地の星 なでし子物語 の商品レビュー
度胸と自信に満ちた、逞しい耀子に出逢える本書。時代の流れで凋落した遠藤家。耀子は峯生集落の人々と智恵を出し合い、かつて耀子の父らが断念した事業を違う形で興そうと奔走する。常夏荘に集う彼女達の強い想いに、熱いものが込み上げた。彼女達の『やらまいか!』の掛け声に鼓舞されながら続編へ。
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再読。刊行順で2作目のこちらは前作から18年後と時間が経過し10歳だった耀子が28歳の大人へと成長。パート先のスーパーで次々に起こる問題に真っ直ぐに向き合い解決していこうとする姿が小さい頃の耀子とは違い逞しさを感じる。下屋敷の由香里がとてもいいキャラで強くて真っ直ぐで表裏がない強...
再読。刊行順で2作目のこちらは前作から18年後と時間が経過し10歳だった耀子が28歳の大人へと成長。パート先のスーパーで次々に起こる問題に真っ直ぐに向き合い解決していこうとする姿が小さい頃の耀子とは違い逞しさを感じる。下屋敷の由香里がとてもいいキャラで強くて真っ直ぐで表裏がない強い人で、こういう人好きだなぁ。蔵で立海との出来事にドキッとするものの、小さい頃の2人を見てきて引き離された経緯が切なかったのにここでも切なくて。耀子の心の真ん中に青井先生の言葉がきちんとあってよかった。もがき続けるって大事なこと。
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「どうして」と嘆かずに「どうしたら」と前に進む耀子に力をもらえる話だった。続編とは知らずに読んでしまったので、前後もいつか読みたい。
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前作が、境遇の違う子どもたちの成長物語に対して、今作は耀子の成長にクローズアップしたものになっており、やや単調かつ前作の良さが薄まった気もする。とはいえ、耀子のたくましく成長していく姿には、グッとくるし、また熱い気持ちにもなった。 本作発売後、あまり間を置かず、すぐに次作「天の花...
前作が、境遇の違う子どもたちの成長物語に対して、今作は耀子の成長にクローズアップしたものになっており、やや単調かつ前作の良さが薄まった気もする。とはいえ、耀子のたくましく成長していく姿には、グッとくるし、また熱い気持ちにもなった。 本作発売後、あまり間を置かず、すぐに次作「天の花」も発売ということで、何かしらの良い効果を狙ってのものなのかもしれない。早速、「天の花」を読み始めた。 ★3.7
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他の方のレビューを読まずに、出版順にこちらから。 「地の星」を先に読むか「天の花」を先に読むか皆さん悩まれていて、時系列が前後していることに初めて気づいた。 「地の星」では、いきなり燿子が28歳になっていて、しかも結婚して子どもまでいる! 予想外の展開で、しばらく流れについてい...
他の方のレビューを読まずに、出版順にこちらから。 「地の星」を先に読むか「天の花」を先に読むか皆さん悩まれていて、時系列が前後していることに初めて気づいた。 「地の星」では、いきなり燿子が28歳になっていて、しかも結婚して子どもまでいる! 予想外の展開で、しばらく流れについていけなかった。 幼い頃の教えを守っていたら、こんな風になってないんじゃないの?とも思える姿で、ちょっと残念。 でも、後半からは「自分」が前に出てきて、面白く読めた。 「どうして」と嘆くのではなく「どうしたら」と考え続ける。 自分を導いてくれる言葉を忘れないで。
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※このレビューにはネタバレを含みます
なでし子物語の続編。 出版順だとこちらが2作目だが、連載は天の花が先だったよう。だからなのか、1作目との落差に驚いた。 まず、続編としてでなく一冊の完結した本としての展開は退屈。若くして子どもを産んだ専業主婦がパート先のスーパーで才覚を表し、事業を立ち上げる。このあらすじであれば、もっと捻りや思いつかないような発想がほしい。テンプレ的な展開で興味を削がれた。 次に、なでし子物語の続編として読んだ時に、自立と自律を胸に前を向いたはずの耀子の成長した姿がこれか、と落胆がある。大学進学できなかったことを本気で悔いているなら、子どもを育てながらも独学で勉強はできたのでは。流されて自立からは遠いところにあるような。 龍治と立海から大切に思われているだろう描写も、耀子の内面がわからずもやもや。 娘にハープを習うという話は進んだのだろうか。 天の花も楽しみにしていたが、しばらく読まなくてよいかなという気持ちになった。
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あ〜〜順番を間違えた とてもよく出来ているお話で 上手いな〜〜 一気に読み終えたくらい 良かった
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なでしこ物語の続編ですが、母になった燿子さんを中心とした、凋落の一途だった遠藤家立て直しにつながりそうなところで終わっています。この後どうなるのかな?続編はあるのでしょうか?気になるところです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。 幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。 時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。 常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となり―。 (アマゾンより引用)
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執筆順に読みました。ようこちゃんの子どもの頃から順を追ってきたので逞しくなっていく成長を見守るようで感慨深くなりました。 立海せつないなぁ。 どうなる?ミネの森!!続きがあれば読みたいな
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