ありえないほどうるさいオルゴール店 の商品レビュー
北の町でひっそりと営業しているオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客様の心に流れる曲”を小さな箱に仕立ててくれます。耳の聞こえない少年。音楽の夢をあきらめたバンド少女。不仲だった父の法事で帰郷した男性。長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。彼らの心には、どんな音楽が流れ...
北の町でひっそりと営業しているオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客様の心に流れる曲”を小さな箱に仕立ててくれます。耳の聞こえない少年。音楽の夢をあきらめたバンド少女。不仲だった父の法事で帰郷した男性。長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。彼らの心には、どんな音楽が流れているのでしょうか―。 耳の聞こえない少年と母親の話が良かった。 子どもの心に残っている音楽が、母親の子守唄なんて、私が母親だったら幸せすぎて涙が出る。 心の中で鳴っている音を奏でるオルゴール、作ってもらいたいなぁ。
Posted by
小樽を想像しながら読んだ。 全て暖かい空気を感じる。 学生の時はよく小樽にも遊びに行ってたなーと懐かしくなった。
Posted by
続編が出たので、これも再読。 最近、続編物が多く再読ばかり。 あぁ、こんな話しだったな、程度の感想しか沸かず、続編も少し二の足を踏む感じ。 ただ改めて読むと、続編ありきの終わり方だと気付く。
Posted by
2021/07/27 読了 優しいお話でした。 よりみち の章が一番好きです。 私の中に流れる音楽はどんな曲なのかなってオルゴール屋さんに行ってみたいです。
Posted by
きこえにくいのではなく、きこえすぎる。不思議なオルゴール屋さん。 どんな音がきこえているんだろう。私にも流れている音があるのかな。
Posted by
短編それぞれのその先も気になれば、もう1編紡いでほしいという想いに。気になる行方、きっとそういうことなんだと、描かれていない1編も読後に想像しながら、この感想を書き留めています。
Posted by
北海道・小樽の運河沿いが舞台かなーと思いながら読んだ。 北国だし観光地だし、有名な洋菓子屋さんもあるしお寿司屋さんもあるし、観光で行った時には結構立派なオルゴール屋さんもあった。(本作品とはおそらく無関係) 運河の街にあるオルゴール屋さんのお話。 お客さんの心の中で流れているメ...
北海道・小樽の運河沿いが舞台かなーと思いながら読んだ。 北国だし観光地だし、有名な洋菓子屋さんもあるしお寿司屋さんもあるし、観光で行った時には結構立派なオルゴール屋さんもあった。(本作品とはおそらく無関係) 運河の街にあるオルゴール屋さんのお話。 お客さんの心の中で流れているメロディーを聴き取って、不思議とお客さんにぴったり合う曲のオルゴールをオーダーメイドで作ってくれる。 静かな店内なのに「ありえないほどうるさい」とはどういうことなんだろうと読み進めて、後半でその意味となるものが書かれていて、なるほどと思わず頬が緩んだ。 オルゴールの音色って神秘的で素敵。 オルゴールの店主も謎めいていて多くを語らない感じで素敵だった。 私もオルゴール作ってもらいたいな。何の曲になるだろう。 何となく手に取った本だけど良かった。 優しくて温かくて、好きな感じの文章と物語だった。 特に「おそろい」がすき。 続編があればぜひ読みたいし、この人のほかの作品も読んでみたくなった。 久しぶりに時間を忘れて読書して、夜更かしする夜になった。
Posted by
風変わりな主人が“お客様の心に流れる曲”をオルゴールに仕立ててくれるオルゴール店。 穏やかで優しい読み心地の短編集でした。 自分にとって大切な思い出の曲って何だろう? 音楽を聴くとその曲が流れていた頃に気持ちが引き戻され、思い出も甦りますよね。 嬉しい気持ち、楽しい気持ち、悲しい...
風変わりな主人が“お客様の心に流れる曲”をオルゴールに仕立ててくれるオルゴール店。 穏やかで優しい読み心地の短編集でした。 自分にとって大切な思い出の曲って何だろう? 音楽を聴くとその曲が流れていた頃に気持ちが引き戻され、思い出も甦りますよね。 嬉しい気持ち、楽しい気持ち、悲しい気持ち、悔しい気持ち…。 『人生の大事な場面でたまたま流れていた曲が、心に残ることもある。音楽は大切な思い出を呼び起こす。』 耳の聞こえない少年も、音が出る仕組みを目で見ることで “音が見える”。 そんな表現が印象的でした。 1編が30頁ほどで読みやすく、隙間時間や寝る前に読むのにもぴったりな優しい読後感です♪
Posted by
どのお話もふんわりした気持ちになれた。 もうちょいみんながどうなったか知りたい気持ちもあったけど、ほわっと幸せになれた。
Posted by
小さな町にある不思議なオルゴール店の話し。 不思議な「耳」をもつ店主が、そこに来るお客さんの希望にそった(?)オルゴールを勧めていく。 エピローグごとに短編集のようになっているので、読みやすかった。読んでいくにつれタイトルの「うるさすぎる」の意味がわかった。そしてちょっと泣ける話...
小さな町にある不思議なオルゴール店の話し。 不思議な「耳」をもつ店主が、そこに来るお客さんの希望にそった(?)オルゴールを勧めていく。 エピローグごとに短編集のようになっているので、読みやすかった。読んでいくにつれタイトルの「うるさすぎる」の意味がわかった。そしてちょっと泣ける話にもなっていて心温まる感じがよかった。
Posted by