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国宝(上) の商品レビュー

4.4

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

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2020/05/05

長崎の極道のひとり息子・立花喜久雄。 歌舞伎舞踊の名作を演じた新年会で、敵対する組の急襲を受け父は命を落とす。 喜久雄は大阪へ。 歌舞伎の世界へ身を投じる。 師匠の花井半次郎の厳しき指導を、同じ年の息子俊介とともに受けきっていく。 歌舞伎が好きで好きでたまらなかったから、つ...

長崎の極道のひとり息子・立花喜久雄。 歌舞伎舞踊の名作を演じた新年会で、敵対する組の急襲を受け父は命を落とす。 喜久雄は大阪へ。 歌舞伎の世界へ身を投じる。 師匠の花井半次郎の厳しき指導を、同じ年の息子俊介とともに受けきっていく。 歌舞伎が好きで好きでたまらなかったから、つらくはなかった。むしろのめり込んでいった。 その半次郎が「白虎」を襲名する際に下した決断から、運命が大きく動き出す。 「本当にもう、博打というか、作家人生賭けてやるくらいのことをやりたくなったんです」と作者が語る渾身の作品。 膨大な資料を徹底的に研究し、実際に黒子となって歌舞伎の舞台裏にいること4年間。 その作品を朗読するのは五代目尾上菊之助。 「まるで映画を見ているかのよう」との作者のコメント通りに、圧倒的な大迫力。 老若男女を語り分け、実際の歌舞伎のシーンでは鳥肌が立つほどの美しさに荘厳さ。 作者にも、朗読者にも、登場人物にも通底するのが「歌舞伎が好きで好きでたまらない」との純粋な情熱。 「言葉の持つ力を感じることができました」(尾上菊之助) 歌舞伎の知識がゼロでも身体中がゾクゾクするように楽しめる。

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2020/04/30

久しぶりに短時間での読了。 読み始めたら止まらなくぐいぐい読み進みました。 主人公立花喜久雄の波乱万丈な人生を想像させる冒頭の宴会シーンは凄まじくあの謎?は下巻で解けるのでしょうか。それとも勘違い?読みが浅い?のでしょうか。 生憎、コロナの為、図書館閉館中です。下巻も借りておけ...

久しぶりに短時間での読了。 読み始めたら止まらなくぐいぐい読み進みました。 主人公立花喜久雄の波乱万丈な人生を想像させる冒頭の宴会シーンは凄まじくあの謎?は下巻で解けるのでしょうか。それとも勘違い?読みが浅い?のでしょうか。 生憎、コロナの為、図書館閉館中です。下巻も借りておけばよかったー

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2020/04/25

もともと吉田修一に心酔、 溺れていたけど、なおかつその位置を不動のものにした。 前に、上下と一気読みして 今更レビューはかけない。 上巻と、下巻の趣が違った気がする。 やはり吉田修一おそるべし

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2020/03/20

これは良かった!詳しくは下巻のレビューに。 1964年の長崎、立花組の新年会で、組長の立花権五郎が宮地組と愛甲会の裏切りで討たれた。数年後、一人息子の喜久雄は仇を取ろうとするが失敗し、長崎を追い出された。大阪の歌舞伎役者、二代目・花井半二郎に弟子入りすることに。

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2020/02/19

2019年4月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2019/0401-7637.html

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2020/02/18

切ない場面の多さに苦しく、泣くシーンが多くなる。演じる場面や展開にまた先を急いで読んでしまい、何度も読み返し、、をしつつ、最後は複雑。でもこれを書きながら、やっぱり納得するというか、、 とにかく一読して欲しい大切な作品。 読んでよかった。

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2020/01/13

少し語り口がいつもと違うので最初違和感があったが、読み進めていくといつもの吉田さん。むしろいつもより乗ってきている吉田さん。おもしろいし、丁寧。

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2019/12/07

2019年1月に読了。「国宝」(上下)吉田修一。 架空の歌舞伎役者の一代記(最後死なないけど)。 架空だけど取材しているらしく、昭和の歌舞伎会の実際のエピソードが盛り込まれている(のではないか、と強く思われる)。 吉田修一さんなので、文章は小気味いい。歌舞伎、玉三郎、残菊物語、...

2019年1月に読了。「国宝」(上下)吉田修一。 架空の歌舞伎役者の一代記(最後死なないけど)。 架空だけど取材しているらしく、昭和の歌舞伎会の実際のエピソードが盛り込まれている(のではないか、と強く思われる)。 吉田修一さんなので、文章は小気味いい。歌舞伎、玉三郎、残菊物語、と言ったあたりに興味愛情ある人は、物凄く楽しめるかと(あるいは拒否反応示すか)。 あと、長崎弁が出てくる。吉田修一さんだから。 長崎二世としてはそれも楽しい。 # すごく、「正当大河ドラマ」で、細かい破綻や未回収案件は厭わない(新聞連載小説だった)。 絶対映画やドラマ向きなんだけど、松竹の全面協力が必要なのと、考えようによっては松竹にとってグッドイメージでは無いところが難しそう。

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2019/10/16

前半はまさに青春 昭和演劇史とも重なり 奔放ながらも 対照的な喜久雄と俊介が描かれる 徳次は立ち位置的には弁慶らしい

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2019/12/17

第14回中央公論文芸賞受賞作! 吉田修一さんが『国宝』で中央公論文芸賞を受賞!おめでとうございます。

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