそう。見通せる密室っていいね。 何より今後の展開で一番気になるのはジョンですよ!! 株を爆上げした少佐!!! このシリーズの人たち毎度純粋で思い込みが激しいから心配になっちゃう。 運よりも力を選ぶマリアが好き。
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シリーズ三作目。 序盤からぐいぐい惹きつけられた。今作も緊迫感ある物語を楽しめた。 面白いことは間違いないのだが、視覚に関する一部トリックと最後に明かされる叙述トリックに納得がいかなかった。特に視覚に関する部分が肌にあわず。
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マリアと漣は、大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒュー・サンドフォードがいることを掴む。捜査打ち切りの命令を無視してタワーを訪れた二人だったが、あろうことかタワー内の爆破テロに巻き込まれてしまう。 鮎川哲也賞受賞作家が贈る、『ジェリーフィッシュ』『ブルーロ...
マリアと漣は、大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒュー・サンドフォードがいることを掴む。捜査打ち切りの命令を無視してタワーを訪れた二人だったが、あろうことかタワー内の爆破テロに巻き込まれてしまう。 鮎川哲也賞受賞作家が贈る、『ジェリーフィッシュ』『ブルーローズ』に続く、本格ミステリシリーズ第3弾。
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いつも通り二視点で起こっていることを描きながら叙述に仕掛けをして最大限驚きを与えられます。 今回も事件の構造とその背後のグロテスクなものは驚きましたし、いわゆる特殊設定で現実とは少し違う場所での話しだからこそ生きる物語。 今回も良かったです。
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