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こわいもの知らずの病理学講義 の商品レビュー

3.8

65件のお客様レビュー

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2024/03/06

病理学…。生命科学…。生命化学…。すごく分かりやすい説明です。特に、「がん」。ガンは日々生まれ、育ち、何年もかけて大きくなり発言し、変異、展開していく。別の手ごわい進化する生き物ですね。それと戦う人体の仕組みと病理学。勉強させていただきました。

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2024/01/05

医療関係者ではないが人体の構造や仕組みに興味を持っていたので、病理学というタイトルに誘われて読んでみました。 人の体はウイルスなど異物の侵入や細胞の損傷に対しても、免疫や細胞の修復機能によって、体の中が常に一定の状態に保たれるようにできています。 病気になるということは、体が本来...

医療関係者ではないが人体の構造や仕組みに興味を持っていたので、病理学というタイトルに誘われて読んでみました。 人の体はウイルスなど異物の侵入や細胞の損傷に対しても、免疫や細胞の修復機能によって、体の中が常に一定の状態に保たれるようにできています。 病気になるということは、体が本来備えている修復機能ではカバーしきれないほどのダメージを受け続けることで、さまざまな不具合が細胞レベルで起きていると言えます。 病気は怖いもの、辛いもの、といった漠然とした考えから、なぜ病気になるのか、病気になると私たちの体の中でどのような現象が起きているのか、冷静に見つめることが大切なのでしょう。 本書が健康や自分自身の体について、より真剣に向き合うきっかけとなればよいかと思います。

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2023/12/30

病気の成り立ちを、細胞、血液、分子生物学、そしてがんと分かりやすく解説してくれたもの。 著者は極力普通のオッチャン、オバハンが理解できるように書いてくれたらしいが、専門用語の理解はかなり難しく読み進めるのには骨が折れた。語り口は申し分なく平易ではあったが。 もとより病気の種類は...

病気の成り立ちを、細胞、血液、分子生物学、そしてがんと分かりやすく解説してくれたもの。 著者は極力普通のオッチャン、オバハンが理解できるように書いてくれたらしいが、専門用語の理解はかなり難しく読み進めるのには骨が折れた。語り口は申し分なく平易ではあったが。 もとより病気の種類は山のようにあるので、全部について触れるわけにはいかないので、今や二人に一人はなるがんについての解説におよそ2章を割いている。 要は、老化と共にがん化する細胞が出てくるのは避けられないし、がんの形態も様々なので薬が効くやつ効かないやつ等、ある意味運次第ということらしい。 がん治療も進歩しているが、がん細胞もその進化を止めないので、その戦いは中々先が見えない。 個人的には持病も色々あるし、歳も歳なのでがんは怖いが、敵を知ることはその戦いの一歩になるので、本書に出会えたの良かった。ブックガイドの側面もあるのでお得です。

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2023/12/14

専門用語が覚えられないので、難しかった。 なんとなくはわかった。 文章は面白い。 長生きしたら癌になるのは仕方ないようだ。

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2023/10/22

病気の仕組みについて時には脱線もありの講義を聞いているかのようでした。少しはわかったような気になりました。病気は身近な存在ですので、入口部分だけの知識でも知っておくと安心かもしれませんね。へーっていうことは数多くありました。一般教養として必要かもしれませんねえ。

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2023/06/29

興味深い雑談を挟みながらわかりやすく病理学やがんについての知識 細胞、血液、分子生物学、がんと、歴史や最近の研究まで含めて解説。 これで少しは病気になった時の医者との話もできるようになったかも。

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2023/06/04

ドラマとかで病気になった人が『先生にお任せします』と言ってるシーンがあったりするが、あれはすごす無責任な態度なんだな、と思った。 病気のこと、自分の体のこと、知ろうとする姿勢が大事。 分子標的薬のお話が特におもしろかった。 またAIとこれからの医療についても述べられていて興味...

ドラマとかで病気になった人が『先生にお任せします』と言ってるシーンがあったりするが、あれはすごす無責任な態度なんだな、と思った。 病気のこと、自分の体のこと、知ろうとする姿勢が大事。 分子標的薬のお話が特におもしろかった。 またAIとこれからの医療についても述べられていて興味深かった。

Posted byブクログ

2023/05/30

これ以上簡単にしたら逆に意味がわからなくなる、ぐらいまで噛み砕いてくれる講義。ちょこちょこ入る雑談が面白いのでもっとください…詳しくはこちら!と紹介してもらった本も面白そうでストックが溜まった。Happy

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2023/04/23

結構軽い語り口で、分子病理学(だっけ)の先端の話を説明してくれる。 最後は、癌。 病気の「理屈」はそう難しくない。 という話。

Posted byブクログ

2022/05/02

病気の成り立ちと、治療薬の成り立ちについて、事細かにわかりやすく説明してくれている本。 ロビンス『Basic Pathology (基礎病理学)』の24章の章立てに基づき、そのうち8章ある総論の部分から、「細胞の損傷、適応、死」「血行動態の異常、血栓症、ショック」「腫瘍」」の3つ...

病気の成り立ちと、治療薬の成り立ちについて、事細かにわかりやすく説明してくれている本。 ロビンス『Basic Pathology (基礎病理学)』の24章の章立てに基づき、そのうち8章ある総論の部分から、「細胞の損傷、適応、死」「血行動態の異常、血栓症、ショック」「腫瘍」」の3つの章についての楽しい説明です。この本には取り上げられていない「炎症と修復」「免疫異常による疾患」などもぜひ知りたいところですが。 細かい部分については「なぜそれがそうなるの?」とよくわからないところも結構ありましたが、概略について知るにはめちゃめちゃわかりやすかったです。 病気の仕組みがいかに解明されていき、薬がいかに開発されていったかについても書いてくれていて、やっぱ役に立ちそうなことばかり研究してるんじゃなくて、いわゆるマッドサイエンティスト的な人のマッドな探究心が、新しい発見には欠かせないんだなぁと読者が感心するように書かれています笑。実際おおいに感心して度肝抜かれましたし、医学の進歩のスピードがわたしの思っているよりとても速いこと、そしてそんな時代に生まれたラッキーさをしみじみ味わいました。 医者は信用できなくても医学は信用できる! 頭いい人はほんとに頭いいな〜。 常識にとらわれてるような人には新しい発見はでけへんのやなぁ(常識にとらわれていない人が発見した新しい事実は常識からかけ離れているが故にすぐに日の目を見るわけではないこともあるのだなぁ)。 読み物としても面白かったし、生き物の身体の仕組みの不可思議さに打たれております。エホバの証人さんなら「こんな素晴らしい仕組みは神にしかつくれない→故に神は実在するのです」とか言うところですね。ちなみにエホバの証人さんのことも出てきます。彼らのおかげで、それまでの医療では当然とされていた過剰な医療行為が判明したそうです。 とにかく面白いのでオススメ。 科学に対する信頼が増す本です。

Posted byブクログ