我が家のヒミツ の商品レビュー
短編集だけど、奥田英朗の書く家族像ってどこにもあるような感じで、心地よくさくさく読めた。しらない間にドラマにもなっていたのね。
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2019.4〜2019.8.4 読了 仕事で通勤時間が長くなり、本でも読もうと本屋で手に取ったのが購入のきっかけ。自分が4月に結婚をし、家族というものに興味が出てきた。 ここに出てくる家族、主人公は誰しもが悩みを抱えて日々生活している。まさに、普段の私たちのことである。 ...
2019.4〜2019.8.4 読了 仕事で通勤時間が長くなり、本でも読もうと本屋で手に取ったのが購入のきっかけ。自分が4月に結婚をし、家族というものに興味が出てきた。 ここに出てくる家族、主人公は誰しもが悩みを抱えて日々生活している。まさに、普段の私たちのことである。 仕事を始めると、大抵の悩みは仕事か人間関係のどちらかになる。ここでは、その悩みにぶつかりながらも人と関わることで得る温かさを糧に、明日、1分先、1秒先へ希望を感じさせる作品だ。 短編小説が好きだととも思わせる作品でもある。本一冊で、幸せを何回も感じることができる。一つ一つの登場人物に共感できるのだ。 どの話も、温かく、目頭が熱くなったり、思わず微笑んでしまったり。 家族ってそういうものなんだろう。
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どこの家庭にもドラマがある。平凡な家族に訪れる、かけがえのない瞬間を切り取る6つの家族の物語。 奥田さんの家族シリーズも三冊目。街で見かけるたくさんのファミリーに各々ドラマが勿論ある。やっぱり平穏な家庭には会話がある。シリーズではお馴染みの大塚家も『妻と選挙』の冒頭は怪しかったが...
どこの家庭にもドラマがある。平凡な家族に訪れる、かけがえのない瞬間を切り取る6つの家族の物語。 奥田さんの家族シリーズも三冊目。街で見かけるたくさんのファミリーに各々ドラマが勿論ある。やっぱり平穏な家庭には会話がある。シリーズではお馴染みの大塚家も『妻と選挙』の冒頭は怪しかったが、主人公の気持ちの変化とともに一体化するファミリーの姿が微笑ましい。
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家シリーズ(?)の三作目 ドラマを見てしまったが故に、奥さんを佐藤仁美のイメージで読んでしまう 家族の話はどうしても自分と重ね合わせて見てしまうので、客観的な評価は難しい 特に独り身に戻った今となっては尚更複雑な心境… 今回の話の中で、それでも一番親しいのはアンナの話か… ...
家シリーズ(?)の三作目 ドラマを見てしまったが故に、奥さんを佐藤仁美のイメージで読んでしまう 家族の話はどうしても自分と重ね合わせて見てしまうので、客観的な評価は難しい 特に独り身に戻った今となっては尚更複雑な心境… 今回の話の中で、それでも一番親しいのはアンナの話か… どっちの立場としてもね 継子が血縁の父親に会いたいというのであればどうぞどうぞって感じ むしろ、いざというときのセーフティーネットとして、近しい人と顔を繋いでいるのは悪いことではないと思う まぁ、懸念事項としては親族であるが故のトラブルにも捲き込まれる事だけど その辺はいざとなったら縁を切れるからなぁ いずれにしても娘の選択を尊重するかな で、逆に自分の血縁の子が高校生になった場合 まぁ、放って置くつもりはないけど、10年も会わなかった状態で連絡が来るとかか う~ん、それこそ複雑な心境かなぁ この場合も多分娘の意向重視だな その歳になれば自分の住む場所を自分で選ぶ権利もあるし、もし向こうの家族がどう思おうとも自分の娘が一番大事じゃない? ってあたりが作中とは違う 有名人と仕事で会う機会もないし 出世競争に敗れた人もまぁ僕には関係ないかな 奥さんを亡くした旦那さんの話はまぁね… 今の所、住居の隣人も面識があるし 家族が選挙に出ることもない やはりアンナの話が一番近しいな
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3年前に読んだ『家日和』『我が家の問題』に継ぐ家族シリーズ。誰にでも共感出来そうな短編6編。家族の中で発生した問題。解決するでもなくどんでん返しがあるわけでもなく。受け入れていく、受け流していく。時に家族のサポートで、時に身近な誰かのサポートで。嫌いではないけどこの手の本が流行る...
3年前に読んだ『家日和』『我が家の問題』に継ぐ家族シリーズ。誰にでも共感出来そうな短編6編。家族の中で発生した問題。解決するでもなくどんでん返しがあるわけでもなく。受け入れていく、受け流していく。時に家族のサポートで、時に身近な誰かのサポートで。嫌いではないけどこの手の本が流行るのは社会が疲弊しているのだと思う。
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面白かった。 寝る前に読むのにはちょうど良い短編。 佐藤仁美さんのドラマ化という事で読んだのですが、とても良かったのでこのシリーズ、他のも読んでみようと思います。
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年齢も性別も、置かれた家庭事情も異なる人々が主人公として登場する短編集。「虫歯とピアニスト」「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せた」「妊婦と隣人」「妻と選挙」の計6編。どの作品も置かれた状況に大きな変化はないが、周りにいる家族や友人、同僚や上司などによって、主人公の中に少し...
年齢も性別も、置かれた家庭事情も異なる人々が主人公として登場する短編集。「虫歯とピアニスト」「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せた」「妊婦と隣人」「妻と選挙」の計6編。どの作品も置かれた状況に大きな変化はないが、周りにいる家族や友人、同僚や上司などによって、主人公の中に少しずつわだかまりが薄れたり解きほぐされたり、変化していく様になぜか同調してしまう。
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ヒミツって言ってもミステリーでもないしほの暗い感じもしない。読み終わったらほっこりする。どの家もちゃんと家族してて、いいなぁと思った。
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本当に何気ない家族の日常 自分の勤めている歯医者にファンのピアニストが治療にやってくる。コンサートが終わってもバレたらいけないと思い近寄らず遠くからみていただけだったがおそらくバレていた。 次期局次長が同期入社の奴に決まった。自分は違う部署か子会社へ出向となる。今後どう過ごし...
本当に何気ない家族の日常 自分の勤めている歯医者にファンのピアニストが治療にやってくる。コンサートが終わってもバレたらいけないと思い近寄らず遠くからみていただけだったがおそらくバレていた。 次期局次長が同期入社の奴に決まった。自分は違う部署か子会社へ出向となる。今後どう過ごしていったらいいのだろう。今まで急いで生きてきた分これからは妻と一緒にのんびり過ごしていこうという気持ちになる。 自分のお父さんは育ての親、誕生日に実の父親に会いたいと母親に告げ会う事になる。実の父は有名人でお金持ち。今の父親より実の父の方がいいと思い始め親の思いもわからず実の父と暮らしたいと思うようになる。 などなど、見事に何気ない日常を描いた6編の短編集。 奥田さんのこのシリーズは大好きです。 物語に浮き沈みのない作品は苦手なのですが奥田さんの作品は集中して読む事ができます。 6編の中にやはりあった作家の話。 今回は多趣味の妻が市議選に出るという内容。応援はするけど選挙活動には参加しないと言っていたが最後は思わず自分も参加する事になる。 これは少し感動しました。 このシリーズは続く限り読んでいいこうと思います。 次出るのかわからないけど楽しみにしています。
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短編集だが作者の描く女性はどの人も魅力的。 タイプも年齢も違う女性たちなのに。。。 タイトル通り家族にまつわる話だが、自分自身とは違う境遇でも自分自身に起こっているように入り込んで読んでしまう、そして地下鉄の中でウルウル涙ぐんでしまい恥ずかしかった(笑)
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