ありえないほどうるさいオルゴール店 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
北の街の、細い路地の奥にひっそりとたたずむ、小さなオルゴールの専門店。 言葉にできない思いを抱えた人々が訪れたとき、その人の心の中に流れる音楽を聞き取る“耳利き”の職人が、世界にひとつだけのオルゴールを作ってくれる… 瀧羽麻子さん、2冊目。 北国の美しい街並、金色のオルゴールの音色、心優しくおだやかな職人、美味しいコーヒーの香り。 店の名前も、青年の名前もあえて書かないままに、ラストでは青年と瑞希が新しい土地へともに旅立っていったことが語られる。 こんな言い方はいかにも軽薄だけれど、癒される要素満載で、素直にその空気に任せて、癒されていたいと思わせる。 最近、こういう設定の物語が増えているのは、それだけ誰もが…癒しや居場所を、希望や救いを、物語の中に求めているのだろうか。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
P193 実はそれも店長のはからいである。飲み終わるまで時間がかかるでしょ、得意げに笑っていた。 このシーンが一番好き。 同僚がおススメしていた本。 なんだか温かいお話に触れたくて読んだ本。ポカポカした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
穏やかで優しい物語り。心の中で流れている曲をオルゴールにしてくれる…それは、その人が自覚してない曲ばかりだ。私の中にはどんな曲が流れているのだろうな?
Posted by
オルゴール店が主役かと思いきや、オルゴール店がひっそりと寄り添うお話。なのでムカイさん(仮)不思議な存在のまま。 どのお話も少し前を向けるお話で心に負担なく読める。続きも出てるみたいなのでぜひ読みたい。
Posted by
登場人物たちの心を上向かせる不思議なオルゴール店。 誰かのきっかけを作る重要なお店なのにオルゴール店でのシーンがとにかく少ない。 もっとお店の雰囲気を味わいたかったかな。
Posted by
小説だからこそ綺麗な音がより綺麗に感じられる気がした。 不思議な話だけど話毎にほっこりするような話だった。 これは店主を表現したタイトルなんだろうと思うけど、もどかしいほど静かなオルゴール店は一体どんな内容で誰のタイトルなのかが気になる所。
Posted by
初読の作家さん。気になっていた本でしたが、図書館で続編を見つけたので一緒に借りてきて読みました。 現代社会において、人生で音楽に触れないことなんてないですよね。授業でもあるし、出かけたら行く先々でBGMが流れてるし。電車の発車も電話の着信も、メロディで教えてくれる。 私の場合...
初読の作家さん。気になっていた本でしたが、図書館で続編を見つけたので一緒に借りてきて読みました。 現代社会において、人生で音楽に触れないことなんてないですよね。授業でもあるし、出かけたら行く先々でBGMが流れてるし。電車の発車も電話の着信も、メロディで教えてくれる。 私の場合、何の曲なんだろうなと考えながら読みました。好きなバンドは山ほどあれど、コレ!というのはあまり思いつかないし。気になるなぁ。 全体的に読みやすく、でもほっこりできて癒しの読書時間となりました。続編も読むの楽しみ。
Posted by
一つ一つは、すごーく良い話。 私の好みのハートフルな話。 でも、オルゴール店主が謎過ぎて、 素直に感動できない。 次作も出たから、それを読めばスッキリする? 今はただ、モヤモヤしている。
Posted by
なかなか気になるところで終わってしまうので、どうなったんだろうともどかしくなってしまった(笑) 読者の想像におまかせしますと言わんばかり。 それも楽しみの1つとして、物語の登場人物たちのその後を自分好みに変えて完結させた。 ただもう少しヒントがあると、もっとワクワクできたかなと感...
なかなか気になるところで終わってしまうので、どうなったんだろうともどかしくなってしまった(笑) 読者の想像におまかせしますと言わんばかり。 それも楽しみの1つとして、物語の登場人物たちのその後を自分好みに変えて完結させた。 ただもう少しヒントがあると、もっとワクワクできたかなと感じてしまった。
Posted by
「よりみち」、「はなうた」、「おそろい」、「ふるさと」、「バイエル」、「おむかい」、「おさきに」の7つの連作短編集。 あるオルゴール店の店主が、人生の岐路にある登場人物たちの背中を押す思い出の一曲を不思議な力で聴き出してオルゴールを制作する。 いつもの柔らかい文体に優しい物語がマ...
「よりみち」、「はなうた」、「おそろい」、「ふるさと」、「バイエル」、「おむかい」、「おさきに」の7つの連作短編集。 あるオルゴール店の店主が、人生の岐路にある登場人物たちの背中を押す思い出の一曲を不思議な力で聴き出してオルゴールを制作する。 いつもの柔らかい文体に優しい物語がマッチしていて良い作品ではあるのだが、あらすじのこの形はすべての短編に共通していて、同じ展開の話ばかりで飽きてくる。 連作ではなく毛色の違う短編集の中にどれか一つがあればちょうどいいくらいだ。
Posted by