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ディス・イズ・ザ・デイ の商品レビュー

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69件のお客様レビュー

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    22

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/10/04

Jのファン心理を絶妙な視点で記載されているところが堪らなかったです。舞台がJ2っていうのも絶妙。上がるし落ちるし、何も変わらないしがそれぞれあって面白い。 私は現在J1の某チームのファンなのですが、うちのチームのコアサポは勝つ事にこだわり過ぎてるなぁとか、俺たちこそが真のサポータ...

Jのファン心理を絶妙な視点で記載されているところが堪らなかったです。舞台がJ2っていうのも絶妙。上がるし落ちるし、何も変わらないしがそれぞれあって面白い。 私は現在J1の某チームのファンなのですが、うちのチームのコアサポは勝つ事にこだわり過ぎてるなぁとか、俺たちこそが真のサポーターだみたいに思っていそうなとこがあって、違和感感じることも多々。 原理的応援も楽しみかもしれないけど、人それぞれ楽しみ方が有って、それぞれを尊重できると良いよねって、思わせてくれる本でした。

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2021/10/04

一つずつのストーリーの面白さもあり、どこかのチームを応援している人なら分かる空気感や雰囲気、自分の中にある記憶が同時に蘇るのでずっと楽しんで読めました。

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2021/04/21

Jリーグのチームをずっと応援してきて、サッカーとの関わり方もスタジアムの楽しみ方も人それぞれだということはわかっていたつもりだけど、それをこんな風に表現してくれる小説が現れるとは。 選手や試合の描写だけでなく、チーム名やエンブレム、マスコットまでしっかり設定されていて、実在のリー...

Jリーグのチームをずっと応援してきて、サッカーとの関わり方もスタジアムの楽しみ方も人それぞれだということはわかっていたつもりだけど、それをこんな風に表現してくれる小説が現れるとは。 選手や試合の描写だけでなく、チーム名やエンブレム、マスコットまでしっかり設定されていて、実在のリーグを見るようで本当に楽しかった。

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2021/02/09

ダラダラ感が強すぎる。 サッカーモノで途中で読むのやめようかと思ったのははじめて。 それぞれのチームに紐づけた、違うエピソードの短編集っぽい感じなんだけど、話そのものの中身が薄すぎるのと、ストーリー性というか主張が見えないというかないというか。サッカーの話だから、無理矢理最後まで...

ダラダラ感が強すぎる。 サッカーモノで途中で読むのやめようかと思ったのははじめて。 それぞれのチームに紐づけた、違うエピソードの短編集っぽい感じなんだけど、話そのものの中身が薄すぎるのと、ストーリー性というか主張が見えないというかないというか。サッカーの話だから、無理矢理最後まで読んだけど。みたいな後味。

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2020/10/06

新聞連載の時に読んでたのの単行本版を再読。これまで読んだ津村記久子本では2番目に好き。1番は「これからお祈りに行きます」なんだけど、この本もサッカーを応援する人たちのチームへの思い(あるいは家族や知人や友人への思い)が祈りにも似ていて、あ、同じテーマだなと思う。ただ誰かのことを思...

新聞連載の時に読んでたのの単行本版を再読。これまで読んだ津村記久子本では2番目に好き。1番は「これからお祈りに行きます」なんだけど、この本もサッカーを応援する人たちのチームへの思い(あるいは家族や知人や友人への思い)が祈りにも似ていて、あ、同じテーマだなと思う。ただ誰かのことを思う、応援するという行為の純粋さに心揺さぶられる。地元の2部リーグを応援することには特になんの見返りも求めない。ただ、そのチームを愛する、気にかける、それだけ。 特に好きなのは「第10章 唱和する芝生」。サッカーのことを何にも知らない富生がチャントに仰天しながらも次第に音楽の才能を活かして馴染んでいくさまが可愛く面白い。

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2020/09/27

僕はスタジアムより家のテレビで観るほうが好きなタイプのサッカーファンである。もちろんスタジアムには年に何度か行くし、スタジアム特有の楽しさがあることも理解しているが、僕はそれよりも実況中継が好きなのだ。 スタジアム観戦があまり好きでない理由として、いわゆるサポーターと呼ばれがちな...

僕はスタジアムより家のテレビで観るほうが好きなタイプのサッカーファンである。もちろんスタジアムには年に何度か行くし、スタジアム特有の楽しさがあることも理解しているが、僕はそれよりも実況中継が好きなのだ。 スタジアム観戦があまり好きでない理由として、いわゆるサポーターと呼ばれがちな類の人、平たく言うとゴール裏の人に対しての「彼らは自分とは相容れないタイプのファンだ」という思いがある。だから僕は自分はサポーターに違いないがずっとファンを自称している。 この本はそんな偏見を解消してくれたと感じる。 僕はサッカーの何が1番楽しいかというと、それはもう完全に試合を見ることが1番楽しい。分析記事を読んだりニュースをチェックしたり仲間とサッカーの話をしたり、それらの何をおいても試合を見ることが何よりも楽しい。その傾向は歳を重ねるほど強くなっていき、専門誌を真剣にチェックするということも少なくなってきたし、ましてサッカーを題材にしたフィクションに目を通すことなど皆無と言っていいほどなくなった。だからこの本も存在は知っていながらずっと読まなかったんだけど、読んでよかったと心から思う。 サッカーを題材としたフィクション作品で初めて心の底から面白いと思ったし、初めて「これはサッカーの本だ」と感じることができた。この本は世の中にあるサッカーを題材としたフィクション作品には珍しく真に「サッカー」を描いている。本当に読めてよかった。

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2020/08/29

個人的には一切関心のないサッカーの、しかも2部リーグの話をここまで読ませるとは、さすがは津村。女・重松清。永世山本周五郎賞を与えたい。

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2020/08/18

サッカー観戦を趣味とする11人とそのまわりの人々の物語。サッカーに少しなりとも興味がないと読了は難しいかも。というわけで途中で断念してしまった。好きな作家さんなのだけど。

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2020/07/05

津村さんのイメージに、サッカーのサポーターが無かったこともあり、 図書館で、ジャケ借りした本の内容は、意外だった…。 人生と交差する、最終節の辺り。引退も降格昇格も、移籍も…。 しみじみしながら、昨日 Jリーグの再会をテレビ観戦したんでした。 各チームのエンブレムデザインの中...

津村さんのイメージに、サッカーのサポーターが無かったこともあり、 図書館で、ジャケ借りした本の内容は、意外だった…。 人生と交差する、最終節の辺り。引退も降格昇格も、移籍も…。 しみじみしながら、昨日 Jリーグの再会をテレビ観戦したんでした。 各チームのエンブレムデザインの中では、ネプタドーレが好き。

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2021/07/25

スポーツと十人十色のストーリー 小説でありながら、スポーツビジネスを考える上で、ファン心理に寄って立てる内容。ひとつひとつの物語を通してインサイトを鍛えられる。 もちろん、ひとつひとつの物語も読みやすく、こころあたたまる内容であり、いい気分になれた。 11のストーリーに2チー...

スポーツと十人十色のストーリー 小説でありながら、スポーツビジネスを考える上で、ファン心理に寄って立てる内容。ひとつひとつの物語を通してインサイトを鍛えられる。 もちろん、ひとつひとつの物語も読みやすく、こころあたたまる内容であり、いい気分になれた。 11のストーリーに2チームずつ、合計22のひきこもごもの人間模様とチームの姿がある。 あとがきにも至極の名言あり、スポーツの価値を考えさせてくれる強烈なメッセージである。 >苦しい時もそうでない時も、人間を立たせるものは他でもない誇りなのではないか、また、その土地に生きる誰かに誇りを持たせるという一助を、Jリーグや他の地域密着スポーツのチームは担っているのではないか…

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