砂漠 の商品レビュー
理系で本を読まなかった私が、小説を好きになるきっかけとなった本です。 自分の人生を変えてくれました。
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東北を舞台とした大学生5人グループの物語。小説的にはどこにでもあるストーリーに、1人の特別な力がちょうど良いスパイスとして効いている。特別面白い!て訳ではないのに一気読んでしまった。
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社会人としての生活にも慣れてきて、学生時代を思い出しては懐かしむことが多くなったこの頃、「まさしくぴったりなテーマ」な今作に出会いました。 楽しく眩しい日々を送る彼らの物語を羨みながら、ふと「(自分の学生生活ももしかしたら人から見ればこれくらい輝いていたのかもしれない)」と思い...
社会人としての生活にも慣れてきて、学生時代を思い出しては懐かしむことが多くなったこの頃、「まさしくぴったりなテーマ」な今作に出会いました。 楽しく眩しい日々を送る彼らの物語を羨みながら、ふと「(自分の学生生活ももしかしたら人から見ればこれくらい輝いていたのかもしれない)」と思いました。昔の友人に連絡を取りたくなってしまいました…。 そんな自分の過去にもう一度光を当ててくれた『砂漠』、きっと私にとって何度も読み返したり思い出したりする作品だと思います。 素敵な物語に出会えて感謝です。
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最近はミステリーばかり読んでいる中、久々の青春小説でした。他の方が書かれているように麻雀を知っていたら更に面白かったのではと思います。もっと感性の若い時に読んでおけば、年齢を重ねてから再読してもその時の想いが蘇って良かったんだろうな〜。
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とても読み応えのある作品だった。だらだらと平凡な大学生活が描かれているぬるい内容だけかと思いきや、ハラハラするような展開も盛り込まれており、ありそうでなさそうな日常感が丁度よかった。(ぬるすぎず、ありえない内容ではなさすぎず) 西崎の行動力、鳥井の清々しさ、南の思いやり。 登場人...
とても読み応えのある作品だった。だらだらと平凡な大学生活が描かれているぬるい内容だけかと思いきや、ハラハラするような展開も盛り込まれており、ありそうでなさそうな日常感が丁度よかった。(ぬるすぎず、ありえない内容ではなさすぎず) 西崎の行動力、鳥井の清々しさ、南の思いやり。 登場人物の個性が強く、読んでいて楽しかった。 主人公の北村が徐々に鳥瞰型から近視眼型寄りになっていくのもよかった。自分は鳥瞰型だから、西崎や鳥井みたいな近視眼型が羨ましい。 4年間の大学生活がこの一冊にまとまっていて、本当にあっという間なんだろうなと思う。私の大学生活も残すところ半分くらいだから、なるべく近視眼型で楽しんでいきたい。
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久しぶりに伊坂さんの作品を読んだ。「その気になれば、砂漠に雪を降らせることができる」この言葉がすごく好きだ。言葉だけ聞くと何を言っているのかわからないと思う。だけどこの本には「あるかもしれない。いやない」という言葉が多く用いられており、起こらないと予想された物事は、すべて予想を裏...
久しぶりに伊坂さんの作品を読んだ。「その気になれば、砂漠に雪を降らせることができる」この言葉がすごく好きだ。言葉だけ聞くと何を言っているのかわからないと思う。だけどこの本には「あるかもしれない。いやない」という言葉が多く用いられており、起こらないと予想された物事は、すべて予想を裏切って起こっている。しかもほとんどが最悪の形で。砂漠に雪を降らせる=ありえないことを起こすということだと思う。主人公たちは麻雀をやっているシーンが多く 、ルールを完全に理解することはできなかったが、やってみたくなった。 西嶋の性格や話す言葉がすごく好きだ。語尾はですます調なのに、暴論をいっていたり乱暴な言葉遣いになるのが面白かった。常に強気で日本の未来を考えている西嶋なのに、高校時代は暗いもので大学時代にできた友達を大切にしているのもよかった。伊坂さんが描くキャラクターはどこか憎めないところがある。
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大学生僕とても共感 ゆったりとした時間なんだけど事件が潜んでいる感じがリアル 世界観に浸るという読書の醍醐味が味わえる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大学生の物語。 何気ない日常から、青春がよく描かれていて楽しい学生生活を送る登場人物たちをいいなあと思った。 事故や事件が起きてハラハラする場面もあり、読み進めるのが面白かった。 西嶋が印象的で、言葉の一つ一つに重みがあり物語のキーパーソンだも感じた。南の超能力も、信じられないけれど本当にあったらすごいと思う。 最後の学長の話が印象的だった。
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大学生らしい面白かったりくだらなかったりする小さなエピソードの連続が、意外な結末へと繋がって、また続いていく。
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大学生の物語。 昔読んで今でも面白かったから思い出す。内容は殆ど覚えてないのだが 超能力を信じない、再現性を求める世界を否定してたのが印象的。超能力が嘘か本当かどうでも良くて、あると仮定するだけでどれだけ世界が愉快に見えるか。その精神性は私の心の空洞を作る意味でも重要である。
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