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営繕かるかや怪異譚 の商品レビュー

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246件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2026/09/30

怪異を祓わず建物の構造を変えて 怪異を鎮める 奥庭より 屋根裏に 雨の鈴 異形のひと 潮満ちの井戸 檻の外

Posted byブクログ

2026/09/27

知り合いの薦めで。背骨を冷たい手でゆっくりとなぞられるような、じわじわとくる怖さを感じる一冊だった。家にまつわる話が中心ということで、これまで住んだことのある大きな家や、京都で訪れたような小径を想像しながら読んだ。後味はかなりスッキリしている印象の肌寒いホラー。

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2026/09/19

短編だからちょっとずつ読むのに丁度いい。 小野不由美先生の言葉の使い方や雰囲気、普段あまり目にしない漢字などが好き 2巻も出てるみたいだから買いに行こう

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2026/09/26

小野不由美さん著書、『営繕かるかや怪異譚』。 【あらすじ】 住人を悩ませる不可解な現象に対し、営繕屋の尾端が家の修繕を通してその原因と向き合い解決に導いていく。古い家や住まいにまつわる怪異を描いた全6篇の怪談短編集。 【感想】 本作で印象的なのは、怪異を必要以上に恐ろしく演出...

小野不由美さん著書、『営繕かるかや怪異譚』。 【あらすじ】 住人を悩ませる不可解な現象に対し、営繕屋の尾端が家の修繕を通してその原因と向き合い解決に導いていく。古い家や住まいにまつわる怪異を描いた全6篇の怪談短編集。 【感想】 本作で印象的なのは、怪異を必要以上に恐ろしく演出しない小野不由美さんの文体であり、淡々とした日常の中に不可解な現象を描くことで、派手さのない静かな恐怖がじわじわと迫ってくる表現力は魅力である。 各篇では、住人を悩ませる怪異に対し、怪異の原因や、そこに至るまでの真実が少しずつ明らかになっていく構成。 怪異をすべて悪意あるものとして捉えるのではなく、そこに隠された人の思いや悲しさを知ることで、その存在に現実味が帯びてくる。それもまた、本作における一つの恐怖として印象に残った。 本作の中でも「異形の人」と「檻の外」は、怪異そのものを恐れるのではなく、そこに至るまでの存在自体に恐怖の視点が変わっていく点が、切なさを感じさせる一方で、怪異そのものの見え方まで変わっていく二篇だと感じた。 怪異を単純に「祓うべきもの」として描いておらず、解決策として受容するといった形で向き合う部分も本作ならではの魅力の一つではないだろうかと思う。 直接的な恐怖ではなく、怪異が生まれるまでの因果関係を描くことで見えてくる恐怖をぜひ感じて欲しいと思いおすすめしたい。

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2026/09/02

小野不由美さんの残穢の怖さが年数経ってようやく薄れてきたというのにまた住まいに関する怪異譚で背筋が冷える日々を過ごすことになりそう。 不思議な題名だと思っていたら「営繕かるかや」が関わる怪異譚だった。営繕とは取り潰すのではなく今の状態を活かしながら繕う、という形の家屋修繕のよう。...

小野不由美さんの残穢の怖さが年数経ってようやく薄れてきたというのにまた住まいに関する怪異譚で背筋が冷える日々を過ごすことになりそう。 不思議な題名だと思っていたら「営繕かるかや」が関わる怪異譚だった。営繕とは取り潰すのではなく今の状態を活かしながら繕う、という形の家屋修繕のよう。かるかやの営繕で共存したり落とし所が見つかるとホッとした

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2026/08/06

営繕かるかやシリーズ第1弾です! すっかり小野不由美さんのファンになってしまい、またAudibleで聴いています。 古い家にまつわるホラーなんですが、怖さセンサーが壊れている私はあまり怖くないけど、なんか可哀想だったりしんみりします。 確かに古い家って隙間が怖いですよね。 ...

営繕かるかやシリーズ第1弾です! すっかり小野不由美さんのファンになってしまい、またAudibleで聴いています。 古い家にまつわるホラーなんですが、怖さセンサーが壊れている私はあまり怖くないけど、なんか可哀想だったりしんみりします。 確かに古い家って隙間が怖いですよね。 私にも暗闇とか隙間が怖いという可愛い時代がありました笑 今の家って天井のシミとか隙間とかありませんよね。 ホラーもやりにくくなりますね。

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2026/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夏だから、と思って手に取りました。『残穢』はきっと怖すぎるけどこれくらいなら、と思っていましたが、しっかり怖かったです。 流れるような静かな文章がとても心地よく、するすると読めてしまう分、情景が目に浮かぶような気がして、怖さ倍増でした。 毎話、尾端さんが出てきた瞬間に心の底からホッとします。怪異の正体を暴かず排除せず、人間の都合ばかり押し通さない、そんな彼のスタンスもすごく好きです。

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2026/08/01

何回も読みたくなってしまう。 怪異を全部解決する訳ではなく、やりすごしたり、共存したり。 こういう怪異もあっていいんだなあと思える本。

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2026/07/12

家に纏わる怪談?妖怪の話。 土地柄のものという話を心霊番組でよく聞くけど、こう言った本のような事情もあるのかもしれない。 専門用語に詳しくないので、調べつつ読み進めた。イラストとかもないのでぱっと理解できるものではないかも。庭とかならわかるけど微妙に家の配置とかがこんがらがってく...

家に纏わる怪談?妖怪の話。 土地柄のものという話を心霊番組でよく聞くけど、こう言った本のような事情もあるのかもしれない。 専門用語に詳しくないので、調べつつ読み進めた。イラストとかもないのでぱっと理解できるものではないかも。庭とかならわかるけど微妙に家の配置とかがこんがらがってくる

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2026/07/06

建築史や建築意匠の分野には、建築の空間を文章でみっちり記述する伝統がある。図面や写真で示せば分かることであっても、ファサードはこうで、入口はこうで、扉が、床が、壁が、窓が、差し込む光が……と綿密に書き出されるのである。初学者のうちはこれがくどくどしく感じられ、なかなか読み進められ...

建築史や建築意匠の分野には、建築の空間を文章でみっちり記述する伝統がある。図面や写真で示せば分かることであっても、ファサードはこうで、入口はこうで、扉が、床が、壁が、窓が、差し込む光が……と綿密に書き出されるのである。初学者のうちはこれがくどくどしく感じられ、なかなか読み進められないのだけれども、慣れてくると滑らかに読めるようになり、そこにある空間が立ち上がってくるようになる。さらに図面や写真では語り切れないことが、一続きの文章によって語られ、ニュートラルな空間が、濃密な意味を帯びた場所として、眼前に現れるようになるのだ。 小野不由美の、空間を描き出す筆致は本当に素晴らしい。いずれも古びた家の、座敷、屋根裏、路地、押入れ、風呂桶、井戸、ガレージ……。その空間——ヒンヤリとして暗く湿って黴臭く生臭く、息苦しく閉じこめられている空間——には、何かがいる。その気配が生々しく伝わってくる。こんな風に建築空間を文章で描き出せるというのは、本当に素晴らしいことだ。 このシリーズでは物語の最後には尾端さんがなんとか納めてくれるらしいことがわかってからは、物語の背後に積もった怨念や血みどろの惨劇を怖れすぎることなく、その空間描写を存分に楽しめるようになる。 『十二国記』以外のものを読むのは初めてだったが、このシリーズも読んでいこうと思った。

Posted byブクログ