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三浦しをん(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/05/26
JAN 9784041019801

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商品レビュー

3.5

257件のお客様レビュー

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2026/01/04

友情とか愛情とか家族とか一言で括ろうとすると、こぼれ落ちてしまうなにかがある。しをんさんはいつだってそのこぼれたものを丁寧に掬って、素敵な物語を作り上げる。10代から40代までの2人の往復書簡だけで、不思議なくらい情景が、そして気持ちが伝わってくるからすごい。はながいつだって自分...

友情とか愛情とか家族とか一言で括ろうとすると、こぼれ落ちてしまうなにかがある。しをんさんはいつだってそのこぼれたものを丁寧に掬って、素敵な物語を作り上げる。10代から40代までの2人の往復書簡だけで、不思議なくらい情景が、そして気持ちが伝わってくるからすごい。はながいつだって自分の気持ちに正直で、何にも縛られずにいつでも自由に羽ばたける人だってこと、ののは誰よりもわかっていたから、あそこまではなに執着したのかな。人生を支えてくれる宝物のような記憶は、時に逆に足枷にだってなりうるんだなとしんみりしました。

Posted by ブクログ

2026/01/01

実際の時代背景に沿ってののとはなの文通が続く物語 所々で泣いてしまい最後はののと叫びたい気持ちになった 最初はこの関係が男女であったらありえないとも思っていたけど中盤から性別がどうでもよく人間同士なのだと思った 生きていくこと尊重すること自我を通すこと それでも愛すること壮大なテ...

実際の時代背景に沿ってののとはなの文通が続く物語 所々で泣いてしまい最後はののと叫びたい気持ちになった 最初はこの関係が男女であったらありえないとも思っていたけど中盤から性別がどうでもよく人間同士なのだと思った 生きていくこと尊重すること自我を通すこと それでも愛すること壮大なテーマの作品だった

Posted by ブクログ

2025/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み切っちゃった。 最近流行りのXの読書垢の方のポストで何度か見かけてた。三浦しをんさんの本。『舟を編む』より先に手に取ってしまった。 ののはなという優しい響きから、もっとポワンとした印象を思い描いていたんだけど、なかなかひりつくものもあり、最後にはずいぶんと大きなテーマに辿り着いていた。 「のの」こと野々原茜と「はな」牧田はなという高校の同級生の手紙のやりとりで綴られる2人の半生。どうやら2人は私と同世代らしい。交換日記、ではないのよね。毎日会う2人なのに、短いものだとメモのやり取り、わざわざ家で書いてきたものを渡して後で読んでもらう。これもわざわざ郵送、時には速達にしたり「親展」としたり。 2人の関係はいつしか友情を超え、恋愛とお互い認識される。そして最初の別れ。数年の月日を経て大学生になった2人はまたやり取りを始める。 更に2000年代、メールというツールが登場し、違う人生を歩んでいる2人は三たびやり取りを始める。外交官の妻となってアフリカに駐在するはなと東京でライターをしているのの。 面白いのは、15歳から始まる書簡の文章が、時を経てきちんと老成されていってること。と言っても2011年が最後だから、まだそこそこ若いとも言えるんだけど。 はながいたアフリカの国はどうやら架空の国らしい。ルワンダを連想したけど、特に決まったモデルがあるわけではなく、いくつかの出来事を組み合わせてあるように思えた。 きっちり結末をつけたい人には、少し消化不良を起こさせるかもだけど、私はじんわりとしたものが込み上げてきた。

Posted by ブクログ