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地の星 なでし子物語 の商品レビュー

4.1

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2017/12/01

前作から十数年後、すっかり大人になり「おあんさん」を継いだ耀子。 今作では部落の女性たちの働き場所を確保するために奮闘する。 濃密な人間模様は変わらず、前作から成長した子供たちが色を添える。

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2017/11/29

なでし子物語がとても良かったので楽しみにしていて,この本も素晴らしかったです.成長した耀子がその優しさはそのままに強く会社を立ち上げていく姿に感動しました.ただ,前作でリュウカ君とヨウヨが結ばれると確信していたので,最初はずいぶん戸惑いながら読んでいたところもあるのですが,最後の...

なでし子物語がとても良かったので楽しみにしていて,この本も素晴らしかったです.成長した耀子がその優しさはそのままに強く会社を立ち上げていく姿に感動しました.ただ,前作でリュウカ君とヨウヨが結ばれると確信していたので,最初はずいぶん戸惑いながら読んでいたところもあるのですが,最後の方の二人の場面,感無量でした.

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2017/11/21

先に「なでしこ物語」読んでいてよかった。 大人になった燿子の、 「じりつ」の話。 あの幼少のころの数ヶ月の出来事が、 燿子を成長させるきっかけだったのだと 再確認できて嬉しかった。 どうして結婚した相手は龍治で立海でなかったのだろう。 でも、立海が燿子を大切に思っていたこ...

先に「なでしこ物語」読んでいてよかった。 大人になった燿子の、 「じりつ」の話。 あの幼少のころの数ヶ月の出来事が、 燿子を成長させるきっかけだったのだと 再確認できて嬉しかった。 どうして結婚した相手は龍治で立海でなかったのだろう。 でも、立海が燿子を大切に思っていたことは 本当だったようで 最後の蔵でのやり取りに胸が痛くなる。 燿子に「僕らの親のようなことを、きっとしない。だから君が好きになった」 という立海が、なんか切ない。 もう、切な過ぎる。 今の段階では龍治がひどい人に思えてしまうけれど 時間が逆戻りする次作が楽しみ。 燿子の秘めたる力強さには、 また、勇気づけられた。 「やらまいか」だなぁ。

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2020/03/02

2017.11月。 『なでしこ物語』の続き。いろいろどうなってこうなったのかはまだ謎。この2つの間の物語がまた来年に出るらしい。それまで待ちましょう。楽しみ。自立と自律。自分の足で立って生きること。美しく生きること。「どうしよう」ではなく「どうしたら」。自分がやるかやらないか。

Posted byブクログ

2017/11/05

+++ 自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きること―。遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。時が経ち、時代...

+++ 自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きること―。遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となり―。ベストセラー『なでし子物語』待望の続編! +++ 今作は、耀子に焦点が当てられている。常夏荘の女主人・おあんさんと呼ばれるようになり、遠藤家の龍治との間に瀬里という娘のいる母親になっている。凋落した遠藤家のために、スーパーに働きに出ている耀子であるが、そのことについては、遠藤家の内外からさまざま取りざたされもしている。それでも、前を向いて、一歩ずつ歩を運ぶ耀子が、弱々しげだった印象から少しずつ脱皮して、たくましさまで感じさせられるようになっていく姿は、思わず応援したくなる。次作は、一作目と今作の間の物語のようだが、そちらもとても気になるシリーズである。

Posted byブクログ

2017/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

燿子がこの先どうなっていくんだろう。 スーパーでの由香里や他の従業員とのあれこれが面白い。 確固とした男社会に対して、燿子のしなやかな強さが小気味いい。 早く続編「天の花」が読みたい!

Posted byブクログ

2017/10/17

星は天の花、花は地の星、そして、この作品は地上に輝く星たちの物語です! 伊吹有喜 著「地の星 なでし子物語」、2017.9発行です。「なでし子物語」が発刊されたのは、2012.11、数年前のことでした。豪邸の坊ちゃん(立海)と使用人の孫娘(燿子)が女性家庭教師に「自立と自律」を教...

星は天の花、花は地の星、そして、この作品は地上に輝く星たちの物語です! 伊吹有喜 著「地の星 なでし子物語」、2017.9発行です。「なでし子物語」が発刊されたのは、2012.11、数年前のことでした。豪邸の坊ちゃん(立海)と使用人の孫娘(燿子)が女性家庭教師に「自立と自律」を教えられたことが印象に深く残っています。自立は顔を上げて生きること、自律は美しく生きることだったでしょうか! それから約20年後の燿子と燿子を取り巻く人々の物語です。読み応えがあります。一息に読み終えました!

Posted byブクログ