営繕かるかや怪異譚 の商品レビュー
小野不由美さんの残穢の怖さが年数経ってようやく薄れてきたというのにまた住まいに関する怪異譚で背筋が冷える日々を過ごすことになりそう。 不思議な題名だと思っていたら「営繕かるかや」が関わる怪異譚だった。営繕とは取り潰すのではなく今の状態を活かしながら繕う、という形の家屋修繕のよう。...
小野不由美さんの残穢の怖さが年数経ってようやく薄れてきたというのにまた住まいに関する怪異譚で背筋が冷える日々を過ごすことになりそう。 不思議な題名だと思っていたら「営繕かるかや」が関わる怪異譚だった。営繕とは取り潰すのではなく今の状態を活かしながら繕う、という形の家屋修繕のよう。かるかやの営繕で共存したり落とし所が見つかるとホッとした
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営繕かるかやシリーズ第1弾です! すっかり小野不由美さんのファンになってしまい、またAudibleで聴いています。 古い家にまつわるホラーなんですが、怖さセンサーが壊れている私はあまり怖くないけど、なんか可哀想だったりしんみりします。 確かに古い家って隙間が怖いですよね。 ...
営繕かるかやシリーズ第1弾です! すっかり小野不由美さんのファンになってしまい、またAudibleで聴いています。 古い家にまつわるホラーなんですが、怖さセンサーが壊れている私はあまり怖くないけど、なんか可哀想だったりしんみりします。 確かに古い家って隙間が怖いですよね。 私にも暗闇とか隙間が怖いという可愛い時代がありました笑 今の家って天井のシミとか隙間とかありませんよね。 ホラーもやりにくくなりますね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏だから、と思って手に取りました。『残穢』はきっと怖すぎるけどこれくらいなら、と思っていましたが、しっかり怖かったです。 流れるような静かな文章がとても心地よく、するすると読めてしまう分、情景が目に浮かぶような気がして、怖さ倍増でした。 毎話、尾端さんが出てきた瞬間に心の底からホッとします。怪異の正体を暴かず排除せず、人間の都合ばかり押し通さない、そんな彼のスタンスもすごく好きです。
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何回も読みたくなってしまう。 怪異を全部解決する訳ではなく、やりすごしたり、共存したり。 こういう怪異もあっていいんだなあと思える本。
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家に纏わる怪談?妖怪の話。 土地柄のものという話を心霊番組でよく聞くけど、こう言った本のような事情もあるのかもしれない。 専門用語に詳しくないので、調べつつ読み進めた。イラストとかもないのでぱっと理解できるものではないかも。庭とかならわかるけど微妙に家の配置とかがこんがらがってく...
家に纏わる怪談?妖怪の話。 土地柄のものという話を心霊番組でよく聞くけど、こう言った本のような事情もあるのかもしれない。 専門用語に詳しくないので、調べつつ読み進めた。イラストとかもないのでぱっと理解できるものではないかも。庭とかならわかるけど微妙に家の配置とかがこんがらがってくる
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建築史や建築意匠の分野には、建築の空間を文章でみっちり記述する伝統がある。図面や写真で示せば分かることであっても、ファサードはこうで、入口はこうで、扉が、床が、壁が、窓が、差し込む光が……と綿密に書き出されるのである。初学者のうちはこれがくどくどしく感じられ、なかなか読み進められ...
建築史や建築意匠の分野には、建築の空間を文章でみっちり記述する伝統がある。図面や写真で示せば分かることであっても、ファサードはこうで、入口はこうで、扉が、床が、壁が、窓が、差し込む光が……と綿密に書き出されるのである。初学者のうちはこれがくどくどしく感じられ、なかなか読み進められないのだけれども、慣れてくると滑らかに読めるようになり、そこにある空間が立ち上がってくるようになる。さらに図面や写真では語り切れないことが、一続きの文章によって語られ、ニュートラルな空間が、濃密な意味を帯びた場所として、眼前に現れるようになるのだ。 小野不由美の、空間を描き出す筆致は本当に素晴らしい。いずれも古びた家の、座敷、屋根裏、路地、押入れ、風呂桶、井戸、ガレージ……。その空間——ヒンヤリとして暗く湿って黴臭く生臭く、息苦しく閉じこめられている空間——には、何かがいる。その気配が生々しく伝わってくる。こんな風に建築空間を文章で描き出せるというのは、本当に素晴らしいことだ。 このシリーズでは物語の最後には尾端さんがなんとか納めてくれるらしいことがわかってからは、物語の背後に積もった怨念や血みどろの惨劇を怖れすぎることなく、その空間描写を存分に楽しめるようになる。 『十二国記』以外のものを読むのは初めてだったが、このシリーズも読んでいこうと思った。
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母からのおすすめ。 この世の者ではない者と共存する、やり過ごす。 怖い話でも、尾端さんがきっとどうにかしてくれると思ってページを進められた。 雨の鈴と檻の外が印象的。
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小野不由美さんの怖めの連作短編集。 とある城下町のいくつかの家屋で起こる不思議で怖い出来事を「営繕かるかや」が解決していく。 飄々と現れ「大工です」と名乗り、その通り、家の造りを変え、直すことで、住人と怪異の折り合いをつけさせる。 祓わない。倒さない。追い払わない。消さない。成仏...
小野不由美さんの怖めの連作短編集。 とある城下町のいくつかの家屋で起こる不思議で怖い出来事を「営繕かるかや」が解決していく。 飄々と現れ「大工です」と名乗り、その通り、家の造りを変え、直すことで、住人と怪異の折り合いをつけさせる。 祓わない。倒さない。追い払わない。消さない。成仏させない。ただ、家の造りと怪異自身の在り方を変えてやる。…自分、大工なんで。 いつもの小野不由美の、こっわい話を想像してたけど、思わぬほっこり怪異譚でした。 ああでも、解決パートまでの怖い話パートはしっかり怖かったです。
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怖い話は読みたいけどグロや鬱展開はNGという需要を満たしてくれる、ホラー風味の連作短編集。 亡くなった祖父母が生前住んでいた田舎の家をずっと思い出しながら読んでいた。春先は芝桜の葉陰に小さくてかわいいアマガエルがたくさん隠れていたこと、夏になると小さい庭に面した縁側で祖父が釣り道...
怖い話は読みたいけどグロや鬱展開はNGという需要を満たしてくれる、ホラー風味の連作短編集。 亡くなった祖父母が生前住んでいた田舎の家をずっと思い出しながら読んでいた。春先は芝桜の葉陰に小さくてかわいいアマガエルがたくさん隠れていたこと、夏になると小さい庭に面した縁側で祖父が釣り道具の手入れをしていたこと、祖母が床の間に季節に合った掛け軸と花を欠かさず飾っていたこと、折々に違い棚に置かれた小さい雛人形や朱塗りの盆や一輪挿し、仏間に布団を敷いてもらって寝る夜中、欄間の模様がなんだか怖いものに見えたこと。昼間でも薄暗い納戸や、シャッターが付いた古い車庫もあった。祖父母の死後、家は壊して売ってしまったので、今では新しい知らない人の家が建っているけど、読みながらあの古い家が胸が締め付けられるほど懐かしくなった。しょっちゅう出入りしていた小さい頃は何とも思っていなかったが今の私の生活からは失われて戻らない豊かさがあの家にあったことに気付かされた。 雨の鈴と、最後の車庫の話がよかった。
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家や建物、敷地にまつわる怪異を集めた短編集 小野不由美先生の表現って本当にゾッとして背筋が寒くなる でもこの本は、怪異こそは得体が知れなくて怖いけど、だからと言って祓ったりするのではなく、建物を修繕するみたいに上手く直していく かるかやの尾端の何でもないようなサラッとした対応に...
家や建物、敷地にまつわる怪異を集めた短編集 小野不由美先生の表現って本当にゾッとして背筋が寒くなる でもこの本は、怪異こそは得体が知れなくて怖いけど、だからと言って祓ったりするのではなく、建物を修繕するみたいに上手く直していく かるかやの尾端の何でもないようなサラッとした対応に、それまでの恐怖も薄れてゆくから不思議 サッパリとした読後感で梅雨時に読むのもいいかもね
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