ディス・イズ・ザ・デイ の商品レビュー
タイトル通り、人々の何気ない日常の中が描かれる ただ一点プロサッカーの2部リーグが軸にあるという条件のもとに。 それは、人々の日常にとってなくてもいいようであって なくてはならないものに描かれ、 サッカー見に行く過程や試合の最中、試合後の帰り道で 自分達の心を少しでも動かし、少し...
タイトル通り、人々の何気ない日常の中が描かれる ただ一点プロサッカーの2部リーグが軸にあるという条件のもとに。 それは、人々の日常にとってなくてもいいようであって なくてはならないものに描かれ、 サッカー見に行く過程や試合の最中、試合後の帰り道で 自分達の心を少しでも動かし、少しづつでも日常に影響を与えている事を 如実に表現してくれている作品。 好きなサッカークラブがあれば、良い事も、悪い事も 少し色づいて人生を鮮やかにしてくれているのだと サポーター人生に気づかせてくれる作品です。 もし、あなたがどこかのクラブチームをサポートしているのであれば、 この作品を手に取ってみて、自分の気持ちと重ね合わせながら読んでみると 『あぁ、なんかわかるなぁ』と共感できる部分があるかもしれません。 この作品はそんな時に気づかせてくれるのです。 自分もサポーターとして色づかせて貰ってるんだなぁと
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*22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最後の試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、憧れの先輩に近づきたい男子高生、十数年ぶりに再会した祖母と孫など、ごく普通の人たちのかけがえのない喜びを、サッカーを通してエモーショナルに描き出す連作短編集* サッカーには全く疎いが、エンブレムや二部リーグやマスコットやスタジアムグルメなど小話も面白い。ほのぼの。知らない世界。
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J2がモデルと思われる架空のサッカー二部チームを応援する人々による短編群像劇。 日本各地でサッカーの応援に行く人々の普通の生活(悲喜こもごもの)と試合との関わりがとてもいい。それぞれのサッカーへの思い入れは温度差というかきっかけ含めて差があるのだけれど、普段の生活に影響を与えてい...
J2がモデルと思われる架空のサッカー二部チームを応援する人々による短編群像劇。 日本各地でサッカーの応援に行く人々の普通の生活(悲喜こもごもの)と試合との関わりがとてもいい。それぞれのサッカーへの思い入れは温度差というかきっかけ含めて差があるのだけれど、普段の生活に影響を与えていく。 中年なのでド派手に始まったJリーグを知っていてあんなにド派手なのに理念や目標が地域とスポーツの密接化(→ここ曖昧ですが)を謳っていてホンマか〜?とも思っていたのだけど流行りというものが過ぎて四半世紀たった今、その地域に深く結びついた最初の目標に近い姿になっているのではないかなんてこの本の描写だけで思ってしまった。取材もたくさんされたようで各スタジアムの様子も目に見えるようで、特に呉は行ってみたいなと感じた。 最初に出てきた引きこもりの女子大生、同じ選手を応援してきた兄弟、孫と同じ名前と生年の選手が好きなおばあちゃん、その後が気になる人々も多いけど、それぞれがまたサッカーを応援しながら人生を引き続き送るんだろう。 サッカー好きなら元ネタを思い出したりして2倍楽しめそうな本だった。
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サッカーのJ3,マイナーなチームを応援する人々を色々な角度立場から描いた連作短編集11編.涙あり笑いありの中で,サッカーチームを応援することが,自分の人生の何かが変わるきっかけとして作用する.それがとても上手く書かれていて,津村氏の筆力に感服しました.
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サッカーを見る人々の物語。老若男女、長年のサポーターからつい最近サッカーを見始めた人まで。 そして本物そっくりのチームと可愛くも笑っちゃうエンブレムの数々。何度も表紙裏のチーム一覧を参照するには、やはり紙の本だと思いました。 サッカーの見方、関わり方は自由なんだなとサッカーを全く...
サッカーを見る人々の物語。老若男女、長年のサポーターからつい最近サッカーを見始めた人まで。 そして本物そっくりのチームと可愛くも笑っちゃうエンブレムの数々。何度も表紙裏のチーム一覧を参照するには、やはり紙の本だと思いました。 サッカーの見方、関わり方は自由なんだなとサッカーを全く見ない私でも楽しめました。 サッカーに興味がなくても楽しく読めるので、少しでも興味がある人にはたまらない一冊になるでしょう。 この本を読むとサッカーをそれもスタジアムで見たくなります。
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自身はJ1チームのサポーターなのだが、本書に書かれた(2部リーグの)サポーターたちの気持ちはよくわかる。 著者が創作した架空の(22!)チーム、選手の実在感や、周辺の人間模様はすばらしい。
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短編11話。全国各地のJリーグ2部チームを応援する人々の日常を描く。チームは架空だよね?後書きを読むと、現地取材はしているのもあって、めっちゃ具体的。サッカー知らない私からすると、試合の描写はつまらないはずなのに、やたらと細かい選手の名前や設定や、各クラブの懐事情による経営方針などディテールすごく楽しめた。 津村記久子って関西の普通の人々の生活書くのが上手いなーと好きだけど、全国各地の描写もやっぱり好きだ。想像上のチームの争いと絡めながら、人々の生活を静かにかけるってすごい。なんか作者の新しい面が出てきたのかな。
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サッカー2部リーグを応援する人たちの話。サッカー自体はあまり関係ない。 ゆるーく応援する感じと、応援する人たちの人間模様がしみじみしていて面白かったです。
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18/09/01読了 サッカー二部リーグの最終節をめぐるオムニバス。関わりかたの深さは違えど、すべてファンの話。生活のなかにスポーツ応援が入るの、いいな。 あとがきがよい。その土地に生きることの誇り、それを持たせることの一助を地域密着のスポーツチームは担っているのてはないかと。
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