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滅びの園 の商品レビュー

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60件のお客様レビュー

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2026/01/04

こんな話を読みたかった!スケールの大きな独創的な世界で繰り広げられるそれぞれの戦いは、どう収拾がつくのが予想もつかずに、最後までドキドキしながら読んだ。ユートピアとディストピア、生と死、希望と絶望。相反するはずの2つがいつしか交じり合い、境界がわからなくなる。私自身、鈴上の気持ち...

こんな話を読みたかった!スケールの大きな独創的な世界で繰り広げられるそれぞれの戦いは、どう収拾がつくのが予想もつかずに、最後までドキドキしながら読んだ。ユートピアとディストピア、生と死、希望と絶望。相反するはずの2つがいつしか交じり合い、境界がわからなくなる。私自身、鈴上の気持ちに寄り添って読んでいたのに、いつの間にか聖子や他の人達に気持ちが移っていた。もしも自分の幸せが他の大勢の人達の不幸の上にしか成り立たないものだったら、私はどうするのだろうか。混沌としてるのにどこか美しい世界、映像化してほしいな。

Posted byブクログ

2025/11/28

5本めの恒川光太郎 この人の怪異が好きだったけれどコレはSF。 今迄読んだようなノスタルジックスでクールな印象はないが、説明不可能な独特さで面白かった。 未知なるものや害虫?(プーニー)の名前も形態も脱力感あって恐怖感ないし、登場人物も中二病的だったり名前もなにかキラキラ系だっ...

5本めの恒川光太郎 この人の怪異が好きだったけれどコレはSF。 今迄読んだようなノスタルジックスでクールな印象はないが、説明不可能な独特さで面白かった。 未知なるものや害虫?(プーニー)の名前も形態も脱力感あって恐怖感ないし、登場人物も中二病的だったり名前もなにかキラキラ系だったり、テイストは現代的 主人公の絵本のようなご都合主義な仮想現実世界に幼稚さを覚えるけれど、主人公は責められないのではと思ってしまう。 特にファンタジー好きには。 誰だってほかの世界に休息のため逃避したいし、思い通りになるなら 争いのない平和な世界にいたい。 ふとトロッコ問題がよぎった。 そして世界の何億人より大事な自分と愛する家族も。 好き勝手やっていた理剣だって、現実世界での悲痛な経験値がなければ、または仲間がいなければどうしていたか… 万が一選民の園だったら? 選ばれないから破壊する? 逆に不可解だったのは野夏めぐるの行動。高尚な若者と言うべきなのか けれどやはりラストは恒川光太郎はそうなのね。そっちが悪 となりました 明日に希望を見出せなくなったら 絶望(現実世界)におとされ 居続ける意味 彼は希望に戻れるのか それは消滅なのか

Posted byブクログ

2025/09/13

好きな作家だし評判も良かったから読んでみたけど、いつもの不気味だけど何処かノスタルジーを感じる文章は息を潜め、終始中学生の妄想みたいな話だった。対ブニーのところは面白かったけど、1番気になっていた未知の生命体とは?核とは?みたいな部分がほとんど書かれず残念。本当にただストーリーを...

好きな作家だし評判も良かったから読んでみたけど、いつもの不気味だけど何処かノスタルジーを感じる文章は息を潜め、終始中学生の妄想みたいな話だった。対ブニーのところは面白かったけど、1番気になっていた未知の生命体とは?核とは?みたいな部分がほとんど書かれず残念。本当にただストーリーを追っていくだけの感じでSFなのに世界観のつくりこみも感じられなかった。がっかりした。

Posted byブクログ

2025/10/13

一人の男が自分の理想郷を創ったがために、それによって“地球”が滅び始めるといったストーリーです。 考えさせられるお話でした。私も夢見がちなところがあり、たまに「こうだったらいいな~」など考えてしまうことがあるので、主人公に同情心を抱きながら読みました。 理想を創り、自分の思い通...

一人の男が自分の理想郷を創ったがために、それによって“地球”が滅び始めるといったストーリーです。 考えさせられるお話でした。私も夢見がちなところがあり、たまに「こうだったらいいな~」など考えてしまうことがあるので、主人公に同情心を抱きながら読みました。 理想を創り、自分の思い通りにできる人生、一見楽しそうですが現実に戻った時あらゆることに不平不満を抱く人生になってしまうと考えると、人生においてある程度の“負荷”は必要なのかなと思いました。 “ありがたみ”という感じは“有難味”と書くように、人生は多少の困難あってこそ幸せを感じるのかもしれませんね。

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2024/09/20

面白かったんだけど、後半 私には思ってもない展開で、主人公が気の毒に思えた… 読み終わったあと、なんか消化不良。面白かったけどね!

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2024/04/15

夢中で読んだ。日常からとんでもないSFに吹っ飛んでるのに「ああ、あるかもね」って読み進める不思議。 理剣くんの告白は胸熱。

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2024/01/25

恒川先生らしいSFファンタジーの内容。 ある男性が異世界に迷い込む。そこは現世と違い、ストレスなく、居心地もよく、理想が現実になる世界。その男性は戸惑いながらも、その世界を満喫していく。 いっぽう、現世(地球)では突如「地球外生命のようなもの」が現れ、大勢の人が死んでいく。解決の...

恒川先生らしいSFファンタジーの内容。 ある男性が異世界に迷い込む。そこは現世と違い、ストレスなく、居心地もよく、理想が現実になる世界。その男性は戸惑いながらも、その世界を満喫していく。 いっぽう、現世(地球)では突如「地球外生命のようなもの」が現れ、大勢の人が死んでいく。解決の鍵を握るのが異世界のその男性。 ファンタジー(異世界)と現世(地球)を上手く結びつけて、この男性や地球で生きている人の苦悩を分かりやすく表している作品。 恒川先生の想像力に驚かされる小説です。

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2023/10/15

恐ろしいまでに 面白い 話が展開するたびのどのエピソードも心惹かれる ファンタジーのようで 妙にさっぱりとした現実感も 作者のリアリティラインは 絶妙

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2023/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 恒川さんの長編ファンタジーで何冊目でしょうか、今回も楽しませていただきました。読み終わるのがさみしかったです笑。地味で固めな題名とは打って変わった展開でした。この物語を読んで終始感じていたのは「今自分がいるこの世界がたとえ幻であっても目の前の大切な妻と娘を守る」という誠一の気持ちと私の気持ちが同じであったことです。  一方で、地球の住民が「想念の世界」に到達するのがとても困難を極めた環境で、なぜ誠一だけが、電車の中でうつらうつらしてる間に、いとも簡単に行けたのでしょうか?そのあたりが、不明瞭で。ま、ファンタジーだから仕方ないんだけど、物語の中で、も少しでも納得できる裏付けがあったらよかったかなと思いました。  また、上品で淡々とした文章が続く中、さりげなく「プーニー」とか「プニ対」とか日本語的にすこし「クスっ」としてしまうような表現があったのも、あえて笑いをとりに行くかのような恒川さんの表現の仕方が、あっぱれだと思いました。  こうなったら恒川さんの作品を読み尽くしたいと思っています。

Posted byブクログ

2023/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水槽の中の脳の話かと思ったら、トロッコ問題の話だった。思考実験が流行ってたときに感じたことだが、トロッコ問題って悪趣味。それを小説にするとこんな感じかな。 トロッコ問題が盛り上がる世の中にウンザリした気持ちが、そのまま小説後半部分への共感につながった。

Posted byブクログ