1,800円以上の注文で送料無料

エンジニアリング組織論への招待 の商品レビュー

4.5

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/01/05

エンジニアリングと経営の両面から、組織がどのように利益や目標を追求すべきか/できるかを説いている。数的モデルも登場し、説得力があるように感じた

Posted byブクログ

2022/11/18

自分的には非常に良書だった。個人レベルの思考方法についてから入り、コミュニケーションを行う上でのメンタリングの重要性、チームにおける開発・マネジメント、組織の力学と徐々にスケールアップしていく流れも良かった。エンジニアリング組織で働く人の学びになる記述が多くある。特にメンタリング...

自分的には非常に良書だった。個人レベルの思考方法についてから入り、コミュニケーションを行う上でのメンタリングの重要性、チームにおける開発・マネジメント、組織の力学と徐々にスケールアップしていく流れも良かった。エンジニアリング組織で働く人の学びになる記述が多くある。特にメンタリングのところは、自分がメンティーの立場だったときに記述されていたようなコミュニケーションを実践できていなかった先輩も多かったし、自分がメンター的立場だったときを思い出すと発言や接し方を反省すべきところがたくさん思い返された。ところどころ、「~は○○といいます」みたいなところでは出典を出した方が良い気がしたのと、筆者の経験を踏まえた自身の考えなのか、出典のある定説なのか分からず、モヤモヤ感じるところもあったが、文章の納得性は非常に高いので、割と素直に理解・共感できた。また、節の中での項目間のつながりがよく分からず、伝えたいことが羅列されているように見えてしまう感もあった。その分を差し引いてもぜひ多くの人に読んで欲しい重要な知見が詰め込まれている。

Posted byブクログ

2022/08/16

エンジニアリングの組織において生産性を高めたいので、読みました。エンジニアリングは不確実性を減少させる活動であるという定義はしっくりきました。ソフトウェアの開発は不確実性が最大の状態から、情報を積み上げてそれを削減していく。計画についても、間に合わせるではなく、完了予定を確定させ...

エンジニアリングの組織において生産性を高めたいので、読みました。エンジニアリングは不確実性を減少させる活動であるという定義はしっくりきました。ソフトウェアの開発は不確実性が最大の状態から、情報を積み上げてそれを削減していく。計画についても、間に合わせるではなく、完了予定を確定させていく、という考え方。アジャイルをするではなくアジャイルになる。ちゃんと計画・設計し、かつ仕様変更に対して俊敏に適応する。それでいて意思決定は遅らせる。プロジェクトにおいて不確実性の観点で優先順位を見極め、よいタイミングで確定させていく。そのためには、実績をもって見積り、計画を立てる。

Posted byブクログ

2022/06/28

予想に反して、所属している会社で起こっていること、行われていることのバックグラウンドを理解することに役立つ一冊だった。 個人的には本書で解説されたようなアジャイルムーブメントの背景は知らなかったので面白かった。 若手中堅向けな印象、OJTトレーナー研修で読むといいんじゃないかな。...

予想に反して、所属している会社で起こっていること、行われていることのバックグラウンドを理解することに役立つ一冊だった。 個人的には本書で解説されたようなアジャイルムーブメントの背景は知らなかったので面白かった。 若手中堅向けな印象、OJTトレーナー研修で読むといいんじゃないかな。 本書終盤に謎の誤字(変換ミスのようなもの)が多いのはどうにも気になったけど本質を損なうものではなかった。

Posted byブクログ

2022/06/08

手元に置いておきたい一冊。自組織にあてはめながら、様々な角度から読むことで悩んだ時のバイブルになると思う。

Posted byブクログ

2022/03/24

頭プラスで働くUXデザイナーが薦める本 https://note.com/hiroko_nozawa/n/n0e11111d4847

Posted byブクログ

2021/11/10

エンジニアリングとは不確実性を減らす作業という定義のもと、個人、対人、チーム、プロダクト、そして組織に対してどのように不確実性と対峙していくかということが丁寧に書かれている。 仕事は学力テストと違い答えのないものが多く、いかにして不確実性と向き合っていくかという観点で大変参考に...

エンジニアリングとは不確実性を減らす作業という定義のもと、個人、対人、チーム、プロダクト、そして組織に対してどのように不確実性と対峙していくかということが丁寧に書かれている。 仕事は学力テストと違い答えのないものが多く、いかにして不確実性と向き合っていくかという観点で大変参考になる書籍だった。 特に以下の内容に気づきを得られた。 ・人や組織は限定合理性によって対立する ・アーキテクチャは組織構造に影響を受ける ・技術的負債が溜まりやすくなるのも組織構造の問題 読んだ直後でまだ飲み込みきれていないので、 日を開けてもう一度読み直してみたいと思う。

Posted byブクログ

2021/10/07

不確実性の削減=情報を生み出すこと、など序盤から刺さるワードが多い。 タイトル通りの内容が非常に良くまとまっていて、手元に置いておきたい一冊

Posted byブクログ

2021/09/05

エンジニアリングを、進めていく上でどのように組織を作っていくべきかについて網羅的に述べた本。最初は個々人の考え方(メンタリング)から始まり、最後は企業というひとつの大きな組織の中でどうしていくかまで話を広げていく。 個人的に面白いなと思ったのが、プロダクトを作る上で大事なのは「...

エンジニアリングを、進めていく上でどのように組織を作っていくべきかについて網羅的に述べた本。最初は個々人の考え方(メンタリング)から始まり、最後は企業というひとつの大きな組織の中でどうしていくかまで話を広げていく。 個人的に面白いなと思ったのが、プロダクトを作る上で大事なのは「不確実性を減らしていくこと」であるので、不確実性を効率的に減らせるオプションを積極的に採用していくべきというものだった。 これにより、いくつか存在する不確かさ(不安)に対してうまく対処することができるというもの。 あまり自分はこの観点で考えたことがなかったので目新しかった。 また、やはりチームメンバーとのコミュニケーションは重要であるし、組織内に閉じた限定合理性をまでに止められるよう意思伝達は正確に行っていきべきだなと感じた。 メンタリングの際も、自分の考えを押し付けるのではなく、あくまで質問ベースで相手の気づきを促す………これはなかなか難しい。 その他にも、プロダクトの目標を再整理するためにリーンキャンバスを利用するというのはなるほどなと思った。 ちょうど今、少人数でこのようなプロダクト作りに取り組んでいるので積極的に試していきたい。

Posted byブクログ

2021/07/23

様々な課題や感情が絡み合って、もつれた問題に対して、さまざまな理論を引用しながら、カテゴライズ、細分化して解きほぐし、解決可能な課題にしていく。個人個人の課題解決から、チーム、プロセス、組織の課題解決ヘと発展させていく。 知らなかった概念が数多く登場し、分かりやすく解説されている...

様々な課題や感情が絡み合って、もつれた問題に対して、さまざまな理論を引用しながら、カテゴライズ、細分化して解きほぐし、解決可能な課題にしていく。個人個人の課題解決から、チーム、プロセス、組織の課題解決ヘと発展させていく。 知らなかった概念が数多く登場し、分かりやすく解説されているが、ちょっと盛り込みすぎて、断片的なイメージだったり、行間を読み解けないところがあって消化不良な感じ。特に中盤から後半にかけての、アジャイルや技術的な負債に関する洞察は、別の書籍に任せた方が良さそうかな。

Posted byブクログ