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さよなら、田中さん の商品レビュー

4.3

185件のお客様レビュー

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    77

  2. 4つ

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2021/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生が書いたという前評判から借りてみた一冊。 読んでみてびっくり!  続きが早く読みたくなるストーリー展開だけど、とっても自然な書き方です。 あっという間に読了しちゃいました^^ 要所要所でてくることわざ的な言い回しがとても中学生とは思えないです。 花実ちゃんもおかあさんも、すごく親しみのもてるキャラクターで、続きが楽しみです♪

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2021/09/25

「12歳の文学賞」を、10歳から三年連続で受賞した、鈴木まりかさんのデビュー作。中二の時の作品で、受賞作品二作を含む連作短編集。 父親がいない少女と、建設現場で働く母親を取り巻く学校や友人の物語。小学生達がリアルなのは当然だけど、大人の考え方や感情もキチンと描かれ、感心することし...

「12歳の文学賞」を、10歳から三年連続で受賞した、鈴木まりかさんのデビュー作。中二の時の作品で、受賞作品二作を含む連作短編集。 父親がいない少女と、建設現場で働く母親を取り巻く学校や友人の物語。小学生達がリアルなのは当然だけど、大人の考え方や感情もキチンと描かれ、感心することしきりです。というか、西加奈子のサラバのような感じで、普通の文学作品として読めました。 おかず確保の為に神社に銀杏を取りに行ったら、七五三の撮影に綺麗な着物で来ていたリッチな友達家族にバッタリ。「私が羨ましいのは、自分よりうまく銀杏が取れる人。差がありすぎて、着物を羨むのは、グラミー賞の歌手を妬むのと同じだ。」なんて表現、なかなか大人にはできないと思います。

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2021/09/06

るりかちゃん2冊目。書き下ろしも小学生の時に書いたのかはわからないけれど、先日読んだ中学生の時に書いた作品とはなんとなく違いを感じる。(どちらも娘にも読んでほしい)高校生になったるりかちゃんの作品を読んでみたいと思った。

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2021/09/05

軽快な文章で、思春期の子どもの心の動きや目線を思い出させてもらえる。悲しい時、腹が減っていると、余計に悲しくなる。辛くなる。そんな時はメシを食え。 小学生が書いた本、ということは意識の外において読んでみましたが、普通に面白かったです。

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2021/09/02

テンポよく話が進む、表現もこの表現や言い回しをよく知っているなという驚きや発見もあり、作品の構成が素晴らしい。ぜひ一読を。

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2021/08/29

最後に作者の年齢を見て驚いた。 表紙から、大人が読むには簡単すぎるのではないかと思ったが、はっとさせられるところも多かった。 最後の「さよなら、田中さん」の章は、自分の家族とも重ねてしまった。 自分の弟は受験に失敗し続け、父母にお前はダメだと言われて育った。 最後は実家から遠...

最後に作者の年齢を見て驚いた。 表紙から、大人が読むには簡単すぎるのではないかと思ったが、はっとさせられるところも多かった。 最後の「さよなら、田中さん」の章は、自分の家族とも重ねてしまった。 自分の弟は受験に失敗し続け、父母にお前はダメだと言われて育った。 最後は実家から遠く、父母も弟も第一志望でも無い学校へ受かり、一人暮らし。 この章の少年も、弟も、その家族も心には大きな傷を負っているはずだ。 しかし、今後どうしていくかが大事だと力強く前を向いて歩いていきたい。

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2021/05/28

毎日をたくましく生きる、田中さん親子の物語。食べること、正直に生きることって、それだけで十分説得力があることですね。田中家の食事、わたしもお呼ばれしてみたいです。

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2021/04/04

ほんとにほんとに面白かった! キラキラ希望に満ちていて優しいお話。 中学生で文章中にこんなに大喜利を発揮するなんて、相当お笑い好きなんだろうなあ〜〜、と勝手に思った。 構成も素晴らしくて、情緒的な描写もすごくうまい! くすくす笑いながらも、胸がグッとなる。 人は年齢じゃないけど...

ほんとにほんとに面白かった! キラキラ希望に満ちていて優しいお話。 中学生で文章中にこんなに大喜利を発揮するなんて、相当お笑い好きなんだろうなあ〜〜、と勝手に思った。 構成も素晴らしくて、情緒的な描写もすごくうまい! くすくす笑いながらも、胸がグッとなる。 人は年齢じゃないけど、こんなに客観的に物事を見ている中学生がいるのか、と驚いた。 「エロのくせに泣き虫かよ!」というセリフ、あまり組み合わせのない言葉で面白く、しばらく笑いが止まらなかった。 他の作品も読んでみようと思った。

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2021/03/19

[記録用] ニートのけんとの言葉は自分にも刺さるものがあった。もちろんお母さんの言葉も。 花も実もある が特に好きでした。

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2021/02/25

改稿されているものの本書に挿入された作者の小学生時代の作品とそれ以外の編を比べると、作者の著しい成長度合いがわかる。 なんと末恐ろしい。

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