ののはな通信 の商品レビュー

三浦しをん(著者)

2023/02/17

か、悲しいくらいの中途半端。
第一章の思春期のきらめきと純粋さ。切なさ、エロティシズムすべてに引き込まれたのに、四章は残念。
ここで終わるの？という取り残された感。これから後も二人のストーリーは続くのといった予感も感じ取れないまま終わったのが残念。

2023/01/15

全編手紙形式で進んでいくお話。
20年間思い続けるって本当に凄いし、
徐々に関係性が変化していくのも面白い。
手紙のやり取りだけが
ずっと続いていくから、
途中から少し飽きてしまった。

2022/12/26

2022.12.26読了。
泣いた、すごく好きな一冊。猛烈に人を好きって思う気持ちを経験したことがある人には、胸がぎゅっと締め付けられる作品だと思う。別れてからも、関係性を表せる言葉が見つからないけれど、心の奥深くで繋がっていられるような相手に出会えて2人は幸せだと思う。結局、今までもそして今もこれから先もずっと、お互いのことを誰よりも愛してたのはお互いだったんじゃないかな。はなとののが、どこかで再会してそして今度こそはお互いの手を、心を、離しませんように願わずにはいられない。

2022/11/18

ミッション系のお嬢様学校に通うののとはな。ふたりに芽生えた友情以上の気持ち。甘美で残酷。それでも大人になって遠く離れても消えないふたりの深い気持ち。異性だろうが同性だろうがここまでの相手に出会い想い合い生きていくことは尊い。生身の女子たちのまさに大河小説だった。壮

2022/10/24

[印象に残った言葉]
常識は時代とともに変わるし、常識を採用するか否かは個人の判断に委ねられているものでしょう。常識と良識はちがうわ。・・・(中略)私は自分の中の良識に基づいて、常識に従うかどうかを決めるつもり。
(のの P.66)

好きになりたくて、話に入り込みたかったけどどうしても先が読みたいっていう気になれなくて途中までしか読めてません…。お嬢様の話し方がどうも慣れなかったからかも。ただ、ののとはなの性格とかすごい伝わってきて、二人の関係が変わっていく様を見るのは読んでいて楽しかったです。

2022/10/23

衝撃的だった！
でも先が気になって気になって。
二人の元少女に幸せになって…！とすごく思いながら読んだ。
どーんと重く、深く、青く、、

2022/10/01

百合小説かと思いきやそんなそんな...愛について、生きるということについて、悩み、苦しみ、それでも自らの生き方を決め前を向いた、かつて少女であった二人の女性の物語。『手紙のやりとり』だけで小説になってしまうことにびっくり。さすが三浦しをんさんである。

ラストは読者の想像に委ねられたのだろうか。はなには無事でいて欲しいし、なんなら20年越しにののに会えたらいいのにな、とは思う。

読後も想像が止まらない、素晴らしい作品だった。

2022/08/31

「のの」と「はな」の手紙のやり取りだけで話が進んでいく。
高校、大学そして時を経て20年後…。
手紙を通じて、お互いの生き方が伝わってきた。

2022/08/10

「のの」と「はな」の高校時代から40代まで、手紙とメールのやりとりのみ、実に448ページ。
学生時代、親友と交換ノートやら手紙やらをやりとりしまくってた女なのでめちゃくちゃ刺さった…

終わり方が不完全燃焼だけど、それも2人らしいというか。
駐在妻になったはなと、フリーライターのののの軽快なやり取り、私もああいう明るい中年になれるかなってちょっと楽しい気持ちになった。

2022/08/03

途中までは面白かったんだけどな。
昔自分も手紙を書きまくってたから、こんなこと書いたなーとかこっ恥ずかしい気持ちになりながらも、すらすら読み進んだ。

個人的には、思い出は思い出のまま封印しときたいタイプなので、大人になった2人がまた連絡を取り合って、どんだけ大事な存在か伝えあうのは止めときゃいいのにって思う。
まぁ、女性同士だから美しい話にも見えるけど、男女だったらイヤイヤだめでしょって話。ナンデダロ。