dele(2) の商品レビュー
妹が亡くなるのは避けられなかったとしても、条件が重ならなければこんな目にあう必要はなかったのに。いったいどんな気持ちで…。
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依頼人が遺したデータを削除するだけのつもりが、思いがけずその秘密を探ることになった圭司と祐太郎。 たかがデータと侮ると恐ろしい。 その人の想いや人生の一部に容易く踏み込めてしまう。 そうして目の当たりにした事実に、こちらの胸が締めつけられる。 どの話を読んでも何故か寂しい気持ちに...
依頼人が遺したデータを削除するだけのつもりが、思いがけずその秘密を探ることになった圭司と祐太郎。 たかがデータと侮ると恐ろしい。 その人の想いや人生の一部に容易く踏み込めてしまう。 そうして目の当たりにした事実に、こちらの胸が締めつけられる。 どの話を読んでも何故か寂しい気持ちになる。
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連作 短篇 中編集。 3編のうちはじめの2篇は短編で、最後の1篇は中編となっている。 短編の方は1作目と同じパターンで面白かったが、ワンパターンなのでこの評価にはしなかったのだが、最後の1篇でこの評価に高まった。 この中編は メインキャラがどちらかと言えば圭司だったのだが、サ...
連作 短篇 中編集。 3編のうちはじめの2篇は短編で、最後の1篇は中編となっている。 短編の方は1作目と同じパターンで面白かったが、ワンパターンなのでこの評価にはしなかったのだが、最後の1篇でこの評価に高まった。 この中編は メインキャラがどちらかと言えば圭司だったのだが、サブ主役の感じだった祐太郎が完全にメインの話になった。 祐太郎の妹が亡くなっていることは度々書かれているのだが、なぜ亡くなったのか、祐太郎の家族はどうしているのか等が明かされ、妹の死の原因を家族が追求することを諦めた真実に近づき解明話。 どんで返しに祐太郎の感情、関わった人達の状況、祐太郎を支える人達の様子までもを中編に収めているので、濃密な物語になっている。 続編が出されれば読みたいが、この感じで終わったので続編はなさそうな感じがする。 もしそうなら少し残念。
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アマプラで見たドラマが面白かったので衝動買い。毎度全てが丸く収まらない感じが話に余韻を残して好き。この作者さんの他の作品も読みたくなった。
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おお、これはなかなか予想外の結末。気持ちのいい結末ではないけど、事実が明らかになっていく様子は鳥肌もの。
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記憶と記録をめぐるミステリ、2ヵ月連続刊行の第2弾!消えゆく記憶。削除(=dele)された真実。 驚愕と感涙のミステリ、待望の第2弾。 『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』は、依頼人が死んだときに動き出す。 故人より託された秘密のデータを削除するのが、この会社...
記憶と記録をめぐるミステリ、2ヵ月連続刊行の第2弾!消えゆく記憶。削除(=dele)された真実。 驚愕と感涙のミステリ、待望の第2弾。 『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』は、依頼人が死んだときに動き出す。 故人より託された秘密のデータを削除するのが、この会社の仕事だ。 所長の圭司の指示を受けて依頼人の死亡確認をする祐太郎は、 この世と繋がる一筋の縁を切るような仕事に、いまだ割り切れないものを感じていた。 そんなある日、祐太郎の妹・鈴が通っていた大学病院の元教授・室田から依頼が舞い込む。 難病を患い、新薬の治験中に死亡した鈴。その真相に二人は近づくが……。
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依頼人が死亡したときにデジタルデバイスからデータを消去するdele.LIFEの物語第2弾で、中短編3つ収録。 どれも真の悪人はおらず、やるせない読後感が残る話である。 最終話で祐太郎の妹の事件に決着がつくが、圭と祐太郎の今後がどうなるのか気になる終わり方だったので続編を読みたい。
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本によって文体からイメージするものがあるが、このシリーズは「コンクリート」。 都会的で冷たいというだけでなく、日差しが染みて温もったコンクリートや、そこに確かに人が大勢住んでいる、そんなざわめきを感じる人工の石。 この感覚は他の作家や本では感じたことがなかった。
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- ネタバレ
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ドラマも見てたけど読むのは今になった本その2。 アンチェインド・メロディもすきです。 9年間闇でもがき続けた祐太郎と、尊敬する父親が隠した不祥事が故にずっと向き合うことができなかったケイ。 ラストがすごく美しかった。 「そうか。これは最初から、俺の問題なのか」
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ドラマを見て興味を持ち、こちらを手に取りました。 テンポが良くて、どんどん読み進められます。 生と死とは、今を生きるとは…そして人と人との繋がりを考えさせられるお話。
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