我が家のヒミツ の商品レビュー
やはり、奥田英朗の短編小説は素晴らしいです。 伊良部先生シリーズのような毒やスパイスは少ないですが、 読後感はほっこり、前向きになることができるお話しで、家シリーズも読み返していきたいです。
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奥田英朗さんの小説は人を元気にする力があると思う。家族との関係を書いた短編集。家族小説というカテゴリー。
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短編なので気軽に読めて、 数ページで入り込みやすい。 読み終わった後は、暖かい気持ちになる。 どこにでもあるリアルな家庭の一部を 覗き込みながら自分と重ねて、 家族や社会や人との繋がりの良さを思い出せる。 最後の解説まで必読。 この読み終えた時の爽快感を 上手に言語化してくれ...
短編なので気軽に読めて、 数ページで入り込みやすい。 読み終わった後は、暖かい気持ちになる。 どこにでもあるリアルな家庭の一部を 覗き込みながら自分と重ねて、 家族や社会や人との繋がりの良さを思い出せる。 最後の解説まで必読。 この読み終えた時の爽快感を 上手に言語化してくれている。
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短編6作品収録 これまたいろんな家族の物語 どれもまた面白かったのですが 最後の作品はうるっときてしまいました これでこのシリーズを3冊読みましたが とても気に入りました 今後も続編に期待したいです
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面白かった!やはり奥田英朗はいい。 この家族シリーズは基本的に良い人ばかり出てくるので、心が疲れない。疲れないどころか暖かくなって癒される。 「手紙に乗せて」は突然死で母を失った主人公が憔悴しきっている父に戸惑う場面から始まる。主人公の周りには、父に同情し気にかけてくれるおじさん...
面白かった!やはり奥田英朗はいい。 この家族シリーズは基本的に良い人ばかり出てくるので、心が疲れない。疲れないどころか暖かくなって癒される。 「手紙に乗せて」は突然死で母を失った主人公が憔悴しきっている父に戸惑う場面から始まる。主人公の周りには、父に同情し気にかけてくれるおじさんたちと、自分の世界で忙しく他人の不幸はすぐに忘れてしまう若者達の2種類がいる。この本のいいところは、そういう若者達を決して悪者にはしないところだ。年を重ねるとは、いろんな悲しみを知ることであり、悲しみを知っているおじさん達は他人の悲しみにも敏感だが、まだ経験が少ない若者達は自分のことでいっぱいいっぱいになる。それはしょうがないのだと認めてくれる。 人に対する視線がなんとも優しく爽やかな気持ちになれる本だった。
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2023.6.30 読了 ☆9.2/10.0 年齢も環境も性格も異なる人々を主人公に据えてるのに、どれもがバラバラな人を描いているのに、どれもが「ああ、わかる…」と、ため息が出るほどリアル それぞれの家族が向き合う問題が、どの家庭にも起きても不思議ではない、ごくごく身近なこ...
2023.6.30 読了 ☆9.2/10.0 年齢も環境も性格も異なる人々を主人公に据えてるのに、どれもがバラバラな人を描いているのに、どれもが「ああ、わかる…」と、ため息が出るほどリアル それぞれの家族が向き合う問題が、どの家庭にも起きても不思議ではない、ごくごく身近なことばかり。 義母から子どもを求められることのプレッシャー 仕事以外の人生を見出せない状況 生まれの親と育ての親の間で揺れる心 伴侶を失う悲しみ どれもありふれた問題ばかりなのに、その人にとっては、そしてその家族にとっては大きな問題であり、 どう向き合うかは家族によって全く違う。 その向き合い方が、ユーモラスで切なくて、そして温かい。 どの物語でも、主人公やその家族が現実を受け止め、 折り合いをつけ、切り替え、今日を大事にしようとしている 誰もが何かを抱えながら、別の誰かを助けている それがとても愛おしい ああ、すっかり彼のファンだ
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久しぶりに奥田英郎さんの作品を読んだんですが、やっぱり良い!何が良いのかというと、"絶妙な脱力感"です。 読んでて変に頭を使う事無く読めちゃうストーリー展開は流石です。今回読んだ「我が家のヒミツ」は6話の短編集となりますが其々のストーリーに登場する登場人物の心...
久しぶりに奥田英郎さんの作品を読んだんですが、やっぱり良い!何が良いのかというと、"絶妙な脱力感"です。 読んでて変に頭を使う事無く読めちゃうストーリー展開は流石です。今回読んだ「我が家のヒミツ」は6話の短編集となりますが其々のストーリーに登場する登場人物の心理描写が本当に巧みで、自分事の様な不思議な感覚で読めちゃいます。6話全てが良いのですが、個人的には「アンナの十二月」が良かったかな~。
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<我が家>に絡むさまざまな問題の起承転結を、ユーモアを交えながら軟着陸してみせる爽快感が胸せまる、直木賞作家・奥田英雄朗さんの家族小説全6篇。 有名ピアニストの歯科治療『虫歯とピアニスト』、出世競争の果てに『正雄の秋』、実父と育ての親『アンナの十二月』、伴侶に先立たれた夫『手...
<我が家>に絡むさまざまな問題の起承転結を、ユーモアを交えながら軟着陸してみせる爽快感が胸せまる、直木賞作家・奥田英雄朗さんの家族小説全6篇。 有名ピアニストの歯科治療『虫歯とピアニスト』、出世競争の果てに『正雄の秋』、実父と育ての親『アンナの十二月』、伴侶に先立たれた夫『手紙に乗せて』、謎の隣人の怪『妊婦と隣人』、N木賞受賞作家の妻が立候補『妻と選挙』と、いづれも逸品ぞろい。
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短編6話で すべての話がホッコリ系!! 寝る前や、休憩の時に読めて良いですね 普通の長編もそうですが 短編とか 作家さんて何でこんなに似たようなテーマで こんなに沢山の話が書けるの?とビックリする 作家さんの執筆の仕方や資料とかどうやってるのか見てみたいですよね?! ※だ...
短編6話で すべての話がホッコリ系!! 寝る前や、休憩の時に読めて良いですね 普通の長編もそうですが 短編とか 作家さんて何でこんなに似たようなテーマで こんなに沢山の話が書けるの?とビックリする 作家さんの執筆の仕方や資料とかどうやってるのか見てみたいですよね?! ※だから話が変わるけど、俺が何を言いたいかって言うと… 【自分が理由はないけど、なんか好きで良く使ったり買ったりしちゃう物は「ペンライト」と「四色ボールペン」です】って事!!
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年末年始に。もう3,4回読んでるはずが感想書いてなかった。 ハッピーエンドの短編6つ。安心する。2,3,4,6篇目が好き。何回読んでも良い。
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