1,800円以上の注文で送料無料

愛なき世界 の商品レビュー

3.9

515件のお客様レビュー

  1. 5つ

    107

  2. 4つ

    202

  3. 3つ

    140

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/02/05

愛おしさが詰まった小説。 登場人物のかわいらしさにほっこりしながらも、時々うるっときたり、心に沁みる言葉をくれる。 ついでに葉脈や本葉の美しさを思い出させてくれる。 少し分厚いので時間はかかるが、気軽に読み進められるお話。

Posted byブクログ

2022/02/04

一人一人のキャラがたっていて楽しい作品。専門的な説明文は集中できず、文字を目で追ってるだけになってしまった。人生かけたいと思うほど熱中できることがあったら最高だな。

Posted byブクログ

2022/02/02

分厚くてハードな見た目だけど、一旦読み始めると止まらない面白い本。大学の研究室で植物の研究をしている人達が描かれている。この本は、笑えるシーンがあり、感動できるシーンがあり、そして自分が知らなかったことを学べるという、三拍子揃ったわたし好みの本である。文系のわたしは、理系のことは...

分厚くてハードな見た目だけど、一旦読み始めると止まらない面白い本。大学の研究室で植物の研究をしている人達が描かれている。この本は、笑えるシーンがあり、感動できるシーンがあり、そして自分が知らなかったことを学べるという、三拍子揃ったわたし好みの本である。文系のわたしは、理系のことはもちろん生物学なんて全くの門外漢。植物にたいした興味もなかったはずなのに、この本を読んでいると、植物って面白いな〜もっと知りたい!と知的好奇心をくすぐられた。 自分の好きなことについて熱く語ることができる人が好きだし、研究者とか愛好家とかオタク気質な人の話って本当に面白いと思う。三浦しをんを久しぶりに読んだけど、オタク気質な変人を書くのが上手いイメージがある。あとお洋服の趣味が変な人が好きなので…本村さんが好きです。 植物は脳も神経もない、つまり思考も感情もない。人間でいう愛という感情がない。それでも繁殖し、環境に適応して地球のあちこちで生きている。確かに不思議かも。人間と植物の共通点や相違点について考えた。愛のない世界の研究に身を投じる人達は、わたしの生活テリトリーに存在していないからこそ、新鮮で面白かった。でも、植物の研究とわたしの仕事ってちょっと似ているなって思った。 「予定通りなんてありえないし、退屈だ。予定とは異なる、ままならない道を、それでも自分の思考と気持ちを信じて進み続けたから、いまこの発見があるんだ。喜びとうれしさがあるんだ」 本村さんのセリフにすごく共感した! あと好きな言葉 •きれいとさびしいってどうしてこんなに似てるんだろう •結局、地球上の生き物はみんな、光を食べて生きている

Posted byブクログ

2022/02/02

答えやゴールは最終目標だけど、そこだけにとらわれてはならない。 時には陰を見る事もあるが、災い転じて福となす。 読み通すと、結構精神論的な意味合いが強く滲み出ている印象の作品でした。

Posted byブクログ

2022/01/31

大学研究室で植物をこよなく愛し、研究をする大学院生たちと、大学近くの定食屋で働く若者との、心温まる物語。私は、大学研究室に勤務しているので、熱量高めの学生や実験室がすごく身近なので、しをんさんの取材力と描写力の素晴らしさが身に沁みた。研究者が身近にいる人または研究者を目指している...

大学研究室で植物をこよなく愛し、研究をする大学院生たちと、大学近くの定食屋で働く若者との、心温まる物語。私は、大学研究室に勤務しているので、熱量高めの学生や実験室がすごく身近なので、しをんさんの取材力と描写力の素晴らしさが身に沁みた。研究者が身近にいる人または研究者を目指している人には、より楽しんでもらえると思う。舟を編むでも、プロフェッショナルな仕事ぶりをとても丁寧に描かれて、自分が知らない世界をのぞいて見たい人にもオススメだと思った!

Posted byブクログ

2022/01/29

ありがちな恋愛模様じゃなくて、人にはそれぞれ付き合い方とか愛するものがあって、お互い認めていけることの素敵さとか素晴らしさを知った。主人公の周りの人たちの温かさが羨ましかった。

Posted byブクログ

2022/01/29

登場人物みんなステキで楽しい物語だった 実験器具とかすごく詳細で、個人的に懐かしい気持ちになった 扱ったことある人はみんなそうじゃないかな これまで興味なかったけど、植物育ててみたくなったなあ 2人なりに今後仲が進展していったらいいなあと思った

Posted byブクログ

2022/01/29

一般的からすこーし乖離した大学院研究室の、植物に対し無垢で海より深い愛情をもって接する人々を描いた青春小説 研究室の皆が利用する食堂「円福亭」の藤丸と院生本村の穏やかな会話が微笑ましい 永く愛され続けるのが頷ける作品です

Posted byブクログ

2022/01/25

タイトルが『愛なき世界』ということでネガティブな内容を含むのかと思いきや、愛情とは関係なく生命を育む植物についての話。 研究とは途方もない数の実験の失敗と成功の積み重ねだと想像するが、その途方もなさを具体的に分かりやすく描いていて、イメージしやすかった。ここまで分かりやすく描くた...

タイトルが『愛なき世界』ということでネガティブな内容を含むのかと思いきや、愛情とは関係なく生命を育む植物についての話。 研究とは途方もない数の実験の失敗と成功の積み重ねだと想像するが、その途方もなさを具体的に分かりやすく描いていて、イメージしやすかった。ここまで分かりやすく描くためには、かなり実際の研究室の方に取材したのだと推測する。 画期的な発見というのは得てして失敗から生まれることが多いと思うので、失敗から新たな事実を見出す描写は良かった。恋愛模様はオマケ的な要素だと思うがそれも楽しめた。

Posted byブクログ

2022/01/23

基礎研究のような小説でした。 研究手法や手順に沿って本村の研究を深く知るとともに、人間に対する解像度も上がる。感情や愛や生命についての。 ふと、植物と愛と、どちらが先に主題としてあったんだろうと考える。鶏が先か…みたいな話ですが。

Posted byブクログ