さよなら、田中さん の商品レビュー
貧しいながらも、明るくしっかり者の小学生花ちゃんの日常の5つのお話。日常のお話というか、、うち、貧乏なんだよね、、ということにまつわる話なんだけど、嫌味なく楽しく読みつつも、、時折、これ小学生がほんとに書いたのだろうか?と思える、文章表現、語彙力に驚く。 5つのお話の中では、「い...
貧しいながらも、明るくしっかり者の小学生花ちゃんの日常の5つのお話。日常のお話というか、、うち、貧乏なんだよね、、ということにまつわる話なんだけど、嫌味なく楽しく読みつつも、、時折、これ小学生がほんとに書いたのだろうか?と思える、文章表現、語彙力に驚く。 5つのお話の中では、「いつかどこかで」が一番物語性があり、おもしろく、ちょっとほろりとして、よかった。 作者は貧乏とは無縁ゆえ、興味深いこともあり、貧乏暮らしの設定にしてみたのではと思うけれど、設定ありきではなく、等身大の自分として色々書いてみてほしいと思う。 いい編集者さんが鈴木るりかさんにつくことを、切に願いたい。
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途中で語り手が変わって物語が展開していき、とても面白く、また感動しました。ぜひ、続きを読みたい。 中学編、高校編、と展開して森絵都さんの「みかづき」のような大作になっていくと面白いな。 著者の感性は素晴らしいです。 著者の作家としてのの成長も楽しみです。
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いやあ、ただただびっくり!これ、本当に中学生が書いたの?読み始めは色眼鏡をかけて(中学生が書いたものだから多少大目に的な感じで)読んでいたのだが、すぐにそれは間違いだったと思い知らされた。 最初からそんな先入観がなくても十分面白く、そしてすぐに引き込まれてしまった。とにかく面...
いやあ、ただただびっくり!これ、本当に中学生が書いたの?読み始めは色眼鏡をかけて(中学生が書いたものだから多少大目に的な感じで)読んでいたのだが、すぐにそれは間違いだったと思い知らされた。 最初からそんな先入観がなくても十分面白く、そしてすぐに引き込まれてしまった。とにかく面白い!そしてホロリとさせられたり、時には清々しい気持ちにさせられたり。 物語としては、貧しい母子家庭の小学生の女の子、田中花実の目線で語られ、毎日の出来事だったり貧乏でも逞しく生きるってことがメインとなり、まあ、そこまで大きな事件があったりするわけではないのだが、それでも面白い。お母さんは貧乏でも逞しく、毎日を笑って過ごすことのできる人。そしてそんなお母さんに育てられた花ちゃんは賢くて可愛い子。 普通、こんな境遇だと心が病んだり、反抗したりするだろうなと思っても、花ちゃんは素直で良い子に育っている。本当に逞しい。 途中途中、著者である鈴木るりかちゃんの顔を確認するのだが、本当にこの子が書いたのかと思わずにはいられなかった。 今後、どんなスゴイ作家さんになるのか期待大。ただ、結局お父さんはどうしていなかったのかな?
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中学生作家の作品、ということで話題になっていたの読んでみたのだが・・・。 全くそんなことは気にならず、読み終わって改めて驚いた。 母子家庭のどこまでも明るい日常が短編で描かれるのだが、テイストは一作一作が微妙に違う。 特に”花も実もある”の完成度がスゴイ。 笑わせる名前の由来から始まって、母親の見合いとそのヒネッた顛末、そして落としどころの巧さ。 もはや、うまい中学生ではなく、上手い作家が中学生というだけ。 今でこのレベルの小説を書けるのだから、次の作品が本当に楽しみ。
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中学生が書いたということを抜きにしても、本当にすごい作品だと思った。 大人でさえ知らない諺や格言!藤井六段に続く驚愕の中学生である。 食べること、生きる姿勢について、深く考えさせられた。最後の章の「さよなら田中さん」は、教育熱心な親ならば必ず胸を突かれるだろう。作者自身が中学受験...
中学生が書いたということを抜きにしても、本当にすごい作品だと思った。 大人でさえ知らない諺や格言!藤井六段に続く驚愕の中学生である。 食べること、生きる姿勢について、深く考えさせられた。最後の章の「さよなら田中さん」は、教育熱心な親ならば必ず胸を突かれるだろう。作者自身が中学受験を経験しているのか、子供の心情がリアルに描かれている。 西原さんによる表紙の絵が、最初はあっているのか?と思ったが、読後はああ、西原さんだからこそなんだなぁ…と感じた。
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主人公の花実が、冷静に自分の状況を見て判断しているのに好感が持てる。 母娘の貧乏生活にくさらず、同級生の心無い言葉に傷つくが、凹まないが読んでいて心地よい。 さよなら田中さんがどういうことか、ようやく最後の話で分かった。心が痛む内容でも、明るく読めて楽しめた。
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いやはや、恐れ入りました。ど真ん中直球でリアル、テンポよく進むし、それぞれの人物がたいへん魅力的。小学4年生のときに見かけただけの「工事現場で働くおばさん」から、ここまで話を膨らませて続編も早く読みたくさせるなんて、ほんとにすごいとしか言いようがない。るりかさん、お父さんのこと、気になるから早く書いて~。全寮制の男の子のことも、二階のお兄さんも、大家さんも。
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小学4年生6年生とかで書いた小説とは思えないほど引き込まれた その若さでいろんな言葉を知ってることにあっぱれです
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神童だわ。 これは神童だ…中学生が書いたなんて絶対思えない完成度…最初から最後までのめり込んだ。 るりかちゃんは日々何を思って生きているのだろうか? どうすれば中学生なのにこんな成熟できるのだろうか… 個人的には、信也君のその後が気になる。 死にたいくらい悲しいことがあったらとり...
神童だわ。 これは神童だ…中学生が書いたなんて絶対思えない完成度…最初から最後までのめり込んだ。 るりかちゃんは日々何を思って生きているのだろうか? どうすれば中学生なのにこんな成熟できるのだろうか… 個人的には、信也君のその後が気になる。 死にたいくらい悲しいことがあったらとりあえず飯を食え。その言葉が中学生から紡ぎ出されたことに衝撃を受けた。なんと心強く人を支えて行くのに相応しい言葉なのだろう。 中学生がこう言うんだ、大丈夫だ! そんな気がしてくる
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いやぁ、るりかちゃん、すごい子だよ。 よく描けてる。 このオカン、私か?と思ってしまうくらい 共感しまくり。 それがこんな子どもっちが書いてるなんて。 まいったまいった。
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