百貨の魔法 の商品レビュー
ファンタジーなのは百も承知。 それでもきっとあると思ってしまう。 人様の心に寄り添うとはこういう事か。 誰かを助けていると思っていても 自分が救われていることは儘ある。 誰かに薦めたいし、丁寧に映像化して欲しい。
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図書館で借りたもの。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語。 魔法のような、というか最後ファンタジーだった。 カバーが可愛い。 第一章での「そのひと」の連呼が気になった~。 わざとなんだろうけど、多すぎて…。 初読みの作家さんなんだけど...
図書館で借りたもの。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語。 魔法のような、というか最後ファンタジーだった。 カバーが可愛い。 第一章での「そのひと」の連呼が気になった~。 わざとなんだろうけど、多すぎて…。 初読みの作家さんなんだけど、ちょっと文章が綺麗すぎに思えた。(好みじゃない…) 百貨店が舞台だから? 話は面白かったから、姉妹作の「桜風堂ものがたり」も読んでみたい。
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新聞広告で「この冬、一番の感動を!!」(大人のための奇跡の物語!)とあったので読んでみた。百貨店を舞台にしたよく出来たファンタジー。題名作でもある終幕の一編が一番好きでした。
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百貨店の高級感が全面に出ているけれど嫌味が全く感じられず 温かなぬくもりで全体が包まれていて 種明かしも優しい気持ちのままで。 全編を通して百貨店に対する愛情が脈々と語られていて、押しつけじゃない程良いさじ加減が絶妙。 作者さんの優しさがあふれ出ていたように感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星野百貨店のような街を見守ることをそっと使命、誇りに思いながら働く人々、環境ができるのは、自分たちが店に大切にされていると感じらるからだと思った。従業員もお客も登場する人物たちが、皆どこか温かく心に一スペースあり、自らを顧みることにも繋がった。
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風早の街にある星野百貨店には、「桜風堂ものがたり」の銀河堂書店がテナントとして入っているというつながり。 そこには小さな奇跡がちりばめられている。第四幕の「精霊の鏡」がよかった。読んでいて温かく幸せな気持ちになれる。
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クリスマスイブで終わる物語を、ちょうどクリスマスイブに読み終えることができました。表紙の絵が好きです。物語に出てきたシチズンの「コスモサイン」という天体時計に惹かれて百貨店で実物を見てきました。予想以上に星々がちっちゃい!ちっちゃすぎて、よく見えませんでした。でも、時計の中に宇宙...
クリスマスイブで終わる物語を、ちょうどクリスマスイブに読み終えることができました。表紙の絵が好きです。物語に出てきたシチズンの「コスモサイン」という天体時計に惹かれて百貨店で実物を見てきました。予想以上に星々がちっちゃい!ちっちゃすぎて、よく見えませんでした。でも、時計の中に宇宙があるって、ロマン溢れてるなぁ。
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不況の煽りを受けている百貨店で働く人々、 創業者の一族などとそれぞれの目線で 過去に消えてしまった夢や二度と逢えない人が この百貨店で夢のような時間に遭遇するという物語。 どの登場人物にも秘めた願いがありますが、 それが不思議なことにこの百貨店を中心にして 過去から未来へと続い...
不況の煽りを受けている百貨店で働く人々、 創業者の一族などとそれぞれの目線で 過去に消えてしまった夢や二度と逢えない人が この百貨店で夢のような時間に遭遇するという物語。 どの登場人物にも秘めた願いがありますが、 それが不思議なことにこの百貨店を中心にして 過去から未来へと続いて誰もが笑顔になれ希望へと繋がるという 読んでいても心が洗われるような思いがする空間でした。 そこには必ず館内に住んでいると噂されている「白い猫」が 現れるというのがまた御伽噺のような楽しさがありました。 私の幼少の頃は百貨店、いわゆるデパートと呼んでいましたが、 休みの日になるといつもより少し身綺麗な服装をして ご褒美にデパートに行ってお子様ランチを食べたり、 屋上の遊具施設で遊んだり、誕生日にはここでプレゼントを買ったりと 特別な時に特別な場所に行くという今とは違った豪華なイメージがありました。 そんな思い出のあるデパートなので この百貨店も何処か懐かしい気がして、 改めて百貨店の良さを思い出させてくれた気がします。 特にこの作品での百貨店は小さな商店街から徐々に大きくなり、 地元に長年愛されている百貨店なので余計に思入れが強くなりました。 このような人の心を豊かにし、お客様の為に楽しませてくれる素敵な 百貨店は良と思うので、不況の煽りで厳しくてもいつまでも地元の人の為に長く続いて欲しいと思ってしまいました。 どの物語も心優しく、温かみのあるものばかりでしたが、 終幕 百貨の魔法の祖父の言葉は感動的で印象深かったです。 ひとの生は砂時計の上になっているようなものなんだ、 足下の砂はさらさらと落ちていく。 思い出も、記憶も、交わした言葉も、 みんな砂のようにどこかに落ちてしまう。 中略 マッチの火のような小さな灯りでも、 誰かの凍えるてのひらを温めることができたら そんな人生が送れたらと思うんだよ 2017年本屋大賞にノミネートされた「桜風堂ものがたり」と舞台が同じになっている姉妹作になっているというので手に取りました。 「桜風堂ものがたり」ほどの心を揺さぶられるものはあまり無いですが、 村山さんらしい独特な世界感がとても良く表れていて、 静かな時間の流れを感じながら、 疲れた心をほぐしたい時にお勧めな作品だと思います。 大人になっても魔法の話というのも 時には楽しく童心に返るので良いかとも思います。
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『桜風堂ものがたり』の姉妹作とのこと。閉店かと噂がある昔ながらの百貨店。館内に猫が住んでいて魔法を使い願いを叶えてくれるという。街の人たちに愛されて来たお店をみんなができることで守ろうとする様子、コンシェルジュの正体も次第に明らかに。村山ワールド、暖かい、暖かい。温もり溢れるお話...
『桜風堂ものがたり』の姉妹作とのこと。閉店かと噂がある昔ながらの百貨店。館内に猫が住んでいて魔法を使い願いを叶えてくれるという。街の人たちに愛されて来たお店をみんなができることで守ろうとする様子、コンシェルジュの正体も次第に明らかに。村山ワールド、暖かい、暖かい。温もり溢れるお話でした。クリスマスに読んでちょうど良かったかな。
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