ディス・イズ・ザ・デイ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本にあるプロサッカー2部リーグの最終節に起こった様々な人間模様を描いている。 そこにはサッカーを通じた心の交流があり、どの人物もサッカーに、チームに救われている。物語でありながら、実際にスタジアムの隣の席に、この登場人物が座っているかもしれない。 今度、スタジアムで隣に座った人、街で見かけたユニフォーム姿の人に話し掛けてみよう。
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J2リーグ全22チームの最終節「その日」の物語。 全て架空のチームですが設定が細かくて各チームのエンブレムなんかも見てて楽しい。 家庭で。仕事で。人生で。 色々な悩みを持つ全ての人に、幸せな時間と少しの勇気を与えてくれるサッカーチーム。 J2リーグ独特の優しい地元愛あふれる雰囲...
J2リーグ全22チームの最終節「その日」の物語。 全て架空のチームですが設定が細かくて各チームのエンブレムなんかも見てて楽しい。 家庭で。仕事で。人生で。 色々な悩みを持つ全ての人に、幸せな時間と少しの勇気を与えてくれるサッカーチーム。 J2リーグ独特の優しい地元愛あふれる雰囲気が伝わってきます。 応援できる好きなモノがあるって幸せだなぁ、と再認識させてくれる素敵な作品でいsた。
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待ちに待った津村さんの作品、サッカーにまったく興味ないのにとても楽しく読めた。念入りに取材しているなぁというのがうかがえる。明るい気持ちになれる作品。
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登場人物が多くてとにかく大変。 ウチの地元にもサッカーチームありますが、 こんな感じで応援しているのかしら。 確かに、一度行ってみても面白いのかも。
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津村さんってなんでも書けるんだなーと思った一冊。 三鷹に縁があるので初っぱなからぐいぐいでした。ロスゲレロス。吐瀉物みたいなネーミング笑。
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サポーターってなるものでもやるものでもなく、魂に刻まれるもんだってのがほんとよく分かってる人が書いてる、、そんなに苦しいならやめればいいじゃんとか、簡単にやめるとかできないからこっちはこうなってるってのを思い起こさせてもらいました
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サッカーのJ2リーグ。全国各地のチームのサポーターが描かれていて、ひとつひとつ、あるある、わかる~、と共感できたり、ポロリときたり。
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地域に根差して地道に活動している二部のサッカークラブを応援している人々の人間模様を、巧みにシニカルな文章で訥々と描いた短編集です。サッカー知らなくても、作者の描く「ごく普通の」人々の生活描写が好きな人なら全然楽しめると思います。 大きな事件を抱えているわけではないけれど、家族や...
地域に根差して地道に活動している二部のサッカークラブを応援している人々の人間模様を、巧みにシニカルな文章で訥々と描いた短編集です。サッカー知らなくても、作者の描く「ごく普通の」人々の生活描写が好きな人なら全然楽しめると思います。 大きな事件を抱えているわけではないけれど、家族や仕事とうまくいかなかったり、将来が不安だったり。そんなもやもやを抱えつつ、「ぱっとしない」こともあるサッカークラブを応援している人々が、応援を通じて、なにかを気づいたり一歩だけ人生のコマを進めたり、人と距離をちょっと縮めたり、といったほんのささいな「幸せ」の描き方がとても心地よいです。 時間とお金を費やして、自分に必ずしも利益を生むわけではないものをただひたすらに応援するというのは、日常から逃れる手段であるとともに、日常をより魅力的にしてくれるものでもある、という面白い矛盾を抱えているなあ、などと改めて思ったりしたのでした。 応援している自分と、一緒に応援している人々がいるということ、そして応援しているチームや選手が輝いてくれること、それらが三位一体になって、ちょっとでも人生頑張ろうって気持ちにさせてくれるのだろうな、と。 私はその対象がサッカーではないですが、そういう気持ちになれる趣味があって良かったな、ともしみじみ感じたりしました。
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(2019/2/1読了) 実在するチームなのかと思ったら架空だったのね。エンブレムや選手や試合内容、ランク?って言うのかな、その動向まで詳しく書かれてるから、現実に脚色したものなのかと思った。そう勘違いする私は全くサッカーを知らない。 この本で、一部二部三部があると知ったし→まさ...
(2019/2/1読了) 実在するチームなのかと思ったら架空だったのね。エンブレムや選手や試合内容、ランク?って言うのかな、その動向まで詳しく書かれてるから、現実に脚色したものなのかと思った。そう勘違いする私は全くサッカーを知らない。 この本で、一部二部三部があると知ったし→まさかこれも架空のこと? サッカーを交えながら、人と人との繋がりが書かれてる。サッカーがまるでわからないので、サッカーについてどんなに細かく詳しく書かれてても、訳もわからず流し読み。 それでも読破できたのは、人間関係が面白かったからなんだろうな。 特に、第7話から第10話を読んでいた時が楽しかった。 逆に、エピローグはそれぞれの話のその後について書かれているようなのだけど、サッカーについての部分がわからずに、流し読み状態だった。 やっぱりサッカー好きな方向けの本だな。 (内容) 好きなものが、どんな時も自分たちを支えてくれる。22のチーム、22の人生。 (目次) 第1話 三鷹を取り戻す/第2話 若松家ダービー/第3話 えりちゃんの復活/第4話 眼鏡の町の漂着/第5話 篠村兄弟の恩寵/第6話 龍宮の友達/第7話 権現様の弟、旅に出る/第8話 また夜が明けるまで/第9話 おばあちゃんの好きな選手/第10話 唱和する芝生/第11話 海が輝いている/エピローグ――昇格プレーオフ/あとがき (本書に登場する架空の22チーム) オスプレイ嵐山、CA富士山、泉大津ディアブロ、琵琶湖トルメンタス、三鷹ロスゲレロス、ネプタドーレ弘前、鯖江アザレアSC、倉敷FC、奈良FC、伊勢志摩ユナイテッド、熱海龍宮クラブ、白馬FC、遠野FC、ヴェーレ浜松、姫路FC、モルゲン土佐、松江04、松戸アデランテロ、川越シティ、桜島ヴァルカン、アドミラル呉、カングレーホ大林
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うーん、何か纏まるかと思ったが、やはり纏められなかった~サッカー二部の試合に一喜一憂する人々~地域スポーツって結構根付いているんだね。知らなかった。さて、芥川賞を獲った「ポトスライムの舟」を読んだは読んだが、ポトスという植物の本当の名がポトスライムであることを知った以外は何も覚え...
うーん、何か纏まるかと思ったが、やはり纏められなかった~サッカー二部の試合に一喜一憂する人々~地域スポーツって結構根付いているんだね。知らなかった。さて、芥川賞を獲った「ポトスライムの舟」を読んだは読んだが、ポトスという植物の本当の名がポトスライムであることを知った以外は何も覚えていない。賞獲得後のスランプかしら? それとも…
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