死刑にいたる病 の商品レビュー

櫛木理宇(著者)

2023/07/02

映画の予告で気になったので読んでみたらおもしろかった。登場人物みんな悲惨な過去経験してるなー。いろいろ物語が繋がっていく感じが読んでて楽しかった！

2023/06/22

親に虐待された子供達の人生狂ってしまうことを書いた作品が多い中　これは最悪な形で不幸の中を生きていく話だなぁ。虐待にあった子を保護してもらっている中なのに一度傷つき病に侵されると治らないのか… 暗いままどうしろというのか…で終わる話

2023/06/20

Netflixで映画版が気になったので、その前に原作を。

マインドコントロール恐ろしい。主人公と一緒に大和に支配されていく感覚に陥れる。魅力的な人物の言葉を素直に受け止めれなくなりそう。

2023/06/08

映画化より先に読んでおきたかった作品。内容は気味悪いものの、かなり読みやすくて一気読みだった。
後半から話の展開が早く、まんまとその展開に引きずり込まれるなんとも言えない気持ちよさがあった。
でもやっぱり内容自体はかなり気持ち悪い。

2023/05/28

結末を知ると怖いと感じる作品でした。
読み終わったあと、筧井雅也が調査している頃、榛村大和が拘置所で何を思っていたかを考えると鳥肌が立ちます…。

2024/02/24

選民意識が高く、周囲の人を見下しながらも自分を客観視でき、過去の栄光と現状とのギャップに絶望を感じている序盤の雅也も、秦村やその関係者との関わりを通して変わってきた雅也にも好感が持てました(笑)
能はないくせにプライドだけは一丁前、しかもそれに無自覚な大人って、実際結構いますよね。。
その点雅也は高校生の時点で挫折を味わって、大学でも周りのレベルが低いと思いつつも、そこでうまくやれてない自分はそれ以下ではないかと気づいているところが良かった。きっと社会に出てからはもっと味のある人間になりそう。

秦村のサイコパスっぷりと複雑に絡んだ人間関係が気になって、中盤から一気に読み進めました。
結末は、すごく面白い！というわけではありませんでしたが、全体を通して私は好きでした。

2023/05/21

2023/4/21読了

この本が話題になった時少し気になって
知り合い映画見に行ったので感想聞いたら
普通のパン屋のおじさんだと思ってた人が連続殺人犯だった、後味悪い話
って聞いて手を出さなかった。

ふと思い出して読んだら、私はドはまりしました。
というか、あらすじが想像と全く違った。

もっとグロいかと思ったけど、そこらへんの表現はなでる程度。
シリアルキラーってどんなものか説明してくれてる優しさ。
それより、読み進めていくほどに人間関係が蜘蛛の巣状態。
え？…ええ?!…そういうこと?!…そうなるのかー…面白い。
って感じで、もうどんどんページ進んだ。

遺伝だとか環境とかで犯罪犯していいとは言えないけど、
榛村に対する印象とか結構面白かった。
主人公軸で読むと多分心理学的な要素多いけど、他の人からしたらサイコパスだったり洗脳みたいなイメージもあったり。
でも年上はなかなか洗脳しにくいね、だから年下なのかな。

最後は感想でも多いけど、後味悪いかもしれない。
でも私はゾクゾクしてしまった。
もし主人公みたいに気付かない人がいたら、榛村は何をしでかすんだろうって。
あの子はどうなるんだろうって。
こういう、読み手に空想の余地を残すのは私は好き。

この著者の作品初めて読んだけど、結構サイコ好きなので
また気が向いたら読みたい。

2023/05/21

途中まではぐいぐい読み進めたが...最終的にはNot for meであった。シリアルキラーなんていいものじゃないね。

2023/05/12

おむしろいいい。
3日ほどかけ一気に読んだ。
映画も見てみたい。
シリアルキラーが身近に描かれていて惹きつけられた。
ハイムラの読み方がわからず、ずっとシンムラだと思ってた。でも本当はどっちなんだろう。

2023/05/09

　そんなところに着地するのか…。何とも後味の悪い読後感。友達は自分を映す鏡という記述にとても納得した。雅也ほどまではいかないとしても、人間関係こじらせていた当時の自分に教えてあげたい。幼少期に虐待を受けた経験はすぐに犯罪に直結しないにしても、後の人格形成に影響を与えるのは決定的。虐待が犯罪を犯した正当な理由にならないのはわかるが、真っ当に育った人間もいると切り捨てるのもどうなのか。まぁ、榛村はサイコパスなので同情の余地も少ないのだが。
　大量の手紙は検閲通るのかという点と、さすがに弁護士が他にも同じ書類を送っている人がいるのを警告しないのかが疑問。