人間に向いてない の商品レビュー
もし子どもが出来たら、こんな辛い想いさせない様にしようと再確認できる作品。わかりやすい虐待とかはないけれど、徐々に心を蝕んでしまう様が恐ろしかった。読んで良かった。
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ひきこもり・ニートの若者がある日突然異形の生物になってしまう奇病。様々な家族が出てくる。子育てや家族との向き合い方について考えるきっかけとなる良い本。 途中、飼っていた犬を山に捨てたという過去のエピソードがさらっと出てくる等、さりげなく違和感をしのばせているのが上手いと思う。
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これは、、、、なんとも、、、、、 いや、、、ホント。 もしかしたら、わたしの子供たちが引きこもりになり、、、、こんな状態だったら、、、、、 虫に成り果てたら、、、、、 わたしは、、、、子どもたちを可愛がっていつづけられるだろうか。 と、考えると。 なんとも、、、、、 人間に向いて...
これは、、、、なんとも、、、、、 いや、、、ホント。 もしかしたら、わたしの子供たちが引きこもりになり、、、、こんな状態だったら、、、、、 虫に成り果てたら、、、、、 わたしは、、、、子どもたちを可愛がっていつづけられるだろうか。 と、考えると。 なんとも、、、、、 人間に向いてない。 まさに、そうなのかもしれない。 なんかごめん。 そんな風に思えちゃう、一冊でした。 倫理的にはどうなのかわからんけど、 ここまでキテタら。 もう、虫になってもらって、残念だけど。ってのがなるほど。神の采配と言う言い訳の元に、さよならできる。心底ではさよならしたい。そんな、親の苦心が滲み出る。 ホント、当事者は、、、親ってことで逃げるわけにも、見捨てるわけにもいかずに、、、、 っていうのが、現実の世界で十分に考えられる事柄で、考えさせられた。。。 変異した子どもを持つ親の会のあれこれも、これまたあり得るのよねぇ。っていう。 設定は虫になった息子なんだけど、ストーリー自体はいよいよありうる流れでした。。。 #子ども #引きこもり #ニート #子どもをニートにしないために #なるほどなぁ #子どもの叫び #そうだよね #なんとも言えないが、、、、 #今の世の中、結構いるんじゃ!? #子ども少ないから余計なんじゃ
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引きこもりやニートの若者たちがある日突然、意思疎通の取れない異形の姿になってしまう「異形性変異症候群」という病気が発生した世界を描いたダークSF。 主人公の美晴は、息子が異形の姿になっても息子を見捨てず守ろうとするが── 設定はカフカの『変身』みたい。 若者だけ発症するのにはなにか意図があるのかと思って読んだが、後半で40〜50代の中年も発症するようになるので別に深い意図があった訳ではなさそう。 あと、長年ニートとか引きこもりだった子どもが合法的に死亡して、正直ほっとしたり喜んだりする親もいそうだけど、今作ではそういう親は出てこず(発症した我が子を保健所に引き渡したり捨てたり殺したりする事例がかなりの件数あるという描写はあるが)。 そもそも、家族に暴力を振るったり、不衛生で汚かったりする引きこもりはほぼ出てこないので、引きこもりやニートの問題に切り込んだというよりは上澄みを掬っただけ…みたいな印象を受けた。特に高齢の引きこもりは全く出てこない。 最後に元に戻るのも物語として安易な気がしてしまった。
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数年前から突如として発生した異形性変異症候群。それはある日突然、異形の姿に変貌してしまう病だった。異形になった引きこもりの息子と接するうちに、今からでもできる事はあると奮闘していく。 設定が奇抜で、ぐいぐい読めた。ただ、最終的にまだ人間に戻れると言うハッピーエンドが、きれいにまとまりすぎていて、ふに落ちなかった。
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ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。人権の一切が適用外となる。20歳頃の若者が発症する。その上、引きこもりの若者達がってのがスゴイ設定だなと思った。虫や植物などに変わってしまって意思疎通もできない子供とどう向き合えばいいのか。難しかっ...
ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。人権の一切が適用外となる。20歳頃の若者が発症する。その上、引きこもりの若者達がってのがスゴイ設定だなと思った。虫や植物などに変わってしまって意思疎通もできない子供とどう向き合えばいいのか。難しかった。子供が魚になってしまったお母さんの話は衝撃でした。
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ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。この病に罹患した者は法的に死亡したものとして扱われ、人権の一切を適用外とされる。罹患するのは引きこもりやニートといった弱い立場の人たち。 この病の蔓延は何を意味しているのか?タイトルはなぜ「人間に向いてない」になったんだろう?読み終わった後も、まだ完全に消化できないでいる。 追記: 美晴(親)から見た引きこもりの息子って、意思疎通ができなくて、得体が知れなくて、人によっては恐怖や嫌悪感を感じさせるものなのかもしれない。その感情を具現化したのが虫だったり人面犬だったり植物だったりするのだろう。 美晴と優一の母子の関係(というよりも子から母に向けた感情)を表した終盤のフレーズが、とてもしっくりきたし、なぜかほっとした。 『瓶の中に溜まった泥をすべて引っ繰り返して、空になったはずの底にようやく、相手への本物の感謝が一欠片だけ残っていた。』
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知った気に言うと「あー。メフィスト賞らしいな」だけどそこまで知ってる訳では無いので率直に。 これは言い方悪いけど、「自分が育てると決めたものを育てきる事が出来るか」だよなぁ。 それが子供なりペットなり親なり。 養うと決めたものがある日望んでる状態から乖離する場合にあなたはどうし...
知った気に言うと「あー。メフィスト賞らしいな」だけどそこまで知ってる訳では無いので率直に。 これは言い方悪いけど、「自分が育てると決めたものを育てきる事が出来るか」だよなぁ。 それが子供なりペットなり親なり。 養うと決めたものがある日望んでる状態から乖離する場合にあなたはどうしますか。と問われる作品。
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設定に興味を持ちずっと読みたかったが、書店に置いてなくて偶々図書館にあった。 内容はもっと奇抜で面白くなるかと思いきや、結構重たい内容だった。 家族内の問題児を、奇抜な虫に変貌させる事によって読者自身の良心を試されてるみたいで、ちょっと反則だと思わなくともない。 人間の本来...
設定に興味を持ちずっと読みたかったが、書店に置いてなくて偶々図書館にあった。 内容はもっと奇抜で面白くなるかと思いきや、結構重たい内容だった。 家族内の問題児を、奇抜な虫に変貌させる事によって読者自身の良心を試されてるみたいで、ちょっと反則だと思わなくともない。 人間の本来持っている善悪では片づけられない感情が蠢いてる。 ここに登場する人物全員(夫や姑も)が悪いとは言い切れなくなる。 何事も何処かで割り切らないと生きていけない部分もあるし、でもそれを良しとしない出来ない自分が居たり。 中々考えさせられた作品。
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アダルトチルドレン、ニートに引きこもり、発達障害に精神疾患……そういった、「ふつうにできるはずなのにそうでない」ものを“異形”として表しているように思えた。 母親神話を描きつつも、その母親が聖人でないのが面白い。 基本的に主人公目線で物語は進むものの、途中で関係する他者の視点で...
アダルトチルドレン、ニートに引きこもり、発達障害に精神疾患……そういった、「ふつうにできるはずなのにそうでない」ものを“異形”として表しているように思えた。 母親神話を描きつつも、その母親が聖人でないのが面白い。 基本的に主人公目線で物語は進むものの、途中で関係する他者の視点で別のエピソードが語られるのが現実味をもたせていたように思う。 「受け入れる」ことと「待つ」ことの難しさと大切さを知ることができるラストだった。
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