アナログ の商品レビュー
ちょっと話題になっていたので、ミーハー心から図書館で予約してました。 が、読んでみてびっくり。 文章はかなり稚拙です。表現力ゼロ。無駄に風景描写とか入れない分潔いですけど。 それよりも気になったのは、現代の話なのに時代に全くそぐわない喋り。 昭和初期みたいな古臭いギャクを日常...
ちょっと話題になっていたので、ミーハー心から図書館で予約してました。 が、読んでみてびっくり。 文章はかなり稚拙です。表現力ゼロ。無駄に風景描写とか入れない分潔いですけど。 それよりも気になったのは、現代の話なのに時代に全くそぐわない喋り。 昭和初期みたいな古臭いギャクを日常会話にしていて、今の30代の感覚とはあまりにもかけ離れていて、たけしってこんなにアンテナ低いの?と驚いてしまいました。 更に気になったのは、30代男が皆よく泣く。人前で泣くし大声で泣くし、所構わず泣く。 泣かせるしか悲しみを表現できないからこういうことになるのだ!!悲しみを共有できず逆に鼻白みました。 ストーリーもね、プロポーズを予定していた日にヒロインが交通事故って・・・韓流ドラマ顔負けです。 もしや出版社は・・・と思ったら予想に反して新潮社でした(笑)
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便利な時代に、あえてアナログにこだわる男女の純愛物語。 アナログならではの恋愛、母親の介護と死、仕事での理不尽な経験など、ひとつ一つの要素はうなづけるのだが、作品としてのまとまりに欠け熟していない。一番描きたかったと思われる純愛も、残念ながら表面的過ぎた。 あのビートたけしの小...
便利な時代に、あえてアナログにこだわる男女の純愛物語。 アナログならではの恋愛、母親の介護と死、仕事での理不尽な経験など、ひとつ一つの要素はうなづけるのだが、作品としてのまとまりに欠け熟していない。一番描きたかったと思われる純愛も、残念ながら表面的過ぎた。 あのビートたけしの小説ということで手に取ってみたのだが、率直なところ有名人という作者の肩書きがなければ出版には至らなかったのでは。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに小説を読みました。何年ぶりでしょう。 不思議な読後感です。じわーっと来る。 日ごろ、一息つくと必ずスマホのロックを解除しています。特に重要な連絡を待っているわけでもないのに、LINEやFacebookが気になって、開いてしまいます。 そんなクセはやめようかな、と思いました。
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やさしく、ユーモアがある文体に、大きく包まれるような感覚があった。 登場人物は人情味溢れていて、古き良き時代を思わせる。 恋愛小説だけど、主人公の友人たちとの友情、仕事の話、家族との話など、様々な味わいがある。 人間は効率化を求めても、非効率や計算の外に生きる生き物であって、それ...
やさしく、ユーモアがある文体に、大きく包まれるような感覚があった。 登場人物は人情味溢れていて、古き良き時代を思わせる。 恋愛小説だけど、主人公の友人たちとの友情、仕事の話、家族との話など、様々な味わいがある。 人間は効率化を求めても、非効率や計算の外に生きる生き物であって、それが人間らしさなのだと思わされた。
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文章力がプロレベルではない。 たとえば「彼女はそっと顔を背け頬をぬぐった」といった描写を「彼女は泣いた」と書いてしまう力量。 ストーリーも悪くはないがありがち。 『火花』同様に有名人作でなければ、とても売れないと思う。
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初の恋愛小説という事で興味を持ったので読んでみました。 主人公たちが現代の30代という設定にちょっと無理があるように感じました。 ちょっと期待しすぎてしまいました。 さらっと読める本なので、話題作りや軽めの読書をしたい方にはおススメです。
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主人公(悟)はいまどき珍しいアナログ人間。 幼い頃に父を亡くし、懸命に母に育てられた。 その母も病気を患い今は施設に。 そんな悟の前に、現れた「みゆき」 二人の純愛が始まる。 悪友「山下」「高木」とのくだらない掛け合いが 彼ら3人の友情を際立たせる。 中盤からは、思わず涙し...
主人公(悟)はいまどき珍しいアナログ人間。 幼い頃に父を亡くし、懸命に母に育てられた。 その母も病気を患い今は施設に。 そんな悟の前に、現れた「みゆき」 二人の純愛が始まる。 悪友「山下」「高木」とのくだらない掛け合いが 彼ら3人の友情を際立たせる。 中盤からは、思わず涙してしまう場面も。
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ビートたけしによる小説。 合間合間に入ってくる漫才のような掛け合いはたけし節を感じさせるが、基本的には純愛ラブストーリー。 そこが面白いかは微妙なところだが、作者の人間性を垣間見ることができて良かった。
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確かに結末に関しては 少しご都合主義な所はあるけれど 純愛小説よろしく 大家になったビートたけしが 現代に普通の人として降り立ったらという コントとして考えたので私はスッとはまっている。 建築家の仕事を積み上げていく過程は たぶん映画監督としてのそれと変わらないだろうし、 ユー...
確かに結末に関しては 少しご都合主義な所はあるけれど 純愛小説よろしく 大家になったビートたけしが 現代に普通の人として降り立ったらという コントとして考えたので私はスッとはまっている。 建築家の仕事を積み上げていく過程は たぶん映画監督としてのそれと変わらないだろうし、 ユーモアに関してや受け答えもしかり、 難しく考えすぎないで、夢中になって 【この人木曜日に会えるのかな? 会えたらどうなるのかな?】 という事だけに集中できたので それでよしとする。 アナログとデジタルの二極論のどちら側にたって 批評するよりも こういう恋愛する人もいるんだーぐらいに 留めておくほうがいい。 本当の感想は 自分が木曜日にしか会えない人と出会った時の為に
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元々ビートたけしファンなので、恋愛小説を書くということで迷わず本書を購入しました。 大変読み応えのある小説でした。 悟・山下・高木のやり取りは、作者の知的センスを感じるもので臨場感や情景描写が優れていて、読む者を惹きつける内容でした。 欲をいえば、悟とみゆきのやり取りや想いの部分...
元々ビートたけしファンなので、恋愛小説を書くということで迷わず本書を購入しました。 大変読み応えのある小説でした。 悟・山下・高木のやり取りは、作者の知的センスを感じるもので臨場感や情景描写が優れていて、読む者を惹きつける内容でした。 欲をいえば、悟とみゆきのやり取りや想いの部分は淡泊だったように思いますので、もう少し踏み込んだ部分があってもよかったと感じます。
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