書店ガール(7) の商品レビュー
シリーズ最終巻 書店に関わる人の交流だけでなく、会社組織の中の書店運営まで描かれている その描写は部外者の自分には非常に生々しくも感じられ、綿密な取材を元に書かれたのではないかと想像する エンターテイメントとしても完成度が高く、終わりというのが残念でもあるが、終わる事で質が担保さ...
シリーズ最終巻 書店に関わる人の交流だけでなく、会社組織の中の書店運営まで描かれている その描写は部外者の自分には非常に生々しくも感じられ、綿密な取材を元に書かれたのではないかと想像する エンターテイメントとしても完成度が高く、終わりというのが残念でもあるが、終わる事で質が担保されると考えれば、良い締めくくりだったと言える
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ペガサス堂のモデルになったと聞いたことのある吉祥寺のパルコ・ブックセンターは姿を消し、いつの間にかジュンク堂とMARUZENが合併した。書店を取り巻く環境は大きく変わったし、これからも変わっていくだろう。 それぞれ全く完璧ではない、世間のしがらみに汲々としつつも、仕事に邁進する女...
ペガサス堂のモデルになったと聞いたことのある吉祥寺のパルコ・ブックセンターは姿を消し、いつの間にかジュンク堂とMARUZENが合併した。書店を取り巻く環境は大きく変わったし、これからも変わっていくだろう。 それぞれ全く完璧ではない、世間のしがらみに汲々としつつも、仕事に邁進する女性たちの姿を7巻に渡って応援してきた同作品。ここで終わってしまうのは寂しいけれど、たぶん全員これからも本と関わりながら生きていくのだろう。 そういえば、最後に「おじさんの恋」というドラマの公式ガイドブックの話が出てくることで、本当にこの書店員たちが同じ時代を生きているのだと言う感が強くなった。しかし実際のタイトル「おっさんずラブ」は巧いタイトルだな…全然本と関係ない感想もついでに書いておく。
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西岡店長の話はリアルたったなー。 閉店の危機を救おうと書店員たちが声をあげた会社の結果が皮肉すぎる。沢村店長もちょっとなー。 皆が自分の信念に基づきよかれと思ってやってるんだけど、モヤモヤするー。 そして西岡店長の選んだ道というか選ばざるを得なかった道も西岡店長らしく良かった。
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書店ガール、本当に終わっちゃうんだなぁ。 なんとなく、このままずっと続いていくんだって勝手に思い込んでたからなぁ、書店ガールロス。 老舗を閉店させること、それは単に「そこに店がなくなる」ってことではないのだよね。 時間と人と歴史と、そして、思い出と記憶。その全てを消してしまう、そ...
書店ガール、本当に終わっちゃうんだなぁ。 なんとなく、このままずっと続いていくんだって勝手に思い込んでたからなぁ、書店ガールロス。 老舗を閉店させること、それは単に「そこに店がなくなる」ってことではないのだよね。 時間と人と歴史と、そして、思い出と記憶。その全てを消してしまう、その大きな意味。思い出や記憶は無くならないだろう、と言われるかもしれないけど、去る者日々に疎し、いつかそれも消えてしまうんだ、きっと。 たから、残さなきゃ、と感情論では片付けられない問題もある。当然経営が成り立たないならそれはなくなるべきものなんだろうし。でも、それで終わらせていいのか?と堂々巡り。 いろいろ思う夕暮れ。 (話の筋とは関係なく第4章でニヤニヤが止まらない)
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