ののはな通信 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ノノとハナの2人の女の子のお手紙のやりとりからなるお話。 高校生から大人?40代?までよ2人のやりとり。 全く違う性格の2人は仲良しから、それ以上の関係に。 高校生時代は、すごく微笑ましく思えたんだけど ノノがハナに隠して男の先生と関係を持ってた。 それを知ったハナは許すことができず、純粋なゆえにノノを許しても心の葛藤がすさまじく別れを切り出し疎遠に 大学生時代、ハナは異性の彼氏ができるがどうしてもノノを想ってしまう。ノノには彼女がいたが。お互いを想うあまりにやはり元の関係には戻れず…また疎遠に ハナは結婚 大人になってから、手紙ではなくメールのやりとり。 ハナは幸せでありながらも自分の思うように生きたいと決意し離婚、そしてノノとは連絡不通に… え?え?? ハナ、どこ行ったの?? って終わってしまった… どうか続きを書いてください。 気になって仕方がない。 同性愛という印象より 本当に愛する人への気持ちや思いが素敵だなと思える作品でした。 強い心の持ち主のノノだったが、本当に強いのはハナだった。
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のの と はな のふたりの物語 生きているうちに色々なものと自分なりの折り合いをつけていく 正面から向き合って白黒をつける闘いをすることをやめていく 諦めというか、許容力というか、そういうふうに日常を送ってく 「ふり」をして毎日を過ごす それが大人で、そうでもしないと苦しいこと...
のの と はな のふたりの物語 生きているうちに色々なものと自分なりの折り合いをつけていく 正面から向き合って白黒をつける闘いをすることをやめていく 諦めというか、許容力というか、そういうふうに日常を送ってく 「ふり」をして毎日を過ごす それが大人で、そうでもしないと苦しいことが多すぎるから 向き合うことから逃げずに、自分の道をすすんだ はな そう出来たのは、自分の芯になる のの との時間があったからこそ はじめの印象に反して、真に強かったのは のの ではなく、はな だった そしてそんな はな の影響で のの のこれからは静かに強く前に進んでくのだと感じたところで読了
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愛が詰まった作品でした。 ハラハラドキドキする展開が局所的にあり、最後までスラスラと読み進めました。 読み終わった後には「ついに終わってしまった」という感覚。
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2人の女性の人生を細かな心情まで覗いているようだった。最初はページ数多いななんて思ったけど気づいたら読み終わっていて、人生もきっとそんな感じで終わっちゃうんだろうなって感じがした。常に他人のこと、想いを感じとって生きていきたい。
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いい意味で裏切られた。広い意味での恋愛ものなのだが、どんどん物語は新しい局面を迎える。10代のナルシズムにうんざりと思ったら、40代までお話は続く。描き続けた胆力に参ってしまう。本当の愛と理解ってあるよな。
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すっごいチャレンジなんだろう。往復書簡の形式に戸惑った。でも、そこから生み出せる物語の余韻のため、しっかり描き切った。すごいなと思う。
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ののとはな、二人の文通と女性同士の恋愛物語。表装はお花畑みたいでほのぼのとして可愛らしいが、内容はなかなかどぎついというギャップ。
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三浦しをんの作品としては、異端児な作品。 女子校の同級生同士の文通が、時を経てメールになり、また手紙へ。 同性愛者は、一定数いる同性愛者は、本人の意思でどうすることもできないのに、社会は常識で制度化されて、良識ではみないという彼女たちの感じ方は、考えさせられました。常識と良識。
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タイトルだけで正直、 有川浩さんの植物図鑑みたいなイメージかと 思いこんでいましたが、 ののとはなは登場人物の名前だったという・・・ 内容も読んでてちょっと辛くなってしまい この評価です。 終わり方もちょっと自分はすきじゃなかった。
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読んでる最中から苦しい…。 年齢差で言えばたいして変わらないが、思春期の成長速度というのは凄まじいと感じた。 すごく幼くて愚かに見えるけど、葛藤の中でもがきながら前に進み、成長し大人になってお互いにやっぱり特別な感情を抱くののはな、尊かった。 私もあんな時代があったかなぁ。
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