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地の星 なでし子物語 の商品レビュー

4.1

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2018/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・「どうして」ではなく、「どうしたら」と考える。 ・自立、顔を上げて生きること。 自律、美しく生きること。 かつて家庭教師の青井先生から教わった道しるべのような言葉が、この本で再び耀子の生きる方向を決めていく。 友だちのいなかった耀子に仲間でき、起業するというのは今を生きる女性達への応援歌でもある。 しかし、耀子は高校時代全国模試20番以内だったというにしては、言葉を知らない気がする。書生や物流の意味くらい知っていそうなのになぁ…と些細なことですけど。 結婚も、若い時に決めてしまうと後々後悔することもある、時を重ねるだけでも人生経験は大事なものだと年をとるとわかるんだけどねぇ…しかし、千恵さんの作るミネシリーズスィーツやお弁当、食べてみたい。

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2018/08/13

前作で小さな童女だった耀子は本作ではお母さんになっていました。立海と結婚していなかったのが残念ですが、そのへんがまさに物語って感じですよね。ままならない感じが切ないですね。前作から話がすっ飛んでいたので、もしかして一冊位抜かしているのではと不安に有りましたがやはり2作目でした。 ...

前作で小さな童女だった耀子は本作ではお母さんになっていました。立海と結婚していなかったのが残念ですが、そのへんがまさに物語って感じですよね。ままならない感じが切ないですね。前作から話がすっ飛んでいたので、もしかして一冊位抜かしているのではと不安に有りましたがやはり2作目でした。 遠藤家の没落と女性の自立がメインテーマで、世代交代の妙がスパイスとなっております。常夏荘の美しさは健在であれども、省みられることの無くなった場所が次第に荒廃していくのは避けられず、大資本に売り渡してしまおうとする流れ。そしてその流れに抗う耀子たちの奮闘。王道といえば王道ですが、いつの時代も普遍のテーマであります。

Posted byブクログ

2018/07/16

二度読み。 3作品目、天の花を読んでもう一度振り返りたくなり、順番を遡るような形で再読。 この本は自立して行こうという気概が感じられ強く心を打たれる。なんとなく関係がわからなかった人物相関図もやっと頭の中で整理がついた。エンドレスで三作品を読みまわして行きたくなる。

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2021/11/02

幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。 3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。 燿子は燿子らしく大人になってました。 可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。 常夏荘の...

幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。 3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。 燿子は燿子らしく大人になってました。 可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。 常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。 切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。 何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。 2020.4.21 再読。 28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚しおあんさんになっています。 外の世界を知り、自分の足で立てる人になりたいと、スーパーでパートの仕事をする耀子。 大人になった立海との再会と、2人きりで蔵の中で器を探すシーンが切なかった。 青井先生の教えを胸に大人になった耀子が逞しく、常夏荘を守るおあんさんとして、そして一人の働く女として生きる姿にグッときました。 この巻では、龍治の魅力が今ひとつ伝わらないため、立海とのすれ違いが歯がゆいです。 天の花を続けて読みますが、この世界観にまたしばらく浸りたい気分です。 2020/04/21 再読。28になった耀子は、結婚し常夏荘でおあんさんになっています。外の世界を知り、自分の足で立てる人になりたいと、スーパーでパートの仕事をする耀子。大人になった立海との再会と、2人きりで蔵の中で器を探すシーンが切なかった。青井先生の教えを胸に大人になった耀子が逞しく、常夏荘を守るおあんさんとして、そして一人の働く女として生きる姿にグッときました。この巻では、龍治の魅力が今ひとつ伝わらないため、立海とのすれ違いが歯がゆいです。天の花を続けて読みますが、この世界観にまたしばらく浸りたい気分です。

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2018/07/06

1作目は立海くんとの関わりが主でしたが、今回は立海、龍治、瀬里ちゃん、仕事の同僚などなど沢山の人との関わりがとても多いと感じました。 青木先生の「どうして」じゃなくて「どうしたら」という言葉が再び耀子の背中を押します。 1番よかったのはやっぱり立海とのシーン。ほんとに切なくて胸が...

1作目は立海くんとの関わりが主でしたが、今回は立海、龍治、瀬里ちゃん、仕事の同僚などなど沢山の人との関わりがとても多いと感じました。 青木先生の「どうして」じゃなくて「どうしたら」という言葉が再び耀子の背中を押します。 1番よかったのはやっぱり立海とのシーン。ほんとに切なくて胸がきゅーってなります...。あとは龍治のたまに見せる優しさみたいなものがかっこよくて複雑な気持ちでした笑

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2018/07/02

二冊目を読み始め、あれ?これって三冊目?と思うくらいスポッと話が飛んでいて、後で間の話が三冊目として出ることがわかった。あえての飛びようなのですね。 伊吹さんと言えば、そんなに長くないお話のイメージがありましたが、一冊目のなでしこ物語のときにも書きましたが、すいすい興味深く、続き...

二冊目を読み始め、あれ?これって三冊目?と思うくらいスポッと話が飛んでいて、後で間の話が三冊目として出ることがわかった。あえての飛びようなのですね。 伊吹さんと言えば、そんなに長くないお話のイメージがありましたが、一冊目のなでしこ物語のときにも書きましたが、すいすい興味深く、続きがきになり、飛ばし読みもせず、面白く読めました。 えー、そんな話になっていくの?という感はありましたが、それはそれで面白かったです。 一冊目に続けてしっかりとした長編小説でした。次は三冊目を読むぞ。でも、先がわかっているのに、面白く読めるかなぁ。

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2018/06/29

よい!! よかった!!! w 小さな、ただの、女の子だったヨウヨが「おあんさん」になって、立海とも添わず、添った龍治からも精神的に自立・・・ いいなぁ!いいなぁ!こーゆー女の子(私からすればw)は好きだなぁ!!! 「なでし子物語」が、こんなの続くとは!ww そのうえ間違えて...

よい!! よかった!!! w 小さな、ただの、女の子だったヨウヨが「おあんさん」になって、立海とも添わず、添った龍治からも精神的に自立・・・ いいなぁ!いいなぁ!こーゆー女の子(私からすればw)は好きだなぁ!!! 「なでし子物語」が、こんなの続くとは!ww そのうえ間違えて「天の花」を先に読んじゃったんだけど、わたし的にはその順番でよかったかな?と・・・w

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2018/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なでし子物語の続編。 立海と耀子が離れ離れになったところで前回は終わりましたが、本作ではいきなり耀子は女の子のお母さんになっていて、そしてその結婚相手はことあろう龍治であり、ということは耀子は常夏荘の女主人となっていたのです。 というとなんと良いご身分に出世と思いますが、時は経ち、時代は変わり遠藤家も凋落、常夏荘も見る影もなくさびれてしまったのです。 そんな理由だけではないでしょうが、あろうことか女主人の耀子はスーパーでパートなどしているのです。 でも集客が見込めないスーパーは閉店の危機に見舞われます。 そこで耀子が立ち上がり、生き残りをかけた奮闘が始まります。 すなわちそれは常夏荘の存続にもつながっていくのでした。 人が変わったように強くなった耀子とずっと耀子を思って生きてきた立海、これから二人に接点はあるのでしょうか。 と前作と違いめちゃめちゃネタばれになってしまいました。

Posted byブクログ

2018/06/20

常夏荘に来たときの耀子は頼りなげで自信のない子供だった。今はおあんさんと呼ばれ、子供をもうけ強くなったと思う。どうしたら…と考え、みんなと協力しながら仕事する様子は耀子を応援したくなったし引き込まれて読んだ。龍治や立海との関係が微妙で次作を読めばわかるのかなぁー早く読みたい!

Posted byブクログ

2018/05/29

It is a wet blanket being eager to read this novel's sequel!

Posted byブクログ