我が家のヒミツ の商品レビュー
よかった。どの短編もよかったが、出世レースに負けたサラリーマンの話がリアルで印象に残った。出世レースに敗れたことがわかったあとに行った本屋で「司馬遼太郎」コーナーは素通りしたくなるっていうシーン、すごいリアルだったな。
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家庭のちょっとしたヒミツ。短編の六話。 ヒミツと言うかちょっとした体験の話し。 それぞれの物語りが暖かくほっこりする。 六篇全て自分にも似たような体験があったり、 「正雄の秋」は自分の父はどんなだったか 正雄のような気持ちだったかとか 懐かしい気持ちになった
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奥田さんらしい文章。 人生につまづいたり挫折を感じたり現状に自信がもてなくなったりこのままでいいのかと迷ったり不安に思ったり。いろいろあるけど、最初の話に出てきたピアニストが言っているように、「人生の青写真を描いたことがない」くらいの心持ちでいるのがちょうどいいのだと思う。 それ...
奥田さんらしい文章。 人生につまづいたり挫折を感じたり現状に自信がもてなくなったりこのままでいいのかと迷ったり不安に思ったり。いろいろあるけど、最初の話に出てきたピアニストが言っているように、「人生の青写真を描いたことがない」くらいの心持ちでいるのがちょうどいいのだと思う。 それぞれの話すべて、自分の中の問題を抱えている主人公が、人との関わりの中で癒やされたりしながら救われていく。人に救われるといっても、実際に心と向き合って折り合いをつけて前を向いて立ち上がるのは自分自身だ。 人に影響されて落ち込んだり調子に乗ったりして、人に影響されてまた地に足をつけて前を向いて。それぞれの人生を抱えて生きてるたくさんの人の中で生きてたら、そんなことは当たり前にある。青写真を描いてもしょうがないし、もったいない。落ち込んで前を向く旅路を経て、そのたびに見える世界が少し変わるし、広がっていくんだと思う。
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「虫歯とピアニスト」では自分の勤務する歯科医院に、ずっとファンだったピアニストの大西さんが通院する事になり、子供が出来なかった敦美に自分だけの秘かな楽しみが出来た事に共感すると共に心がほっこりさせられました。 「正雄の秋」では出世競争に葛藤する正雄の哀愁が切なく描かれ、「アン...
「虫歯とピアニスト」では自分の勤務する歯科医院に、ずっとファンだったピアニストの大西さんが通院する事になり、子供が出来なかった敦美に自分だけの秘かな楽しみが出来た事に共感すると共に心がほっこりさせられました。 「正雄の秋」では出世競争に葛藤する正雄の哀愁が切なく描かれ、「アンナの十二月」では、育ての父と実の父の間で揺れ動くアンナの気持ちがリアルに描かれています。 各短編、所々に心の琴線に触れる言葉もあり、優しさを感じ元気を貰え 読み終わった後、心が温かくなる読後感の良い作品集でした。
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短編集 どれもよかった 人物描写がリアル 読後感がほのぼのしてて良いなあ 妻と選挙 ピアニストの話が特に好き
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短編集。 どれも面白かったけど、下記の2つが印象的だった。 「手紙に乗せて」 母親が亡くなった際の周囲との温度差。 父の激しいまでの落ち込み… 実際に家族を亡くした経験のない人にはわからない悲しみの重さ。 「妊婦と隣人」 となりに引っ越してきた人たちのことが気になって仕方ない。 ...
短編集。 どれも面白かったけど、下記の2つが印象的だった。 「手紙に乗せて」 母親が亡くなった際の周囲との温度差。 父の激しいまでの落ち込み… 実際に家族を亡くした経験のない人にはわからない悲しみの重さ。 「妊婦と隣人」 となりに引っ越してきた人たちのことが気になって仕方ない。 日中も部屋にいて、全く出てこない。 どうやって生活しているのか? どうにも気になることってあるよなぁと思ってしまう。 2021.2.8
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どの話も読み終わった後ホッコリする。 日常で起こりうる家族にまつわるエピソード。 妻と選挙ので話は家族の絆を感じられて良い締めくくりだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作よりも主人公の年齢層が厚く問題も様々だったが、あとがきにもあるとおり登場人物の細かい心情表記により、気持ちが痛いほど分かる物語ばかり。 特に手紙に乗せては登場人物それぞれに感情移入をしてしまい号泣。親や配偶者を亡くした経験がない幼い私にはとても考えさせられた。 シリーズものの里美&康夫夫婦、双子本当に家族のバランス感覚が理想
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面白かった! どれもありそうでなさそうな話で、これといって衝撃的なオチがあるわけではないけど、良い気持ちで読み終えられる本でした。 奥田さんは初めて読んだけれど、読後に同氏の他の本を予約しました。
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すごくよかった!どれも悪者が出てこない、家族愛を感じられる温かい作品だった。特に「手紙に乗せて」は涙が止まらなかった。
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