我が家のヒミツ の商品レビュー
奥田英朗さんは大好きな作家さん 本格ミステリーも面白いけど、本作のような何気ない日常を描いた作品も面白い! 本作は短編集でどの話もクスッと笑わせてホロっとさせられるのですが、中でも「手紙にのせて」が胸がきゅっとなりました 50代前半のお母さんが突然亡くなり、一人...
奥田英朗さんは大好きな作家さん 本格ミステリーも面白いけど、本作のような何気ない日常を描いた作品も面白い! 本作は短編集でどの話もクスッと笑わせてホロっとさせられるのですが、中でも「手紙にのせて」が胸がきゅっとなりました 50代前半のお母さんが突然亡くなり、一人暮らししていた息子がお父さんと大学生の妹の住む実家に戻ってきます 家族構成から息子の一人暮らしまで我が家とまったく一緒で私が死んだらこうなるのかな?なんて思いながら読みました お父さんの焦燥ぶりから息子の会社の上司まで愛すべきおじさんの姿がそこにありホロっとしました 読み終わった後、あったかい気持ちになれる一冊です
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普通にどこにでも居そうな6つの家族の話。 どれも、最後は良かった!と思える 「手紙にのせて」は、53歳の母親が亡くなり、遺された家族の話。 落ち込んだ父親を元気づけたのは、意外にも息子の上司から父への手紙。 ステキな話でした
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我が家シリーズ読了 3作品目もサラッと読める一冊でした。 3作品の中で1番読了感がいい。 どの作品も最後には心が温かくなるというか ほっとするような内容でした(^^) 最後の妻と選挙は 奥田さんが置かれている 作家としての情況が こんな感じなのか? と思うと切ない気持ちになりました。 でもやはりいい作品♪
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★★★★ 今月12冊目。 久々奥田英朗。 短編だけどほんと奥田先生のさらさらっと流れてく描写とか雰囲気、文章が好きだ。
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「家日和」「我が家の問題」に続く家シリーズ3作目。1作目の家日和は未読だけど… 家族×同僚とか、家族×友達とか、外部との関わりが強いお話が多いかなと思った。 「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せて」がたまらなく温かくて泣ける。並びもよいなと思った。 家族にしか分からな...
「家日和」「我が家の問題」に続く家シリーズ3作目。1作目の家日和は未読だけど… 家族×同僚とか、家族×友達とか、外部との関わりが強いお話が多いかなと思った。 「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せて」がたまらなく温かくて泣ける。並びもよいなと思った。 家族にしか分からないこともあるし、外から見ないと分からないこともある。外での顔と、家族の前での顔も違う。 「正雄の秋」のラストがほほえましくてすき。
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この人の作品はどれも楽しく、読後の爽快感があります。普段着な言葉遣い、テンポ、共感の持てるキャラクター。どの物語も面白かった。
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どれも印象に残っている短編が多い。 虫歯とピアニストは旦那さん超かっこよかった。王道だけど、こういうのはうれしいよね。 正雄の秋も◎。どうオチつけるのかなって残り数ページ不安だったんだけど、満足。 アンナの十二月も語彙は女子高生ながらもしっかりとその揺れ動く不安定な心の動きがその...
どれも印象に残っている短編が多い。 虫歯とピアニストは旦那さん超かっこよかった。王道だけど、こういうのはうれしいよね。 正雄の秋も◎。どうオチつけるのかなって残り数ページ不安だったんだけど、満足。 アンナの十二月も語彙は女子高生ながらもしっかりとその揺れ動く不安定な心の動きがその文から伝わってくるし、いいキャラクターと家族が描かていた。 友達もいい子だった。読んでて心地よい。 妻と選挙はどうなるんかなーって思ったけど、ラストの畳みかけはなんか涙腺緩んだ………気がする笑 人に自信を持ってお勧めできる作品。 心が温まるような小説だし、全然本読んだことない人でも楽しんでひとつひとつの短編を味わえると思う。
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我が家シリーズ第3弾。今回もスルッと読める。ユーモア作家・大塚康夫の家族がどうなっているかが楽しみだったけど他の家族もいい。自分と同世代の主人公に感情移入してしまう。
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最近、母を亡くした。 わたしは20代で、あと30年は一緒にいられると 何の疑いもなく思っていた。 本当に突然のことだった。 落ち込むわたしに恋人が「何か救いになるかも」と 収録されている"手紙に乗せて"を勧めてくれた。 どの話もほっこりできておもしろかったが、...
最近、母を亡くした。 わたしは20代で、あと30年は一緒にいられると 何の疑いもなく思っていた。 本当に突然のことだった。 落ち込むわたしに恋人が「何か救いになるかも」と 収録されている"手紙に乗せて"を勧めてくれた。 どの話もほっこりできておもしろかったが、 やはり"手紙に乗せて"が印象的だった。 自分と似たような状況で 気持ちが分かりすぎて辛い部分もたくさんあったけど、 同時に「このような経験はきっとよくあること」 「わたしのこの苦しみは普通なのだ」と思えて 少し楽になった。 そうそう、おじさんたちは娘のわたしの心配よりも、 妻を亡くした父の心配をするんだよなあ。 これからは父を母のように大切にしたいし、しようと思う。 わたしの人生において大切な一冊になった。
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家日和、我が家の問題に続く家族モチーフの短編集。 「虫歯とピアニスト」 歯科の事務員の前に、突然現れた大好きな有名ピアニスト。 「正雄の秋」 自分では理不尽と思える出世競争に負けた、正雄の秋。 「アンナの12月」 突然知った、本当のパパは有名人! (これが一番泣きそうになった。) 「手紙に乗せて」 母が突然亡くなって、残された父。 立ち直れないくらい落ち込む父と、同じ状況を知る上司。の手紙。 「妊婦と隣人」 キャリアウーマンが産休で自宅にいると、怪しい隣人が越してきた。 「妻と選挙」 これまでの二作にも登場の大塚家。 今度は、平凡な専業主婦が選挙に立候補する話。 安心して下さい。 どれも最後はいい話です。
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