なるべく働きたくない人のためのお金の話 の商品レビュー
お金というものをどう考えているのかちゃんと考えようと思える本でした。 この本で大事なことは冒頭にはっきりと書かれています。 はじめに明確にしておきたいのですが、お金について考えるとき、「自分がどうありたいのか」という問題を避けて通ることができません。というか、もっと正確に言う...
お金というものをどう考えているのかちゃんと考えようと思える本でした。 この本で大事なことは冒頭にはっきりと書かれています。 はじめに明確にしておきたいのですが、お金について考えるとき、「自分がどうありたいのか」という問題を避けて通ることができません。というか、もっと正確に言うなら、お金のことは、「自分がどうありたいのか問題」の一部でしかない、という気がします。 お金の不安をなくすことが目的なのではなく、お金の不安がなくなったそのとき、自分がどんなふうに生きていくのか、ということのほうが重要だからです。 お金がないと・・・貯金をしないと・・・ と漠然として考えるのではなく、自分がどうありたいかをまず考えてお金の使い方を考えていく。 当たり前ですが、ちゃんと意識できていなかったです。 この本で推奨されているわけではありませんが、 まずはアプリを使って家計簿をつけようと思います。 そこから自分が何にお金を使っているのか客観的に認識するところから始めてみよう。
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この人の境地に達してみたいもの。 「20代で隠居 週休5日の快適生活」という本を出しつつも、週休5日が人間の幸せだ、などということなく、各々の幸せな生活とはを考えて実行していきましょうという内容。大まかには。確かに、お金の話の前に自分の幸せとは?を考えなければ意味がない。お金は手...
この人の境地に達してみたいもの。 「20代で隠居 週休5日の快適生活」という本を出しつつも、週休5日が人間の幸せだ、などということなく、各々の幸せな生活とはを考えて実行していきましょうという内容。大まかには。確かに、お金の話の前に自分の幸せとは?を考えなければ意味がない。お金は手段だから。「普通」に流されて本当は必要でないもののために働いて自分を擦り切れさせるのをやめよう、自分で舵を取ろう。その通りすぎる。 特にハッとした点は「目標を持たずに思わぬ展開を楽しみ、受け入れる」ということ。私たちは、夢を持ってそれを叶えるために努力しなさい!ということを小さい頃から刷り込まれてきた。夢を持っていないとダメだと思ってしまう。しかし何を大事にするかは人それぞれだし、夢を持たずとも人生を無計画な旅のように楽しんでみるのも良いなぁと思えた。 11/18再読。 やはり精神安定剤。 7/29再読。落ち着く。 なんとなく思考が上滑りしてきたら読む本。
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お金の問題はいつも人を悩ませる なんのために働くのか あれだけ働いてこれだけ?と思うこともある この本は働くこと、ひいては生きることを もう少し気楽に考えてみようと提案している。 彼女のように自分のことを極限まで見つめ、 どうすれば最低限のお金で、 幸せと思える日々を送れるか...
お金の問題はいつも人を悩ませる なんのために働くのか あれだけ働いてこれだけ?と思うこともある この本は働くこと、ひいては生きることを もう少し気楽に考えてみようと提案している。 彼女のように自分のことを極限まで見つめ、 どうすれば最低限のお金で、 幸せと思える日々を送れるか 自分の軸で考えることを やってみたいと思った。 私の幸せは本が読めることだと 最近また自覚した。 仕事や人間関係が辛くても、 そことは別の軸で 読書という体験があり、 これができれば 結構ずっと幸せでいられている。 自由や幸せをお金に依存しない という彼女の考え方に 豊かさを感じる。
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タイトルだけをみると、ものすごく、節約して、内側に掘り進めていく本なのかな?と考えて読んでみた。実際内側に向いている部分もあるのだけれど、むしろ、ものすごく能動的な考え方、生き方をしていることを書いてある本だと感じた。 家族がいて、家のローンがある身では全て同じように、やってみよ...
タイトルだけをみると、ものすごく、節約して、内側に掘り進めていく本なのかな?と考えて読んでみた。実際内側に向いている部分もあるのだけれど、むしろ、ものすごく能動的な考え方、生き方をしていることを書いてある本だと感じた。 家族がいて、家のローンがある身では全て同じように、やってみよう!とは、簡単にいかないが、参考にできる部分はたくさんあった。
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著者はお金に関する気持ちを大事にしていて、金は天下の回りものという格言がどういうことかわかった気がした。お金がなくても幸せに生きられる事を体系的に説明した本
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年収90万で若くして隠居生活をしている筆者の体験談。ミニマルな生活を追求してゆくうちに、煩悩から解放され隠居というより悟りの境地に至る。無理にお金の話をしなくても良かったように思う。後半はスピリチュアルな世界に突入。でも面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今までに読んだこの手の本のなかで、一番ドライ。ドライだけど筆者の自己肯定感が高くて読んでいて気分が良かった。 のに、巻末の鶴見済との対談の最後の最後で「スーツ着たゾンビ」みたいなこと言い放つので、え?と。 「スーツ着たゾンビ」だって同じ社会の一員だと思うんだけどなあ。比べてるじゃん。本音が最後の最後に出てきたな、と。
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前著「年収90万円で東京ハッピーライフ」と語っていることは、ほとんど変わらない。お金の話に特化して語ってはいるのだけれども(よって、前著のように生い立ちは語っていないけれども)、決して1年間の決算書が出てくるわけではない。1週間1ヶ月の食費明細が出てくるわけではない。主にお金につ...
前著「年収90万円で東京ハッピーライフ」と語っていることは、ほとんど変わらない。お金の話に特化して語ってはいるのだけれども(よって、前著のように生い立ちは語っていないけれども)、決して1年間の決算書が出てくるわけではない。1週間1ヶ月の食費明細が出てくるわけではない。主にお金についての彼の「考え方」を延々と述べているだけである。この本を読んで特別大きな発見があったわけではない。でも、何故かすこぶる面白かった。 私が思い出したのが、テレビドラマ『俺の話は長い』である。昨年10月12日から12月14日まで日本テレビ系「土曜ドラマ」で放送された。主演は生田斗真。失業してニートになった男性の現実逃避に惑わされながらも、家族がともに絆を深めていく姿を描いていくお話で、1つの話が「30分2本立て」で放送された。生田斗真には同居家族がある。よってお金には困っていないし、小遣いには頓着するがお金には頓着していない、能力はあるけど良い会社に入りたいわけじゃない、やりたいことは決まっていないけど自分探しをしているわけじゃない、美人で金持ちの経営者の恋人になったりもするけど安定を求めていないので別れてしまう。ただ自分のスタイルを貫きたいだけ。スタイルなんて、やってみなくちゃわからない。生田斗真はイケメンだから絵になったが、大原扁理さんは多分イケメンじゃないだろうから、こっちの方が共感する(^_^;)。でも、とにかく生田斗真ばりに話が長いので、読者は選ぶかもしれない。 話が長くなってごめんなさい。 以下、「年収90万円、週2日労働で、いかにハッピーライフを送るか、やってみて気がついたこと」の中から、「ちょっと忘れたくないな」と思ったフレーズをメモ。 ・上京してきた目的がなかったので、直ぐに世田谷の7万から国分寺2.8万の家賃の家に「逃げ出せた」のです。 ←ずっと何故上京したのか不思議だったけど、「単に行きたかった」だけのようだ。目的を持たない、この世の常識をひっくり返す発見。良いんじゃないの。 ・私は満足の最低基準を「好きなことをしているか」ではなく「イヤなことをしないでいられるか」で判断しています。イヤなこと、それは「本当に必要でない、よくわからないことのために働くこと」です。 ・自分のスタイルとは何か。簡単にチェックする方法。「もしも明日、世間の価値観がガラリと変わったら?誰も「いいね」しなくなり、誰も見向きしなくなったら?それでも続けたいと思うか?問いかけてみてください」迷わず「続ける」と答えたら、それは「自分の実感により作り上げた生活」です。 ←私も、SNS発信は、どんなことになろうとも15年間続けてきたから、マイスタイルのひとつはこれなんだと思う。 ・衣装ケース内の服やキッチンの食材、本棚の本などは、頭の中でそらで数えられるぶんだけ、と制限かけました。 ←これは多分できない。 ・毎年水が気持ちいい夏に、バスルームでコートやマフラーなどの大物を洗います。石鹸溶かした後につけ置きして、押し洗い、一度水を張り替えて、もう一度押し洗い。水を抜いたら、足で踏んで脱水、形を整えてバスタオルに包み、平たい場所に陰干し。 ←やってみたい。 ・ちょっとしたお礼に宝くじを配っている。 ・お金は、みんなの便利のために生まれた。最初は喜ばれて生まれた。最後は笑って見送りたい。 ←「サバンナ」(白土三平)を思い出す。なるほど、古代まで辿らなくても、お金の誕生は、考え方を変えるだけで直ぐに見ることができるんだ! ・お金のトンネルを通らない生き方。ドイツのハイデマリー・シュヴァルマーさんの0円での生き方。「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」(小林せかい)。 ・繋がりたい人と繋がるのはOK。鶴見さんは92年ごろパソコン通信(←懐かしい!)でそうした。今は却って気の合う人はネットではなかなか繋がらない。 ・お金を使わない社会は、昔の村社会。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が豊かだった。 ◯著者は何故か今は台湾に住んで自分のスタイルを実践しているらしい。台湾は食費と交通費は安いから、確かになんとかなるかもしれない。因みに、私が韓国で22日間旅をした時は、往復旅費とお土産代を引けば、生活費(交通・食費・宿泊)は10万円ぐらいだった。それで韓国内を一周できた。泊まるのはホテルではなくて、飛び込みの旅館(ヤガン)と旅人宿(ヤスク)のみ。これなら、韓国で生活出来るかもしれないと一瞬思ったけど、ビザとかいろいろ考えて諦めた。大原さんの若さに乾杯!
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絶対に必要なもの、お金をハッキリさせる 工夫で生活は快適になる お金がないと生きていけないけど、お金を稼ぐために生きてたくないと思えた 自分のタイプと反対の人の本を読むと、発見が沢山あるというのを、真似したいと思います。
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東京都内在住で週休5日、つまり週に2日しか 働いておらず、年収は100万円以下だそうです。 でもホームレスではない。きちんした生活を しています。 自ら「隠居生活」と呼ぶライフスタイルは、 単なるミニマリストではなく、「どう生きる ことが自分の目的なのか」を考えに考え抜いて ...
東京都内在住で週休5日、つまり週に2日しか 働いておらず、年収は100万円以下だそうです。 でもホームレスではない。きちんした生活を しています。 自ら「隠居生活」と呼ぶライフスタイルは、 単なるミニマリストではなく、「どう生きる ことが自分の目的なのか」を考えに考え抜いて 出した結論なのです。 なので共感できる部分と出来ない部分が混在 します。 普通の人は共感できる部分だけを参考にする 程度がちょうどいいかもしれません。 例えば「自分がどう生きたいか、を深く考えず に当たり前の生き方を選んでしまうと、家賃や 住宅ローンを払うために働く、という現象に なる。」などは、ちょっとドキッとしました。 日々の生活を見直す一助となる一冊です。
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