死刑にいたる病 の商品レビュー
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存在も知らなかった著者であるが、映画され興味を持たせる題名だったので見たかったが近くに上映館がなかったので原作を読む事にした、そしてまんまとシリアルキラー榛村大和に騙されてしまった。主人公は大学受験に失敗して鬱屈した人生を送っている筧井雅也で、ある日突然大和から手紙が送られて、ただ一人だけ自分で行っていない殺人を晴らして欲しいと頼まれた、しかしそれはただ人を操って楽しむだけの大和の罠であった、危ないところで大和の心理操作が解けたが、本当にこのようなサイコパスは存在するのだろうか、随分恐ろしい小説であった。しかし映画の阿部サダオでは美男子の大和とマッチしないんだが、まあDVDで映画もチェックしてみよう。
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9割同調し、残り1割を相手に任せて、 人物の行動を楽しんでる、、、大和 たぶん、大和自身そんな自覚もなく ただただ、楽しんでる部分に恐怖を覚える
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死刑囚の榛村とのやり取りで、主人公とともに読んでいる自分もどんどん榛村の思惑に流されていってしまっていた事に後で気付かされる。 なるほど、こういう展開か。と単純にわかったつもりで読み進めると、あれよあれよと覆される。 榛村は最後まで不気味であり、不思議な魅力のある人物だと思った。
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榛村大和という人物の怖さが読み進めていくうちにどんどんと分かっていき、一気に読んでしまった。こんな人物に倫理や人間のかかわり方を説いてもダメなんだろうなと思った。人間の怖さ、弱さなども感じられる作品。
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筧が選民意識丸出しの序盤は読みにくかった。人格が完全に振り切れている榛村大和との絡みで、変転し、物語が動き始めたらもう一気読みでした。 引き込まれ、支配され、罪悪感で縛られる。 榛村大和のお遊びは容赦ない。
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読後、うわぁー、て声が出てしまった。 ドキドキしながら、さてこの結末は一体どこへ転がっていくのか、と。 連続殺人鬼・榛村からの手紙を受け取って 『最後の一件だけは冤罪だから証明して欲しい』と言われる主人公・雅也。 榛村の手口はエグい、とにかくエグい。 読んでてウゲェとなりそ...
読後、うわぁー、て声が出てしまった。 ドキドキしながら、さてこの結末は一体どこへ転がっていくのか、と。 連続殺人鬼・榛村からの手紙を受け取って 『最後の一件だけは冤罪だから証明して欲しい』と言われる主人公・雅也。 榛村の手口はエグい、とにかくエグい。 読んでてウゲェとなりそうなくらいエグい。 そんなヤツの手口とは明らかに違う最後の一件。 さてさて。 というわけで主人公は翻弄されるわけです。 読み始め、レクター博士かよ、とかツッコミながら読めてたけど、 この翻弄されっぷりに、あれ?おや?え?とか思っているうちに結末を迎えて… うっわーーー…。 殺人鬼恐るべし。 読み応えのある一冊でした。 ところで、映画化されてるそうで。 榛村さん、年齢の割には若く見える、美男子。 若い頃は美少年。細目。手指美しそう。 ……阿部サダヲ…?え?阿部サダヲ? 違うでしょーというツッコミを入れてしまいました。 でも観てみたい。
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死刑にいたる病 シリアルキラー榛村の話。 嘘をつくときは九割真実を混ぜる。残りの一割が嘘で、もっとも重要なところを嘘で語る。 そうすることで、弱い部分がある人間は騙されて、マインドコントロールされてしまうようだ。 一度支配されてしまった人間は、支配者から離れても影響を受け続け、壊れた歯車が直ることはない。 映画版も面白いのかな?
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後味スッキリしない、気持ち悪い犯人であった。頭のいいサイコパスであり、マインドコントロールも長けている。その武器を持って刑務所に居ながらも外界の一般人をコントロールする。そして、犯人の極限はただの遊び感覚というところが頂けない。初めて見る文字が多々みられたが、文章としては読みやす...
後味スッキリしない、気持ち悪い犯人であった。頭のいいサイコパスであり、マインドコントロールも長けている。その武器を持って刑務所に居ながらも外界の一般人をコントロールする。そして、犯人の極限はただの遊び感覚というところが頂けない。初めて見る文字が多々みられたが、文章としては読みやすかった。
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あーーーっ、面白かった。という感じで読み終わったが、振り返って考えると何故平気な気持ちで読み終わったのか不気味な気持ちになる。
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見た目は美しく繊細で、誰もがまさかあの人が?!と思わせるシリアルキラー。真実は、とてつもなく卑劣なやり方で少年少女を痛めつけた人間。彼に知らぬ間に惹かれながら、冤罪を探す主人公が自分の人生の真実も知る。エンディングも心地よくない傑作。
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